
こんにちは、中西です。
受験生向けのこんなラジオ番組があるんですね。
▼「ラジオの中の学校」受験生に人気 電話や掲示板で交流
http://www.asahi.com/articles/ASJDL5SRLJDLUEHF003.html
東京FMで毎日夜の10時からやってるラジオ番組で
「スクールオブロック」
という番組名だそうです。知ってました?
私はまったく知らなかったですが
10年以上前からやってるようで、なにやら面白そう。
番組紹介をみると、
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「ラジオの中の学校」をコンセプトに
2005年10月から始まった。
番組掲示板や電話などを通じて
中高生らの相談に乗るほか、
若者に人気のタレントやミュージシャンが
日替わりや週替わりで登場するコーナーがある。
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今どき若者相手にラジオってのが逆に興味深い。
でも聴いたことがある人によると
大人が聴いてもかなり面白いそうです。
校長と教頭の二人は若手芸人らしいですが、
受験はしたことないとのこと。
受験生向けの電話お悩み相談とかも
番組内でやってるとか。
最近は受験生応援企画もやってるみたいなので
不安でいっぱいの人は聴いてみると
癒されるかもしれません。
私も今度一回聴いてみようかな(←紹介してるのにノリが悪い)
本題へ。
マーク式試験というのは特有の
「解き方のコツ」
というものが存在しています。
同じ実力の2人がいても、その「解き方の
コツ」に気づいている人と気づいていない
人とでは、
天と地ほどに点数が変わって
しまいかねません。
今回紹介するのはそのコツの1つですが、
正直この時期だと
「中西さん、そんなの当たり前だよ!」
と全員に言ってもらいたいのです。
が、たぶん数%~最大数割ぐらいは気づい
ていない人がいそうなので、そういう人の
ために今回は書いておきます。
そのコツは、英語の長文や、現代文・古文・
漢文などの「読解系」のマーク式問題で
効果を発揮します。
とくに
「次の中から本文の内容にもっとも近い
もの(本文の内容に合致するもの)を選べ」
といったタイプの問題。
また、場合によっては理社も含めて
「次の中から正しい選択肢を選べ」
系のマーク式問題すべてに通用します。
もったいぶっても仕方ないのでオチを言い
ますと、この手の問題においては、絶対に
【 消去法で最後に残ったものが正解 】
というやり方で解くのが、最大のポイント
になります。
たとえば英語や国語の長文読解系の問題で
「次の中から本文の内容と一致する選択肢を選べ」
と言われたら、そのまま言われたとおりに
「本文の内容に一致する選択肢が
どれかを選ぼう。正しいのはどれかなヽ(´▽`)/」
なんて考え方をする人は、かなりヤバいわけです。
それではなかなか「確実にこの選択肢で
間違いない!」という“確信”は得られま
せん。そのやり方だと
「きっとこの選択肢が正解だと思う。たぶん!」
というレベルからいつまでも脱出できないのです。
もっと出題者の心理を考えてみてください。
前もこちらの記事で書きましたが、
「出題者の心理」
がとても重要なのです。
<関連記事>
押井映画の原作者から学ぶ「出題者心理」の重要性
出題者は
「できるだけ正解と似たような選択肢を
混ぜて、本当に本文の内容を理解している
人にしか、正解を選べないようにする」
のが、プロとしてのお仕事なわけでございます。
したがって、「正解だと思う選択肢」から
探していっても、“まぎらわしい選択肢”
が多いに決まってるのです。
よって正解から探す選び方では、そう簡単
には「絶対にこれが正解だ!」という確信
までは得られません。
解く側の受験生がその確信を得るためには、
逆説的ですが
「正解以外の選択肢の
“間違っている箇所”を見つける」
方が確実なのです。
なぜなら、不正解の選択肢には、明らかに
間違っている箇所があるというのが、誰が
見ても納得できるレベルでない場合、
「この選択問題は、問題として成立していないぞ!」
というクレームが出て、最悪は社会的な
大問題に発展するリスクもあるからです。
だから出題者は、
「誰が見ても正解の選択肢」よりも
「誰が見ても明らかにこの部分は間違い」
と言い切れる箇所を必ず入れるようにして
問題を作るわけです。
結果、受験生は「絶対にこれが正しい内容だ」
という確信よりも、
「絶対にこれは間違いだ!」という確信
なら圧倒的に得やすくなっているのです。
この出題者心理・問題の作り方を理解
すれば、解き方は簡単です。
その「絶対に間違いだ!」と確信が得られ
た選択肢から順次消していって(=消去法)、
【 最後に残ったものが正解 】
という解き方をするのが、もっとも早く、
確実な解き方ということになります。
実際そうなる場合が大半。
そうやって最後に残った1つがハッキリ
決まってから、その選択肢が本文の内容
と合っているかを最後に改めて確認すれ
ばいいわけですね。
こういうやり方は、勘のいい人は試験対策
をやり出してからすぐに自分一人で気づけ
るのですが、
勘が鈍い人<(_ _)>は、ずーっと気づかな
いで、そのまま本番を迎えていたりします(゚o゚;;
気づいていなかった人は今回の内容は
当たりの回でしたね(笑)
ぜひ次の過去問演習から試してみてください。
それではまた。