こんにちは、中西です。
今回は、場所を移動することと幸福感の関係についての研究をご紹介します。
では、本編をどーぞ!
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【今日のFocus】
「様々な場所に移動するほど、幸福感が高まる」
【解説】
スイスのバーゼル大学の研究で、精神疾患を持つ人106名を対象に、スマホのGPSデータを利用して、
移動と幸福感
について調査を行いました。
その結果、人々の移動量が多く、動きが多様であればあるほど、幸福感が高まることが分かりました。
旅行やレジャーに出かけるような空間的・時間的に大きい移動ほどより幸福感が高まったようです。
また、そこまで行かなくても、日常生活の範囲内の
朝の散歩、夕方のジョギング、食料品を買いに出かける
といった移動でもメンタルが改善することが判明しました。
「いろんな場所に出かける」ほど、人は幸福感が高まるようです。
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<編集後記(ゆるい雑談)>
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私の過去の経験を振り返ってみても、取材の仕事で、毎日あちこちの企業に訪問していた時が一番面白かったような気がします。
このメルマガの企画でも、2017年頃に40日間ぐらい毎日様々な場所を訪問していたことがあるのですが、これほど楽しい企画もなかった気がします。
売れてるお笑い芸人さんが「こんなに楽しい仕事はない」と言っているのを聞いたことが何回かありますが、彼らの仕事も様々なスタジオや取材ロケや営業など移動が多い仕事です。
私の母も「仕事が楽しい」と昔からずっと言ってるのですが、訪問介護の仕事で1日5〜8件ぐらい様々な家を移動しています。
逆に、じっと座っている時間が長いほど、健康リスクや寿命が縮まることもわかっています。
要するに、人間の体は「移動する」「動く」のがデフォルトで、その方が幸福を感じやすいようにできているのかもしれません。
研究では、日常生活の範囲内の移動でもメンタルにプラスに働くようなので、
最近あまり移動していない気がする人は、普段あまり歩かない道をぶらぶらと歩いてみるだけでも、
意外と楽しい気分になれてリフレッシュできるかもしれませんね。
【参照】Activity is good. Varied activity is better | University of Basel
https://www.unibas.ch/en/News-Events/News/Uni-Research/Activity-is-good-Varied-activity-is-better.html