こんにちは、中西です。
私が運営するコーチングプログラムでは、週間目標にゲーム関連のタスクを設定している方が複数いらっしゃいます。
多くの場合、ゲームの使用時間に制限を設けるタイプの目標が多いです。
理由としては、ゲームをやりすぎると、時間を無制限に使ってしまう可能性が高いからです。
完全にゲームを禁止する人もいますが、1日の上限時間を決め、その範囲で楽しむという目標を立てている人も少なくありません。
この場合、ゲームを「害」として扱うのではなく、気分転換の一つとして捉え、適度に楽しむという考え方になります。
私自身も最近はあまりゲームをしていませんが、家には唯一プレイステーションのテニスゲームがあります。
気分転換にやる程度ですが、このゲームの良いところは、試合のセット数を自由に設定できることです。
最短では3分程度、長くても10分程度で1試合が終わるため、短時間でのリフレッシュに最適です。
さらに試合が強制的に終了するので、長時間やりたくてもやれない仕組みになっており、この点が気に入っています。
余談ですが、最近のカーレース系ゲームは驚くほどリアルになっていますね。
もともとリアルだったジャンルですが、今ではドラレコ映像よりも綺麗で、ゲームと言われなければ気づかないほどです。
また、プログラムのメンバーさんには「ゼルダの伝説」にハマっている方が複数いらっしゃり、私の弟も「ティアキン」と呼ばれている大ヒット作品「ティアーズ オブ ザ キングダム」をプレイしていました。
興味のある方は、YouTubeでゼルダのティアキンの映像などを見てみると、その面白さが伝わるかもしれません。
あと、中国で作られたゲームで超大ヒットしている「黒神話:悟空」と言うゲームも本当にすごそうでした。私の知っているゲームのイメージとはもはや全然違っています(-。-;
中国がこんなにものすごいゲームを作れるところまで来ているとは驚きでした。
一方で、ゲームが進化しているとはいえ、
「ゲームのやりすぎは良くない」
という認識は昔から広がっています。
ただ、ゲームを楽しんでいる人は老若男女問わず多く、私自身もテニスゲームを短時間プレイすることでリフレッシュ効果を実感しています。
そこで今回は、ゲームが実はいろいろな面でプラスの影響を与えるという、信頼性の高い研究結果をご紹介します。
結論から言いますと、
【 ゲームで遊ぶことは幅広い年齢層の日本人にとってメンタルを改善し、人生の満足度を高める効果がある 】
ということが、大規模研究で判明しました。
※参考:本メール下部に記載
この研究は2024年8月に発表され、浜松医科大学、日本大学、大阪大学、高崎経済大学の4大学によるものです。
背景として、ゲームが世界中で広く遊ばれている一方で、その影響については議論が続いていました。
特に、精神的健康への悪影響が懸念されていましたが、これまでの証拠は主に「相関関係」に基づくものでした。
今回の研究では、ゲームが精神的健康に与える「因果関係」を明らかにするため、
日本国内で2020年から2022年に収集された97,602人分の調査データを用いて分析が行われました。
調査結果では、ゲーム機を所有することで心理的ストレスの軽減や人生の満足度の向上が確認されました。
また、ゲームのプレイ時間が長くなることでメンタルの健康に寄与することも判明しました。
特に3時間以上プレイするとポジティブな効果は薄れましたが、マイナスの影響は観察されませんでした。
つまり、長時間のゲームはウェルビーイング(人生トータルの満足度、幸福度)に悪影響を与えないことが示されました。
また、この研究は、Nintendo SwitchとPlayStation 5の2つのゲーム機で調査が行われましたが、
PS5のポジティブな心理的影響は男性・成人・独身に大きな恩恵が見られ、
Nintendo Switchはむしろ子供に大きな効果がありました。
一般的な「ゲームは子供に悪影響を与える」という固定観念は、この研究では確認されませんでした。
まとめると、この大規模研究により、
【 ゲームがメンタルヘルスや人生の満足度に与える因果関係が明らかになり、幅広い年齢層でポジティブな影響があることが証明 】
されました。
また、短期的な多幸感ではなく、長期的な人生の満足度向上に寄与する可能性があるという結果も得られました。
この研究は、10万人近い人数の大規模研究かつ因果関係の証明になりますので、信頼性が非常に高く、
政府やWHO、UNICEFなどがデジタルメディア政策を検討する際に重要なエビデンスとして活用されることが期待されています。
これまで「ゲームは良くない」という固定観念に罪悪感を感じていた方は、この研究結果により、自分の感じていたことが正しかったと安心して良いのではないでしょうか。
私も久しぶりにテニスゲームを楽しんでみようと思います。
ただし、研究結果がゲーム好きにはあまりにも都合が良いのでヽ(´▽`)/
免罪符を得たみたいになって、ゲームに時間を取られすぎ、他のやるべきことが疎かにならないようご注意くださいませ笑
※参考
ビデオゲームとウェルビーイングの因果関係が明らかに
https://www.hama-med.ac.jp/mt_files/a64cc6422253b276fe6bfd2e3c737484.pdf