- 2015-2-25
- 勉強のやる気アップ法, 勉強のモチベーションアップ, 未分類
100日間以上、毎日メルマガを配信できた理由
こんにちは、中西です。
実は私のメルマガは、今日まで連続107日間、毎日配信しています。去年の11月11日から、土日祝日はもちろんですが、年末年始も元日を含めて1日も欠かすことなく配信し続けてきました。3日坊主という言葉がありますが、とりあえず“3ヶ月坊主”も2週間ほど前にクリアできておりますヽ(´▽`)ノ
メルマガをスタートさせてから4年ほどになりますが、今までこれだけメルマガを連続で毎日配信をしたことはなかったです。ブログは一年ほど継続したことはあったのですが、ブログの数倍は執筆に神経を使うメルマガを「毎日配信」でこれだけ続けたことはありませんでした。
(備考:今回もそうなのですが、少し長文になる場合は、メルマガからブログに誘導したことが何回かあります。この場合は、ブログには誘導していますがメルマガの配信のための記事なので、メルマガ配信1回分としてカウントとしています)
連続記録はまだ100日間と少し程度ですが、毎日欠かさず100日間続けてみた感想を言わせていただきますと、「これだけやって、まだわずか100日しかたってないのか(゚o゚;)」という気持ちです。自分としては一年半くらい続けているような気がするのですが、まだ100日ちょっとしかたっていない。そんな感じなのです。
「途切れさせたくない」という心理が、実行力につながる説
今回は、なぜズボラで継続力が無い私が、神経も時間もそれなりに使うメルマガの配信を107日間も毎日継続できているのかをお話します。結論から言いますと、それは
【 途切れさせたくない効果 】
を利用したからです。
実は今回、この「途切れさせたくない効果」というものがあるのではないか?という自分の中の仮説を確かめるため、意図的に「宣言効果」を利用しない形でスタートをさせました。
「宣言効果」とは、もうご存知の方も多いと思いますが、自分の目標を他人に宣言することで、自分を良く見せたい(悪く思われたくない、恥をかきたくない)と言う人間心理を利用して、目標の達成率を上げることです。
実証するために「宣言効果」を封印してみた
私は今回の連続配信をするにあたり、この「宣言効果」を利用することを封印しました。
もし私がメルマガ読者さんに「明日から毎日必ず、1日も欠かさずに配信して行きます!」としっかり宣言したなら、読者さんとの約束を守れなかったら信用問題に関わるわけで、確実にやらざるを得ません。この場合は間違いなく達成できてしまうため、「途切れさせたくない効果」の効果を確かめられなくなります。
実際、以前に「宣言効果」を読者さんにわかる形で実証するために、ブログで「1ヶ月で100記事を更新します!」と宣言したことがありました。
このときは「記事のクオリティを落とさない!」とまで宣言してしまった上に、仕事でも一番忙しい時期だったのでかなりしんどく、宣言の数日後に宣言したことを激しく後悔したのですが(笑)、まあ言った手前、やらないわけにはいきませんのでやりきりました。弱い性格なのに嫌でもやれてしまう、これが「宣言効果」です。
しかし今回は、この強力な「宣言効果」を一切使わずに、「途切れさせたくない効果」だけを確かめたいと思ったので、あえて宣言はせずに、こっそり誰にも知られることなくこの極秘?プロジェクトをスタートさせました。
「軽~い気持ち」でスタートしたのが良かった理由
より厳密にいうと、この毎日配信をスタートした当初はそれほど明確に「『途切れさせたくない効果』をしっかり確かめてやるぞ!!」と決めていたわけでもなく、「毎日欠かさず配信を続けていったら、『途切れさせたくない』という心理が力学として働いて、宣言効果のようなものを得られるかもしれない」くらいの、軽い気持ちだったということです。
あまり強い気持ちで「効果を確かめてやる!」と思いすぎていると、その気持ちが優先してしまい、厳密な意味での「途切れさせたくないパワー」の効果なのか、「効果を実証したいパワー」の効果なのか、わからなくなりかねませんから(笑)。よって軽い気持ちでスタートしていた点は、意外に大事なポイントだったとあとになって気づきました。
「途切れさせるのが怖い」⇒「絶対に途切れさせない」に
そして、実際に1週間、2週間、3週間と毎日配信が続いていくにつれて、どんどん『途切れさせたくない』という気持ち、より正確には『途切れさせるのが怖い(´Д`lll)』という気持ちが、日に日に大きくなっていくのがわかりました。
ここでポイントは、毎日配信する“約束”(先の「宣言」と同義)をしていないので、かりに途中で何回か休んでも誰からもクレームは入りませんし、信用を失うこともなかった点です。
つまり、宣言もせず、こっそり&軽い気持ちでスタートさせていたので、私がある日突然配信を休んで、翌日に何食わぬ顔(。-_-。)で配信を再開させても、またそんなことが何回かあったとしても、1日どころか2~3日休んだとしても、確実に誰からもそのことでクレームが入ることも、信用を失うこともなかったという点がポイントです。
それでも続けられたのは、毎日配信の記録が続けば続くほど、完全にそれに比例する形で、自分の中で「途切れさせたくない」という思いが、どんどん大きくなっていったから。ある時点からは、
『もう絶対に途切れさせるわけにはいかない』
という気持ちにまでなっていました。
「今日はきつい」とか、全く関係なくなった
正直、「今日はもう無理!!きつすぎる!!。゜゜(´□`。)°゜。」という状況の日も、2度や3度や4度や5度じゃなかったですが、そこで休んでしまったら、それまでの連続記録がすべてオジャンになります。
よって、きつくても、なんとしても書き上げて配信しました。というか「超きっついけど、配信せざるをえんやん」という感じでした。そういう「きついけど『途切れさせたくない』ために頑張って配信した!」という日が2~3回続くと、もう次から同じ状況になっても、こう思えてくるのです。
「ここで休んだら、せっかく前にあんなにきつい中でやりきった分まで、全部意味が無くなるやん」
と。
結果どうなったかというと、この一定期間にわたり欠かさず継続してきたという事実が、そのせっかくの継続を途絶えさせないために、「毎日何があっても必ず実行できてしまう」という仕組みとして機能し出したのです。
「もう途切れさせることなど、1ミリもありえない」の最終フェーズに突入
こうなってくると、肉体的にはしんどいのですが、もう心境としては「絶対にやらざるを得ない」という感じになっていました。で、そこで頑張って配信して“危機”を乗り越えたら、ますます「もう『途切れさせる』ことなどありえない」という思いが強烈に募っていったのでした。
この「途切れさせたくないパワー」はとても強力で、私の中では「宣言パワー」にまったく負けず劣らずのすごい効果がありました。
勘のいい人は、きっと気づいたはず・・・
ここで相当勘のいい人なら、こう思ったかもしれません。「それって中西さんが、読者さんに『途切れさせたくない効果』を証明したいという気持ちがあったから、続けられたのでは?」・・・こう思った人は鋭いです。
実は、そういう気持ちは当然あったので、途中からはその「読者さんに証明したい」という効果が一定の割合で働いていたのは否定できないです。しかし、それだけで続いたわけではないのは間違いなく、ある時点からは確実に“自分との約束”や“自分としての記録更新をここで止めたくない”という「途切れさせたくないパワー」の方が圧勝していました。
これは予想ですが、もし日記などの「人知れず続ける習慣」だったとしても、何度も“途切れる危機”を乗り越えた時点で、「もう途切れさせるわけにはいかない」という心理状況になっていたはずです。これは間違いないと思います。
あとで「連続記録の達成を自慢する」ことを目標にする
それでもあなたがもし、私と全く同じレベルの効果を得たいということなら、実は簡単な話で「あとで『○○の習慣が、○○日間も続いたよ!』と成功体験を周りに自慢する」ことを前提に、連続記録をスタートさせればいいのです。これで私と同じように「途切れさせたくないパワー」と「あとで人に自慢したい(伝えたい)パワー」の両方を得られることになるでしょう。
「途切れさせたくない効果」が日々大きくなっていくプロセスを楽しもう!
ということで、「途切れさせたくない」という理由だけでも、人間はかなり潜在能力を引き出せる可能性が高いことが判明しましたので、あなたも何か継続したい習慣があるのであれば、試しにやってみることをおススメします。
気軽にはじめつつ、「これがもっと続けば、『途切れさせたくない効果』がどんどん大きくなっていくんだヽ(´▽`)ノ」と1日1日記録が蓄積されていくのを楽しみながら続けるのがポイントですね。
そのうち、「この記録を途切れさせるなんて、もうありえない」という、気持ちのいい緊張感とともに、毎日をすごせるようになりますよ。