- 2014-12-11
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こんにちは、中西です。
どのクラスにも一人か二人、
「あいつ、部活で超忙しいはずなのに
なんであんなに成績がいいだ?」
って思うクラスメイトがいるかと思います。
そういう人の特徴を調べた調査があり、
読者さんの参考になりそうなのでシェアします。
今年の2~3月にベネッセの研究機関が
小中学生に行った調査なのですが、
わりと細かい調査をしていて
いろいろと面白い結果が出ていました。
▼小中学生の学びに関する実態調査
http://berd.benesse.jp/up_images/research/Survey-on-learning_ALL.pdf
で、いろいろあった調査結果の中で
私が興味を持った部分がこちら。
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『「成績上位×学習時間短い」子どもは、
「成績下位×学習時間長い」子どもと比較して、
「何が分かっていないか確かめながら勉強する」
で19.9ポイント、
「○つけ(答え合わせ)をした後に
解き方や考え方を確かめる」
で21.4ポイント上回った。』
参考 ベネッセ教育総合研究所の調査レポートP13、@DIME
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・・・・
これはつまり、勉強時間が短いのに
成績がいい子というのは
「僕(私)はどの部分がわかっていないのか?」
と自問自答しながら勉強を進めていて
さらに答え合わせをしたあとも、
それでよしとせずに
「答えは正解だったけど、解き方(考え方)は
本当にこれで合っていたのか?」
と確認している、ということです。
これを「暗記のテクニック」の話だと
とらえると失敗します。
これは完全に「マインドセット」の話だからです。
実は、上の2つに共通している点が
「本当にその内容が身についたかどうか
確実に判明するまでチェックする」
というマインドセットなのです。
もっと簡潔に言えば、
「自分が本当に覚えたかどうか、
しっかりチェックする」
という心構えを常に持つ、ということですね。
逆に言えば、たったこれだけの
マインドセットを持つだけで
短時間の勉強でも成績上位に
なれる可能性が高くなるのです。
あくまで小中学生の学習調査ですが
非常に多くの示唆に富んでいると思います。
なんとなく
「覚えたつもり」「覚えたはず」「覚えたに違いない」
ではなく、
「間違いなく、絶対に覚えた!!」
と断言できるまで、どこまでも
しつこくチェックし続けることが
【 勉強の最重要ポイント 】
ですね。
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<調査概要>
調査テーマ:小中学生の学びや保護者の関わりについての意識と実態
調査方法:郵送法による自記式質問紙調査
調査時期:2014年2月~3月
調査対象:全国の小学4年生~中学2年生の子どもとその保護者5,409組
(小学4年生~小学6年生 3,450組 中学1年生~中学2年生 1,959組)
参考 ベネッセ教育総合研究所「小中学生の学びに関する実態調査 速報版」、@DIME