- 2024-1-27
- 運動の話
【今日のFocus】
「毎日運動しても、週末のみ運動しても
健康効果は同じ」
【解説】
WHOのガイドラインでは
「週150分」
の運動(中強〜高度※)が推奨されています。
この週150分のガイドラインについて、アメリカのマサチューセッツ総合病院の研究チームが、約9万人を対象に
「毎日運動する人」「週末だけ運動する人」
「運動不足の人」
に分けて、健康状態を調べました。
その結果、毎日でも週末だけでも、健康効果(心臓や脳の病気になるリスクの減少効果)は、同程度であることが分かりました。
研究チームによると、運動をどのようなスケジュール(時間配分)で行うかより、
「週150分を維持する」
ことが最も重要なポイントになるようです。
※中高強度身体活動の例
感覚的には「基本楽だけど、ちょっとキツいと感じる」くらいの運動。やや速めのウォーキング、階段の昇降、自体重を使った軽い筋トレ、掃除機かけ、球技、水泳・水中歩行、子どもとの遊びなど。
【参照】本メール下部に記載
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<まつわる話(ゆるい雑談)>
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こんにちは、中西です。
私が運営するコーチングプログラムでは、運動を習慣にして、その目標やノルマを私と共有している人も多いです。
運動する頻度は人によって違いますが、毎日運動している人もいれば、週末だけ運動している人もいます。
土曜日セッションのグループでは、セッション中に運動をしている人も何人かいますね。
私の勝手なイメージでは、毎日運動した方がいいような気がしていましたが、
心臓や脳の病気リスクの低下という意味での健康効果は、どちらも同じようです。
平日と土曜に毎日20分歩いて、日曜日だけ30分歩き、計週150分の人も、
土日に75分ずつ歩く人も、効果は同じだということですね。
ただ病気リスク以外の部分で言うと、例えばメンタル面であれば、メンタルの改善効果は、
週末だけ運動するより毎日運動する方が、よりいいのではないかと思います。
私のプログラムのメンバーさんにも、そのメンタルの効果を重視して毎日ジョギングしている方もいます。
さらに、もっと言えば
「1日の中で頻繁に(小まめに)体を動かす」
ようにすると、メンタル面でも集中力の面でもプラスになりやすいです。
ちなみに、先日メルマガでも書きましたが、私は最近1日の中でかなり頻繁に
「小まめな運動」
をするようにしています。
どれくらい頻繁かと言うと、だいたい15分~30分おき。1時間以上体を動かさないことはほとんどないです。
先日お話ししたのはスクワット5回(or10回)を頻繁にやっている話でしたが、実は下半身だけでなく上半身も頻繁に筋トレしています。
ただし筋肉をつけるのが目的ではなく、あくまで集中力アップ(仕事の生産性を高める)のが目的なので、
辛くなるほど負荷をかけるのではなく、
「気持ちよく体を動かす」
ぐらいのレベルで意図的にやめています。頑張りすぎたら「頻繁にやる」のが難しくなるので。
最近このやり方で絶好調になっておりますので、興味のある人は良かったら試してみてください。
毎日の運動や、日中の小まめな運動が難しい人は、今回の研究をもとに週末にまとめて運動するといいと思います。
【参照】Accelerometer-Derived “Weekend Warrior” Physical Activity and Incident Cardiovascular Disease
https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/2807286