- 2017-2-12
- その他・雑談
こんにちは、中西です。
本日は日曜日ですので雑談ネタで。
(このブログ・メルマガは休日は雑談・小ネタ系になることが多いです)
ご存じの方も多いと思いますが、今日の朝、人気女優の清水富美加さんが、出家するために芸能界を急遽引退するという報道がありました。
私は清水さんの出た番組もCMも見たことがないので、どんな人かはわからないのですがm(_ _)m、最初この報道を見たときは「仕事を途中放棄して辞めるなんて最悪すぎるだろヽ(`Д´)ノ」と思ってました。
ところがその後、出家先の宗教団体が会見をしたようで、その内容を見たところ、清水さんの所属先の事務所が、彼女の仕事の振り方などのマネジメント面で、ブラック企業なみにもうめちゃくちゃだったことが暴露されてました。
宗教団体側の言い分が本当なら、所属するタレントをまるで人ではなく金づるとしか思っていないようなマネジメントを事務所がしていたことになります。
まあ映画「この世界の片隅に」以来、個人的に一気に好きになった能年玲奈の元事務所でもあるのですが、辞めた女優に本名を使わせない契約とか、売れてないときは歩合・売れてから月給とか、望まない性的な仕事を事後報告で無理やりやらせるとか、かなりひどい事務所のようです。
で、こういう話を聞くと、相対的に宗教団体側がとてもまともに見えてくるのですが、レプロ(清水さんの事務所)がひどい組織だからと言って、彼女が出家した宗教側がまともとは全然限らないわけです。
ここに心理的なバイアスがあるのですが、人はわかりやすい善悪二元論で結論づけて安心したがる側面があります。人間のこの心理傾向を頭の片隅に入れておくのは、個人的にかなり重要だと思っています。
以前スマップが解散することが決まった際、その真相が誰もわからない中、私が自分なりの経験を元に「明らかに謝罪すべき非のある事をしたにもかかわらず『断固謝罪を拒否する人物』がいると、どんなに長年仲が良かった関係も崩壊せざるを得なくなる」という“謝罪拒否の人物がいることによる不仲が原因説”の記事を書いたところ、業界関係者の方から連絡が来ました。
その方は「業界関係者かつSMAPファン」とのことで、内部の人間しか絶対に知り得ないSMAPの裏話やら一般的には知られていない事務所のすごい情報(横暴さがわかる話)をいろいろ教えてくださったのですが<(_ _)>、その情報提供を受けて思ったのも、この善悪二元論で結論づけたいという人間の心理的なバイアスです。
というのは、その業界関係者の方は自らを「SMAPファン」ともおっしゃっていたくらいなので、解散の原因を「不仲」とする私の説を認めたくなかったようなのです。
それ自体は全然かまわないのですが、だからといって、「どれだけひどい事務所か」という情報を教えてもらっても、それはそれであり(←ここ重要)、不仲説を覆す根拠にはまったくならないわけです。
つまり、「こんなにひどい事務所なんです。だから不仲で解散ではありません」という情報提供だったと思うのですが、真実は“その両方”である可能性も十分あったわけです。
両方とはようするに、ひどい事務所であり、かつ、それが原因で解散騒動が起こり、そのプロセスにおいて不仲になって解散に至った、ということ。
SMAPファンの多くは「不仲」か「事務所が悪い」のか、どっちなんだ!?みたいな話をされる方が多かったのですが、“両方が原因”の可能性も十分あったはずなのです。
が、人間は心理的に善悪二元論のバイアスがかかってしまうと、「どちらか一方が原因」とか「どちらか一方が悪い」と思い込んでしまうようになります。
とくに自分の感情的な思い入れが強い場合や、「こちらであってほしい」という願望が強い場合は、このバイアスにかかりやすいです。
あまり突っ込んで書いても仕方ないのでこのへんにしますが、今朝の人気女優の引退&出家報道をみて、そんなことを思った次第。彼女にとっては宗教団体が事務所とは比較にならないほど素晴らしい世界に見えるだろうけど。。
事務所はひどかったけど、宗教団体のほうに出家したからと言って、彼女が長期的に見て幸せになれるかどうかは相当微妙ではないかと勝手に思ってます(「結局本人がいいと思うなら自由」という点をふまえても、あの団体はいろいろ黒い噂や突っ込みどころが多すぎますから。これ以上掘り下げると面倒くさいので今回は控えめ(゚-゚)
数年前に女癖が非常に悪いことが一部週刊誌で暴露されていた“どなたか”の○奴○になりませんように。。。)
彼女は絶対「20世紀少年」は読んでないんだろうね。
彼女が漫画オタクだったらこんな展開になっていなかったでしょうな(つД<)・゚。
それではまた。