- 2025-7-27
- その他・雑談
こんにちは中西です。
大ヒットしている映画「国宝」が、興行収入100億円に到達する可能性が出てきたようです。
内容のあらすじレベルで言うと、歌舞伎俳優の男性2人がダブル主人公のような感じです。
1人は代々歌舞伎役者の家系に生まれた男の子で、その同級生の男の子が親を亡くした関係で、その歌舞伎の家庭に入り、
二人で歌舞伎役者として成長していく物語です。
歌舞伎のことを全く知らなくても、内容はわかるようになっています。
私も先日観に行きましたが、歌舞伎のことは全く知りませんし、興味も全くと言っていいほどありませんでしたが、映画自体は非常に楽しめました。
多分、日本のアカデミー賞は取るでしょうし、場合によってはアメリカの本場のアカデミー賞すら取る可能性があるんじゃないかと思っています。
とにかくとんでもない映画で、役者さんの魂を込めた演技というものを久々に見たような気がします。
一言で語ったり解説するのは不可能に近く、とにかくざっくりあらすじだけ聞いて、興味のある人は見に行ってもらうしかないという感じです。
一つ言えるのは、映画館で見た方がいいということです。
歌舞伎の演劇のシーンもあるので劇中劇のようなところがあり、映画館で見ると本当の歌舞伎を見ている感覚になります。
ただしその裏に凄まじい人間ドラマが流れているので、普通に歌舞伎を見に行くよりもものすごく没頭できますし、面白いです。
これまで実写の日本映画で100億円を超えた作品は過去に3つしかなかったようで、
2002年の「踊る大捜査線THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」、
1983年の「南極物語」、1998年の「踊る大捜査線 THE MOVIE」ということで、
もしも「国宝」が100億円に到達すると、23年ぶりの快挙ということになるようです。
ちなみに複数の専門家が指摘していたのですが、「国宝」のヒットの仕方は、
2018年に大ヒットした「ボヘミアン・ラプソディ」と同じような感じでヒットしているようです。
「国宝」は7週目の段階で動員486万人で、興行収入が68億円超。
「ボヘミアン・ラプソディ」は同じ7週目の時点で467万人で、興行収入64億円、
最終的には135億円だったということで、ほぼ同じペースということです。
これから夏休みに入り見に行きやすくなりますので、このスピードでいくと、
23年ぶりに日本の実写映画で100億円超えの快挙となりそうです。
私のコーチングプログラムのメンバーさんでも見に行った人が複数名いて良かったと言っていましたし、
私の身近な人たちも数名見に行って絶賛してました。
感想を一言で言うのは本当に難しいので、少しでも興味のある人は見に行ってみるといいんじゃないかと思います。
私の感想としては、ハードルが上がりすぎていたせいか、途中までは「そんなレビューにあったような過去最高の映画というほどではない」と思いましたが、
面白いかどうかで言うとかなり面白いと思います。「面白い」の定義にもよりますが。
3時間の映画なのですが、時間の長さは感じませんでしたね。
というのも、1960年代から最近に至るまでの数十年に及ぶ長いスパンの映画なのですが、
展開がめちゃくちゃ早く、次々にいろんなことが起こって行くので、3時間飽きさせないです。その点はすごいと思いましたね。
テーマ的にも物語的にも普通の一般人の世界とは全く違うので、非常に非日常の世界でもありまして、脳の気分転換にもなると思います。
歌舞伎の世界や人間の光と闇の両方にスポットを当てている映画なので、
明るい部分もありますが、むしろ暗い部分の方が個人的には多い感じがします。
見終わって「元気が出た!」とか「明るい気持ちになった!」かというと、
その辺は個人差はあるかもしれませんが、私の中ではその観点では微妙でした。
ただ「すごいものを観た」という感じにはなりますし、人によってはしばらく放心状態になるかもしれません。
好みが分かれるのかもしれませんが、映画として評価されるのは非常によくわかりますし、いろんな賞を総なめにするとは思います。
ちょうど8月1日が迫っているので、映画の日にお安く見に行くというのもアリですね。
極めて特殊な世界の映画で、インパクトがあるのは間違いないと思います。興味のある人はよかったら観てみてください。


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