- 2024-4-7
- 経済の話
こんにちは、中西です。
私の母は滋賀県で訪問介護の仕事をしているのですが(20年くらい)、
最近人手不足がとんでもなくヤバい状況になっています。
母の職場にはヘルパーさん(訪問介護をする介護士)が6人いるのですが、昔から全然人手が足りなくて、
1人でも欠けたら事業がパンクするという危機的状況が何年も続いていました。
「お金を出して人を集めればいいじゃないか!」
と思った人は、地方の介護職の絶望的な人手不足の状況を全くご存じないということになります<(_ _)>
母の職場の母体となる組織は(詳細は控えますが)それなりの規模も信用もある組織で、当然、常時募集をかけていますが全然人は集まらないのです。
時々奇跡的に若い人が入ってきても、現場のあまりにも壮絶な仕事に耐えられずに、すぐに辞めてしまう。
そんな状況が10年以上も前からずっと続いているのです。母からようやく入ってきた若い人が辞めた話を、何度聞かされたか分かりません。
人が全然集まらないので、同じ6人でずっと現場を回しているわけですが、当然そのメンバーも年々歳を取っていきます。
その辺りを踏まえて、母が上司に
「辞める時はどれぐらい前に言えばいいですか?」
と確認したところ、
「2年前でお願いします」
と回答されたと言ってました(゚ロ゚;)
全く笑いごとではないのですが、さすがにここまで酷いとお笑いのコントにしかみえません。
「1人でもかけたらパンクする」
という危機的な状況で、完全な綱渡りで定着してくれる新人を待ちわびながら運営されていたわけですが、
数日前、ついに来るべき時が来てしまいました。
訪問介護のヘルパーさんのリーダーに当たる人(6人の1人)が、病気になってしまったのです。
それで4月いっぱいは仕事ができないことになったため、残り5人でその穴を埋めなければならなくなり、母は全く休めなくなりました。
実は母は1週間ほど前に某病気にかかりまして、数日で治ったのですが、後遺症が現在も残っており、体調が良くない状況なのです。
後遺症で体調が明らかに良くないのに、それでも休めない。ちなみに母は70歳を超えています。
これは滋賀県の一介護組織の特殊な話ではなく、こんなことが日本中の介護現場で起こっているのです。
しかも今後、最も人口の多い団塊の世代が来年(2025年)で全員が後期高齢者になります。
確実に介護が必要な高齢者が今後凄まじい勢いで激増していくわけですが、それに耐えるだけの供給能力が業界にないため、
このままだと極めて高い確率で日本中の介護現場が崩壊します。
もちろん危機的状況になるのは業界の皆さん分かっていて、滋賀県ではこんな取り組みもあるようです。(たまたま見つけた)
▼滋賀県 人気インフルエンサーの動画で若者に介護の仕事をPR|NHK 関西のニュース
要は介護の仕事のいいところ・楽しい所をアピールしているわけですが、
私の個人的な見解ですが、これでは根本的な解決にはなりません。
こういった PR は必要だと思いますし、引き続きこういった PR をどんどんしていくべきだとは思うのですが、
一方でいいところだけ知って入ってきた若者は、一瞬にして辞めていくのです。
現実とのギャップがあまりにも大きいからでしょう。
職業のPRは今後もやっていくにしても、根本的な解決策は何なのかを考える必要があります。
この超人手不足を解決する方法は、実は拍子抜けするほど簡単なのです。
賃金を大幅にアップする。それだけ。
確かに「大変な仕事だから人が集まらない」という部分はありますが、
それでも給料が仕事の大変さに見合うor仕事の大変さを大幅に超える高給が手に入るならやる、という人は実はものすごく多いのです。
(介護の資格だけ持っていて、実際に勤務していない人も膨大な数いるので)
分かりやすくするために思考実験すると、
極端な話、月収が500万なら(数字間違えてません笑)今の仕事を辞めて介護職を志す人が殺到するでしょう。
大変だったとしても「辞めたくない」という若者だらけになるでしょう。
2年働けば1億ほどたまりますので(思考実験なので税金や保険料は一旦おく)、
頑張って2年働いて、その後遊んで暮らすために、しっかり勉強して、しっかり研修も受けて、
本気で真面目に2年間介護職をやる人も激増するでしょう。
介護業界が思いっきり買い手市場になるので、ちょっとでも客からクレームが入ったら介護士はクビにされるため、
お客様一人一人に対して、心からのケアと心のこもったサービスが展開されるでしょう。
ほら、大問題があっさり解決しました笑
まあ思考実験ですけど、要は
【 仕事の大変さに給料が全く見合っていない 】
ということが問題なのです。
ところが介護という職業・業界自体が、そもそも儲かる業界ではありません。当たり前ですが。
世の中には「儲からないけど国民にとって必要・重要な仕事」というのは複数あり、
介護士をはじめ、保育士・看護師などのエッセンシャルワーカーはその典型です。
こういう仕事こそ、政府が大規模にお金を出して給料を補填すればいいのです。
問題の解決策など、実はあまりにも簡単なのです。
私が総理大臣なら、介護士の給料を即座に5倍にするよう命じます。
文句を言ってくる官僚が絶対いるでしょうが、私の全生命力を使い果たすほどの怒声で一発で黙らせる自信があります。これだけは超絶に自信がある笑
財務官僚が理論武装で攻めてきても、百発百中でぐうの音も出ないレベルまで完璧に論破できます。これは自信というか息をするレベルで必ずできます。
岸田総理のように彼らの飼い犬になるぐらいなら死んだ方がマシなので、利権と保身目当ての官僚に言い任される位なら切腹しますな。
こんなものは覚悟でも何でもなく、総理大臣として当たり前の姿勢でしょう。
ちなみに「財源問題」については、これまで散々語り尽くておりますので今回は省略。
結論だけ言えば、そもそも「財源問題」なんて存在しないのです。何度でも言いますが。
自国通貨建ての国債を発行している日本で、財源問題は物理的に存在しえません。間違ってたら死んでもいいよ。
だいたい財務省自身がホームページで認めてますよと。
はい証拠。海外の格付け会社にランクを落とされて、プライドの高い財務省がブチ切れ、思わず口が滑って本音を言ってしまった(実は滑稽で面白い)瞬間。
▼外国格付け会社宛意見書要旨(財務省ホームページ)
https://www.mof.go.jp/about_mof/other/other/rating/p140430.htm
「日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない。」
↑うわー、馬鹿にしてきた格付け会社に対して、顔真っ赤にしてホンマのこと思わず言うてもうてるやんヽ(´∀`*)ノ
日本の国債がデフォルト(財政破綻)しないのであれば、なぜ政府は国債を発行して国民を救わないのか。
政府の赤字ごときを恐れる意味が全くないのですが、
「国の借金で財政破綻する」
という財務省のプロパガンダは、上記のとおり、本音では財務省は何とも思っていないということです。
財務官僚は、政府を黒字にすることで税収が入り、税収が入ることで予算管理権(お金を配分する権限)により、各省庁や関連する日本中の企業に強権を奮えるのです。
さらにその権力と情報があれば利権企業にとって有利に働くため、利権企業は財務官僚を役員(天下り)に招くことで莫大な利益を手に入れられます。
農水省の官僚
「財務官僚さん、すいませんけど私どもの省に、もっと予算を入れてもらえませんかね?
予算を増やしていただければ、農水省と関連の深いA社の役員に年収5000万ほどでいずれご紹介することも可能ですが」
財務官僚
「A社か、なかなかいいねえ君。では、農水省には2割増で予算をつけておくので、その時が来たらお願いするよ。ぐへへへぇ〜」
・・・こんな感じですな。
天下りした財務官僚は、月にたった数日&1日あたり数時間の出勤で月収数百万=年収数千万×数年+退職金数千万。
これを数年ごとに繰り返すことで、あっという間に濡れ手で泡のほぼ不労所得で、億単位のお金が転がり込んでくるのです。
財務官僚はひたすら、その「将来天下り先からもらえる、死ぬほどおいしい公金チューチューを手に入れる」ためだけに、頑張って現役時代に働いているのです。
(これは元財務官僚の高橋洋一氏もずーっと前から暴露してますし、その他元財務官僚、元国税庁の役人ら、財務官僚と繋がりのある教授・言論人らも、財務官僚から直接聞いた話として暴露しています。普通の事実)
そのあまりにも美味しすぎる利権を絶対に手に入れるために、彼らは
「政府は黒字でなければならない!」
(だから増税が必要)
「国の借金で日本が破綻する!」
(だからこれ以上あまり国債は発行できないから、増税しかない。)
「赤字財政を立て直す財政再建をし、財政を健全化しないとやばい!」
(だから、増税しなければならない)
などと、ポジションを与えた飼い犬の御用学者を使ったり、勉強不足の馬鹿な政治家を騙すことを通して、
さらには読売や日経等の役員にまで入り込んで、マスコミまでもコントロールして、
30年もかけて国民を洗脳してきたのです。
つまり私利私欲の極みで国民の生活など全くどうでもよく、
天下り利権がほしくてほしくてたまらないだけの、
実態としては国民の資産を収奪(徴税。税金は財源ではないため)しかしていない、
人間の屑と表現しても全く大げさではないほどの、死ぬほどうす汚い職業(言い切っていいよ)の財務官僚たちと、
その飼い犬と化している自民党の政治家、特に岸田総理によって、
日本中の介護業者が、無数の介護職員さんたちが、
そのサービスをまともに受けられない高齢者・要介護の人たちが、
壮絶な地獄のような状況に陥れられていて、
今後その地獄が激増していく、ということです。
▼「ガストに行けない」低賃金にあえぐ介護職の実態 「年収が低く結婚できるのかわからない」 | 週刊東洋経済
https://toyokeizai.net/articles/-/733379
介護職の人たちに、エッセンシャルワーカーに、
豊かな生活と希望を与えられない国に、未来などあるはずがありません。
財務省の完全なる飼い犬と化している自民党のクズ政治家達に、
国民の手で投票という形で怒りの鉄槌を下し、
財務省とともに、彼らを権力の座から永久に駆逐すべき時が近づいていると思います。
国民の痛みの全くわからないボンボン世襲議員だらけの、自浄作用が一切ない自民党を下野させ、
政権から完全に根絶し、
その上で財務省を解体し、予算管理権のない歳入庁に作り替える形で、
彼らを「1匹残らず駆逐する」以外に、
日本に明るい未来など100%絶対に訪れるはずがありません。
全国民が、「進撃の巨人」のエレンの「巨人に対するマインド」になるしかないところまで来たのですヽ(`Д´)ノ1ピキノコラズ!
(最後は私の趣味なので、わからない人はスルーで笑)