- 2025-10-30
- 休憩テクニック, 勉強のストレス解消法
こんにちは、中西です。
近年は瞑想をやる人がとても増えてきて、私のコーチングプログラムでも瞑想を習慣にしている人は、老若男女問わずとても多いです。
私自身は少し前まで瞑想にはあまり興味がありませんでしたが、
プログラムで多くのメンバーさんが毎日実践されていて、その報告を毎日受けているので、最近は瞑想の関連情報に触れない日は無い位です。
私自身も最近はマインドフルネスの効果を実感できるようになったので、以前に比べると瞑想については少しずつ引き出しが増えてきました。
一昔前だと、瞑想というのは、なんとなくスピリチュアルなジャンルのイメージがありました。
しかしスティーブ・ジョブズなどの著名人が瞑想をやっていたことや、マインドフルネス瞑想が有名になるにつれて、どんどん一般化してきた印象です。
そんな瞑想の中でも
「超越瞑想(Transcendental Meditation/TM)」
という種類の瞑想があります。
これは世界的に最も有名で、科学的研究が最も多く行われている瞑想法の一つです。
瞑想という言葉を広めた立役者の一つと言っても過言ではなく、瞑想業界では有名な瞑想法です。
世界120カ国以上で実践されており、推定1000万人以上が学んでいるとされています。
また、米国国防総省ではPTSD対策に導入されていたり、AppleやGoogleなどの企業、学校、刑務所、医療機関などでも導入例があるようです。
有名なマインドフルネスと並ぶ代表的な瞑想法として知られていますが、このTMの最大の特徴は「マントラ」と呼ばれる特定の音を心の中で静かに繰り返すことです。
それによって思考が自然に静まり、「超越(transcendence)」と呼ばれる深く安定した意識状態に入ることを目的としています。
このマントラは意味を持たない音で、思考を止めようとする努力をせずに、自然に繰り返す感じで心の中で唱えます。
マインドフルネスが「今ここ」に注意を戻すようにフォーカスすることに対して、TM(超越瞑想)はマントラを使って意識を超越し、心を鎮めようとするものです。
今回はこのTM(超越瞑想)について、新たな研究結果がありましたので、それをご紹介したいと思います。
結論から言いますと、
【 長年にわたってTM(超越瞑想)を実践している人は、ストレスを受けにくくなり、遺伝子も脳も若いレベルを維持し続ける 】
ということがわかりました。※参考:本メール下部に記載
これはマハリシ国際大学が今年に入って発表した研究結果で、対象者を4つのグループに分類して行われました。
1つ目は40年以上のTM実践者、2つ目は12年のTM実践者、3つ目は瞑想をしない高齢のグループ、4つ目は瞑想をしない若年層のグループです。
この4つのグループで遺伝子と脳の機能を解析したところ、
40年以上TMを実践している高齢者は、老化やストレスに関連する遺伝子の発現が有意に低下していました。
これはつまり、TMの実践によって、加齢やストレス関連の遺伝子の活性が抑えられている可能性を示しています。
また、TMの実践者は年齢を問わず集中力が高い傾向があることもわかりました。
脳の反応速度も若者レベルだったようです。
つまりまとめますと、TM(超越瞑想)の実践者は老化やストレスに関する遺伝子の発現が低く、
認知機能が若いレベルで維持されており、
慢性的なストレスホルモンも低い状態だったということです。
ざっくり言うと、
【 瞑想を長く実践するほど、慢性的なストレスが低くなり、若さを維持できる 】
可能性が高まるということになります。
ストレス軽減とアンチエイジングの両方で効果があるというのは、ウォーキングなどの運動と同様の効果ですね。
今回の研究対象はTM(超越瞑想)でしたが、TMに限らず多くの研究で瞑想には今回と同じような結果が出ています。
要は、長期間瞑想を習慣化しているとストレスが減り、脳や体が若く保てる(傾向が見られる)ということです。
瞑想というと、なんとなく「精神統一して心を落ち着かせる」ようなイメージがありますが、実際にはそういう曖昧なものではなく、
健康法や集中法としても非常に実利的な効果のあるテクニックだと言えそうです。
これまで瞑想に興味がなかった人でも、ストレス軽減やアンチエイジングに関心がある方は、よかったら参考にしてみてください。


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