- 2024-1-31
- 運動の話
【今日のFocus】
「心拍数を上げると生産性がアップする」
【解説】
山口大学の2016年の研究によると、被験者にまずラジオ体操をさせ、
その後ジョギングとドリブルの各運動を行って心拍数を上げたあと(心拍数120~140拍/分)、計算と記憶の課題を実施しました。
その結果、回答数と正解数がアップしました。
心拍数を上げてから作業すると、頭の回転が上がって生産性がアップするということです。
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<まつわる話(ゆるい雑談)>
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こんにちは、中西です。
最近朝のジョギングを再開したのですが(大寒の真っ最中に!)、
1日の調子が非常に良くなりました。特に午前中はすこぶる調子がいいです。
私のコーチングプログラムのメンバーさんで毎朝10分程度ジョギングしている人がいるのですが、
その方も昨年秋頃から朝ジョギングを始めてから、毎日非常に調子が良くなっておられます。
そのメンバーさんが「朝に一度心拍数を上げる」ことを目的にされていて、それが1日の調子を上げていると分析されていました。
私は朝ジョギングと言うと、どちらかといえば「体力をつける」イメージが強かったのですが、そのメンバーさんの話を聞いて
「朝に一度心拍数を上げる」
という点を意識してみるようにしました。
私が走る時間は10分程度ですが、これぐらいの時間でも十分心拍数は上がります。
そうやって心拍数を上げた後は、少なくとも数時間は非常に集中できるんですよね。
最近では、短時間きざみで作業をしながら、そのたびに部屋の中で「その場ジョギング」をして心拍数を軽く上げています。
こうすると屋内でも頻繁に心拍数が上がるので、その度に疲労がリセットされて集中できます。
あまり集中できなかったり生産性が低いと感じる人は、一度
「心拍数を上げる」
という観点で体を動かしてみてください。
具体的には、軽く息がハァハァ言う感じですね。
生産性アップの目的ならあくまで軽くでいいと思います。
それでも日常生活では出来ないレベルで深めの呼吸になりますし、心拍数は上がるので、
その後はスッキリして集中しやすくなるはずです。
【参照】朝の運動が加算作業成績や記憶テスト成績に及ぼす影響
https://petit.lib.yamaguchi-u.ac.jp/25873