- 2026-3-8
- ChatGPT
こんにちは、中西です。
先日、あるメディアで経営者のインフルエンサーさんが、
「AIにシフトしなくてもいいんじゃないか」
という話をされていました。今の流れに疑問を呈すような内容です。
その方を私は20年ぐらい前から知っているのですが、IT系には弱く、アナログ派の方です。
ある分野では長年一流の結果も出しておられます。
AIも多少扱っておられるようですが、基本的な利用にとどまっておられるようです。
その方が「AIをそんなにフル活用する必要がないんじゃないか」と主張した根拠としては、簡単に言うと、
「AIは優秀な人たちが参入し合う非常に競争の激しい分野になるから」
とのこと。よって個人や中小企業は、この流れに乗るのはイバラの道ではないかと。
その方が言うには、今後数年という単位ならニーズが拡大するので機会は出るけれど、
10年や20年という長期スパンで見た時に、AIをフル活用する選択が果たして正解と言えるのか?みたいなことをおっしゃっていました。
私はこの意見には反対でして、もっと言うと正直間違っていると思います。
ちなみにその方ご自身も、自分の意見に自信があるわけではない、ともおっしゃってました。あくまで今の流れに疑問を呈した、という感じです。
その方はどちらかというと、天邪鬼で世間の流行やみんなと同じ方向には向かわない方なので(だからビジネスでは成功されてますが)、
みんながAIに向かっている流れと逆張りをしたいという感覚と、そもそもアナログ派の方なので、ご自身的にはAIと距離を置きたいのだろうと思います。
ただ、一般化して考えた時に、「AIと距離を置くあり方」というのは、流れとして明らかに間違っていると私自身は思います。
最大の理由は、この方がAIが「トレンド」なのか「パラダイムシフト」なのかの区別がついていないように思われるからです。
上にも書きましたが、「今後数年」であればニーズが拡大するのでAIは儲かるみたいな話をされていて、
けれど10年や20年の長期スパンでは難しいだろうとおっしゃっていたので、AIの流れをトレンドと見ている可能性が高いです。
トレンドというのは、つまりは一時的な流行のようなものです。タピオカが流行ったことと似ています。
確かに、一時的なトレンドであれば、長期的には廃れる可能性があるので、流行りに乗らないという選択肢の方が正解の場合も多いです。
ですが、AIはトレンドではなく、パラダイムシフトなのです。
ここの認識を間違えてしまうと、全ての戦略を間違えることになります。
それはビジネスや仕事だけでなく、プライベートにおいても、勉強においてもそうです。
インターネットが普及し始めた頃に、「インターネットとは今後距離を置く」と言っているようなものです。
インターネットの普及は一時的なトレンドではなく、完全にパラダイムシフトで、なくてはならないインフラになったわけです。
したがって、「インターネットと距離を置く」という選択肢は、どの業界においても間違いでした。
それに早く気づいた人と、後になって気づいた人とに明確に分かれたのです。
AIもそれと同じで、インフラになるものですので、何をやるにしても、ここから距離を置くという選択はありえないと思います。
もちろん、スマホ断ちやネット断ちという生き方もあるように、スマホやネットと完全に距離を置いて生きていくとか、仕事でも一切使わないというような生き方もあるのでしょう。
ですが、時代の流れに完全に逆らう行為ですので、仕事でもプライベートでも、とてつもない機会損失や不利益を被る道となります。
それを差し引いても、ネットを完全に断つ人生を選ぶ方が自分にはいい、という覚悟があるなら、それはそれで1つの生き方だと思います。
ただ、極めて特殊な生き方であり、ネット断ち・スマホ断ちを一般化することはできないのは言うまでもありません。
AIもそれと同レベルのインフラですので、今後拡大することはあっても、すたれることはありえず、
仕事・プライベート・勉強などの全てにAIが入り込んでいく流れになります。
デジタル嫌いのアナログ派のタイプの方だと距離を置きたくなるのは分かりますが、距離を置けば置くほど、AI格差の利益を享受できない側になるのは確実です。
ネットやスマホも、大半の人が生活に取り入れる以外の道はなかったように、AIも生活にがっつり取り入れる以外の道はないと思います。
ChatGPTが登場した直後から、このメルマガでも「これはトレンドではなくパラダイムシフト」と何度も書いてきたので、私の中ではだいぶ周回遅れの議論だったのですが、
AIをそこまで使っていない人だと、ここの部分でまだ間違えるケースがあるのかもしれません。
偉そうに言ってますが、ChatGPTが登場してからの3年間で、私は半年ほどAIと距離を置いていた時期がありました。(たしか2023年~24年あたり)
その距離を置いてた真っ最中は「AIなんて無くても行けるんじゃね?」くらいの感覚でしたが、
半年ぶりにAIを使った時は失敗したと思いました。同時にAIを使っていない人がどういう感覚でいるのかもわかりました。
使っていなくても急には大きな損失は出ないので、「AIなんていらなくないか?」と思ってしまいやすいのです。
しかしこれはゆでガエルの状態で、見えないところで格差は凄まじい勢いで進んでいます。AI格差は見えづらいのも特徴なのです。
改めてまとめますと、AIはトレンドではなくパラダイムシフト(産業革命・IT革命などと同レベルの革命)であり、
ネットやスマホと同じように、ほとんどの人や組織にとって使いこなしていく以外の選択肢はなくなるインフラとなります。
この部分の認識を間違えると、あらゆる部分で考え方や戦略・方向性を間違い、
AI格差が確実に起こる時代に利益を享受できない側になってしまうので、改めてこのAIに対する認識を間違えないようにしたいものです。


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