- 2024-3-2
- ChatGPT
こんにちは、中西です。
このメルマガでは、最近週に1本ぐらいのペースで雑談回を配信しています。
前回は、愛子様の短編小説の全文をご紹介しました(想像以上に好評でした)。
今回は、私がChatGPT以来、もっとも衝撃を受けたAIの話を。
ChatGPTを始めとする AI の進歩がとんでもないことになっています。
どの AI もすごいのですが、ChatGPTの会社(OpenAI)が2週間前にリリースした新しい生成 AI の動画ツールは、
個人的には過去一で衝撃でした。
IT系のクリエイターやエンジニアの知人などに、そのAIを知ってるか聞いてみたのですが、2週間ほど前の時点ではまだ知らない人が多かったです。
何がやばいかというと、端的に言えば
【 実写と区別がつかないレベルの映像を
文字入力で作成できてしまう 】
ということです。
少し前まで「AI で人物が動く動画も作れる」と言っても、実際に動画を見るとほぼ人物は動かずに、
なんとなく立体感があって、少し揺れている程度の動画がほとんどでした(私の知る限り)。
ところが今回OpenAIがリリースした新AIは、普通に実写の動画が作れてしまうのです。
人物も架空の人物ですが、もはや本物の人間と区別がつきません。
画像だったらこれまで普通にありましたが、さすがに実写と同じレベルの動画を作成できる AI が出てくるのは、まだ先だと思っていたら、
想像よりずっと早く出てきてしまいました。
とりあえず百聞は一見にしかず、まだご存知ない方はぜひ確認してみてください。
▼【特報】OpenAIが放つ異次元の新AI「Sora」徹底解説
まさかここまで実写と変わらない動画の AI が、ChatGPTの登場から1年くらいで出てくるとは、 本当に衝撃的です。
もう映画も CM も、クリエイティブな実写の動画系は全部これで行けてしまいそう。
一瞬「こんなとんでもないツールが出てきて誰が得するんだ?」と思いましたが、むしろ素人の方が恩恵を受けて得するのかもしれません。
映像を本業にしている人たちからすれば、ものすごい脅威になるのかも。
あるいはプロの人も圧倒的に便利になるかもしれませんが、
私の中ではどちらかというと、これまで様々な制約で映像表現ができなかった素人が、簡単にプロ並みかプロ以上の映像を作れるようになるという意味で、素人の方が恩恵を受ける気がします。
テキストで実写が簡単に出来上がるなら、 文章が書ければ小中高生でも実写が作れるということですから。
それこそ先日紹介した愛子様が中1で書いたショートショートも、 実写化することも簡単そうです。
また、これまで小説でしかなかったものを、そのまま入力してしまえば、 勝手に実写映画が出来上がる、 みたいなこともあるかもしれません。
特にショートショートぐらいなら簡単に実写化できそうな予感。
もちろんYouTubeやショート動画の配信者も、これを生かしていく人が出てくるでしょうね。
実際に使ってみないと分かりませんが、いずれにしろ1年程度でここまで進歩してしまうというのは本当に衝撃的・驚異的・脅威的です。
1年でこれだけ進むとなると、あと3年ぐらいしたらどこまで進歩してるのか全く想像もつきません。
非常に怖いことでもありますが、こういう大きな変化の時はチャンスでもあるので、なるべくうまく波に乗りたいとは思います(自信なし!)。
現時点でこの新AIがどれくらいの変革を我々にもたらすのか私にはまだ分かりませんが、
とにかくAIの進歩が早すぎるので、ボーっとしてたら、ある日突然職業を失うことすら普通にありそうです。
生き残るには、AI に代替されない仕事を見極めていくしかないと思います。