- 2024-11-11
- その他・雑談, 仕事の話, 働き方・キャリアの話
※本記事(および本ブログの記事全般)はメルマガで配信された内容を転載したものです。
こんにちは、中西です。
このメルマガは2014年11月11日から毎日配信がスタートしたのですが、
本日(2024年11月11日)、ちょうど丸10年が経過しました。
メルマガの配信自体は、2011年3月からスタートしたのですが、その約3年半後から毎日配信に切り替え、10年が経ちました。
雨の日も風の日も、おばあちゃんの葬式の日も、コロナになった日も、実家の21年生きた愛犬(シーズー)が死んだ日も、歯医者に13万円ボッタくられた日も、耳毛を美容院で切られて恥ずかしかった日も、姪っ子とその母親(私の妹)と3人でスラムダンクの映画を観に行ってラストで泣きそうになって「あ、おっちゃんが泣いてる!」と思われたくないからグッと涙をこらえた日も、M-1で優勝した日も(嘘)、
まあなんとかメルマガだけは1日も欠かさず配信しました。
そこで今回は、メルマガを10年間続けられた理由について改めて考えてみたので、その内容をシェアしたいと思います。
といっても、メルマガの配信は私の中で歯磨きのように毎日やるのが当たり前の習慣になっているため、
なぜこれを続けられているのか、普段は全く意識していません。
そこで改めてよく考えてみたのですが、「毎日配信」自体は、10年続けられた本質的な理由ではないと気づきました。
私の場合は365日、1日も欠かさず配信することを選びましたが、
仮に土日は配信せず、平日だけの週5回配信にしていたとしても、週数回でも、2日に1回でも、本質的には同じことだと思います。
要は、毎日配信というより、
「特定の分野を専門にし、その情報発信を10年続けられた」
と言うのが本質で、その理由は何だったのか。これが今回の本題です。
10年続いた最大の要素は何だったのかを考えてみた結果、究極的には
【 2つの要素 】
があったと感じました。
1つ目は、「読んでくれている人の役に立っている」という実感があったことです。
これが続いた理由として「一番大きい」と実感しています。
ただ読んでくれているだけではなく、感想などを頂くことで、読んでくれた読者さんの役に立っている実感があったからこそ続けられました。
コーチングプログラムも運営しておりますので、毎週数十人のメンバーさん(読者さんでもある)と話す中で、直近のメルマガの感想を話してもらえることも多いのですが、その直接言ってもらえる感想もすごいモチベーションになっていました。自己肯定感も爆上がりヽ(´∀`*)ノ
よくアイドルやスポーツ選手やミュージシャンの方々が
「ファンの皆様がいたから、ここまで来れました!」
とおっしゃっていますが、あれは社交辞令のようなものではなく、本当の実感だろうと思います。
振り返ってみると、私自身も全く同じ感慨を持っているので。
この「人の役に立っている」という感覚が、続けられた一番大きな理由だったと思います。
綺麗ごとに聞こえるかもしれませんが、そもそもビジネスでやってる商売人の配信ですから、その商売の中での実感ということです。
したがってメルマガに限らず、どんな商売でもこの「誰かの役に立っている実感」が無いと、続けるのは厳しいはず。
そしてもう1つの理由が、
「集中力という分野自体に対する興味」
です。これがなければ、絶対続けられませんでした。
この分野を選んだ経緯は長くなるので割愛しますが、15年ほど前の2009年頃にこの分野の情報のアウトプットを始めました。
15年経った今でも、この分野に対する探求心や興味は尽きていません。
最初は「勉強の集中力」という形でスタートしたので、当初は仕事の集中力などは扱っていませんでした。
その時点で短時間きざみ勉強法を考案していたので、
「勉強の集中力」
というジャンルであれば、狭そうな分野で研究量もそんなに無さそうだし笑、市場で一番にもなれるのではないかと思ったのも大きかったです。
大学受験でいうと、共通一次試験(旧センター試験)の勉強で、漢文が比較的労力をかけずに点数を取れる科目であるのと同じようなイメージです笑
そんな「『勉強の集中力』だけを専門にすりゃあ、まあ簡単に極められるやろ。楽勝😆」みたいなズボラな理由で選んだのですが、
実際に仕事にして研究を始めてみると、しばらくして、とてつもなく奥が深い分野だと気づきました(゚o゚;)
ある時期からは「死ぬまで研究しても極め尽くせない分野だ」と考えるようになり、これは当初の予想とは異なりましたが、結果的には嬉しい誤算でした。
つまり、共通一次試験の漢文のように「ある程度勉強すればそれで終わりやんヾ(´▽`)ゝ」という簡単な分野だと勝手に思って始めたのですが、
実際はどれだけ勉強しても底が見えないほど奥深い分野だったのです。
今思えば当たり前で、どんな分野であれ、極めていこうとすると本当の終わりはないということです。
そのため「どこまで行っても興味が尽きない」という状況になったのは、嬉しい誤算でした。
もし簡単に極められる分野であれば、ここまで続かなかったと思います。
一方で、「飽き」がくることも何度もありました。違う分野を勉強したほうが面白そうに感じたことも数えきれません。
しかし、そこで専門分野を変えてしまうと、いつまで経っても一つの分野を深めることはできないと思い、
とにかく「やめない」ということだけを意識して、毎日コツコツ続けてきました。
それまでの人生を振り返って、「途中でやめる」ことが、人生の充実度・満足度をいつまでたっても向上させない原因だと悟ったからです。
このシンプルな「やめない」という戦略というか覚悟というかマインドセットも、意外と重要だったのだろうと思います。
ただ、この覚悟だけでは、続かなかったのは間違いないです。
長期的に続けるには、やはり「誰かの役に立っている実感」は絶対に必要でした。
そんな分けで、10年を振り返ってみて続いた最大の理由は、
「誰かの役に立っている実感があったこと」
これが一番大きく、次に大きかったのが
「集中力という分野への興味」
でした。
ちなみに、途中から経済ネタも配信していますが、これも自民党によるクソみたいな緊縮財政を叩き潰すのが目的でございますが、
その先の経世済民(経済の語源。庶民を救う、みたいな意味。私も庶民ですが)を実現させることで経済的に豊かな国になり、
「人の人生の充実に貢献する」
「人の幸せに少しでも貢献する」
ことができればいいなと考えており、この観点でいうと、経済ネタは私の中で「集中力アップによる生産性向上」と本質的にはほとんど変わりません。
そんな感じで、私の中では、
「人の役に立っている実感」と「興味が尽きなかった」
この2つが、10年を振り返って続けられた理由だと気づきました。
こんなのは綺麗ごと以前の話で、単なるやってきた実感でございます。
というわけで、私が2024年11月になっても、奇跡的にまだメルマガ配信を続けられているのは、
これを読んでくださっているあなたのおかげですm(_ _)m
私自身が気づいた「継続できた理由」としてはそんな感じなのですが、
今回のメルマガのネタを探すために、久々にある本を読んでみたら、驚くことが書かれていました。
大規模な研究で、継続する力のある人とそうでない人の違いが判明していたのですが、
少し長くなりそうなので、次回その研究の内容をご紹介します。
To Be Continued
👉次回『「やり抜く力」が高い人の共通点(16,000人調査)』