- 2025-7-19
- 経済の話
こんにちは、中西です。
いよいよ投開票日ですが、とにかく大事なのは投票に行くことですね。
期日前投票は過去最高の2145万人以上になっていたようですが、今回の選挙の注目度が表れていると思います。
最終的な投票率が何%になるのか分かりませんが、投票率が上がらないと日本は変わりません。
結局、日本が30年衰退した最大の理由は、突き詰めていくと国民の政治的無関心であり、投票率の低さです。
投票率が低かったことによって、組織票がある政党が有利になってしまい、その連中が好き放題にやってきた。
無関心層は、その連中に好き放題やられていることにすら気づいていないまま、時間が過ぎていった。
状況を理解している人がどれだけ叫んでも、投票率が上がらなければ何の意味もなかった。
これがこの30年ほど日本が衰退した究極の原因とも言えます。
何せ昔は70%とか80%の投票率が普通にありましたからね。
それが今や50%台だったり、選挙によっては投票率が半数を切ったりしますから。
特に国政選挙においては、投票率を上げる方法は簡単で、
たとえば投票に行った人に500円ぐらいの商品券を配れば、たったそれだけで投票率は15%から20%ぐらい上がるんじゃないでしょうか。
予算は有権者が1億人としたら500億円ぐらいでしょう。ところがそれは絶対にやらない。
あるいは3回投票に行かなかったら、次の10年はペナルティとして投票できないようにする。
あるいはシンプルにオンライン投票にする。
アナログでないと不正が発覚するとか言いますが、そもそも最も重要な確定申告については、政府は一人でも確実にお金を取り上げたいのでオンラインでもできるようにしているくせに、
自分たちに都合の悪い投票行動については、投票率が上がるからオンラインでは絶対にやろうとしない。
有権者は有権者で、若い人ほど自分の一票なんて無意味とか、自分が投票したところで国は変わらないとか思い込んでいて、
それが間違った考えだと気づくのに10年ぐらいかかったりもします。
だから20代より30代、30代より40代、40代より50代という形で年齢が上がるにつれて投票率が上がるというのが大昔から続いているのです。
30年続く日本の衰退を終わらせるには、とにかく投票率を上げるしかない。
投票率で一定のラインを超えれば、状況は、確実に変わる。
そのためには、選挙戦に注目が集まる必要があったわけですが、
いい意味でも悪い意味でも、今回の選挙戦は、極めて面白い選挙戦でしたし、
政党によっては命のリスクまで出ていたほどで、本当に関ヶ原の合戦のような状況でした。
今回の選挙戦は面白すぎたので、これまでの無関心層だった人たちも、一気に注目するようになりました。
夜商売の方や著名インフルエンサーまで自分たちの支持政党を主張していたほどです。
それによって、これまで以上に投票率が上がる可能性は非常に高いと私は考えています。
これで投票率が50%を切っていたら、絶望感で身動きができなくなりそうですが、
多分そんなことはなく、60%(最大65%)くらいにはなるんじゃないかと勝手に思っています。
ということで、みなさん選挙に行きましょう。
有権者の7割が、散歩がてら、近所の会場に行って投票をする。
私は以前時間がどれぐらいかかるか計測したことがありましたが、往復で10分ほどで終わりました。
完全に小休憩とか気分転換のプチ散歩レベル。
たったそれだけのことを、半数の国民がやらなかったから、こんな国になったのです。
この狂った時代を、近所への10分散歩で終わらせましょう。


感謝!YouTube動画が500万再生を突破!






