- 2011-11-21
- 受験生が陥る不安・焦りの対処法, 未分類, 試験本番の対策
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
前回は、
受験生がこの時期にどうやって不安を解消していけばいいのか、
その考え方と具体的な方法をお伝えしました。
<前回の記事>
受験の不安を解消できる人、できない人
今回もそっち系の話を1つ。
前回お話した方法は、「受験本番の日までの不安」という、
数週間から数ヶ月間にわたる不安の解消方法(厳密には前回お話したとおり不安は0にはならないので「解消」方法ではなく「抑制」方法なんですが、細かい突っ込みはナシってことで(。・ω・。))
をご紹介しました。
今回は、「受験までの不安」ではなく
「受験当日」の不安の解消方法
をご紹介します。
私が受験生時代はこれをやったことで、受験当日の不安を限りなく最小に抑えられたと同時に、
不安を乗り越えて「自信」すら持つことができました。
もしこれをやってなかったら、受験当日はもう不安で仕方がなかったと思います。
これをやったことで、不安どころか、かなりの自信を持って本番にのぞめました。不安と自信では天地の違いがあります。
受験当日の不安を限りなく最小化し、自信にすら変えることができるものです。
何かといいますと、
弱点カード(もしくは「まとめノート」)
なんです。そうです、マジックの種なんて常に意外なほどシンプルでございます。
弱点カード(まとめノート)なんて、どんなものかは説明するまでもないかと思いますが、
一応話しますと、まあ名前そのままですね。自分のよく間違える箇所をカードにしてまとめたり、
なかなか覚えられないものだけをまとめえたノートを作成しておくわけです。
ただ、このアイテムが
「受験当日の不安を限りなく最小化し、自信にすら変えることができる」
という、
本番での大きな大きな「救世主アイテム」になってくれる
ことを理解している人はどれだけいるか、ですね。
たとえば、参考書なり問題集の間違った箇所にラインを引いたり、ページの端を折っておいたり、
あるいは付せんを付けておくなりして、
「複数のテキストの、あちこちに目印をつけた部分を当日(や前日)にまとめてチェックする」
という方法もあります。
理論上は「これまで間違った箇所をチェックする」という意味では同じなのですが、
「心理的」な部分においては、弱点カード(まとめノート)という形で、
【 外部装置として、まとまった「一つのブツ」になっている 】
という状態が、これ以上ないほどの安心感をもたらしてくれるのです。ようするに、
「“コレ”さえやれば、自分の弱い部分をすべて復習できる(^_^)v」
と思える安心感です。この感覚、わかりますか?イメージしてみてくださいね。
受験当日(あるいは前日)、目の前に、自分の弱い部分ばかりがすべて凝縮されてまとまっている「弱点カード(まとめノート)」がある。
そのブツをみて、「これさえやれば、自分の弱い部分はすべて総チェックできる!」と思えるわけです。
当然、そのブツはそれまでに何度もチェックしているわけですが、
最後の最後、本当の直前になってそのブツを見て、
「これさえ最終チェック入れれば、もう完璧だ!」と思える心理状態。
これが相当な安心感と、本番に臨む上での大きな自信を生み出すのです。少なくとも私はそうでした。
これがもし、複数の参考書なり問題集のあちこちに、自分の弱点が、下線や付せんやページの折れた箇所として、バラバラに散らばっていたら、
「コレさえやればいい!」
と思える安心感がまるで生まれません。
外部装置として、自分の弱点がまとまった“ブツ”が目の前にある。そして「コレさえ最終チェックすればいい」と思えるわかりやすさ。
その視覚的なわかりやすさが、最後の最後、受験当日(or前日)の不安を最小限に抑え、
本番にのぞむ上での安心感、さらには大きな自信を生み出してくれるのです。
あまりここまで詳しく説明されることはありませんが、
弱点カード(まとめノート)というものは、それほどまでに心理的に大きなアドバンテージを生み出す装置ですから、
本番当日の不安解消どころか、大きな「自信」までをも手に入れるために、
今からでも遅くないので、少しずつでも“ブツ”を作っておくべきだと私は思います。