- 2011-4-30
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こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
ドコモに勤める友人からちょっと面白い話を聞きました。
「声の宅配便」
というサービスが開始されたそうです。4月22日からなので、1週間ほど前ですね。調べてみたらニュースでも取り上げられてました。
ドコモ、音声メッセージサービス「声の宅配便」を提供(ITmedia)
どういうサービスかというと、
相手の番号の前に「*2020」と入れて発信すると、「声の宅配便センター」ってところにつながって、
そこで留守電みたいに音声を録音できるそうなんですね。で、相手にはSMSというメールみたいなもので録音があったことを通知される仕組みで、
相手はSMSに書かれた「再生」という表示を押すとメッセージが聞けるとか。
しかも、送り手には相手が再生して聞いてくれたことまで通知されるようです。
私は最初聞いたとき「ん?留守電とあんまり変わらないんじゃ?」と思ったんですが、
よく考えたら留守電はもともとは「相手と話す前提」でかけて、結果的に留守電につながってしまうわけですよね。
でも「声の宅配便」のほうは、かけてる方は、相手と話す気0なんです。なんなら「話すもんか!」くらいの勢い。かけてるくせに話そうとはしない(笑)。相手が忙しそうな時とかでしょうか。
つまり留守電に似てるんじゃなくて、メールに似てるってことですね。
メールは相手が好きなタイミングで開封できる。声の宅配便は、その「声」版。まさに名前のとおり!
これ、流行るんじゃないでしょうか?たとえば彼氏彼女とケンカして、メールで謝るのは違う気がするし、でも直接話すのはきついかな、みたいなときに。
あるいは、仮病で休む電話を入れるときに、メールじゃだめだし、直接言うのは緊張するから「声の宅配便」で送っとく、とか。使い方間違ってるかな。。。
そのうち「間違い電話」ならぬ「間違い声宅」が出るかもしれません。「山崎さん、今度また飲みませんか。12日とかどうでしょう?」って誰やねんコイツ、みたいな。
あるいは「いたずら声宅」。メッセージ聞いたら、おっさんのダミ声で官能的表現のオンパレードとか。
ともかく、そんな斬新な新しいサービスって感じでもなくて、今までなかったのがむしろ不思議なくらいですが、
個人的にはなんだか可能性を感じる面白いサービスな気がします。
さて本題へ。
受験勉強というのは、高校3年生からスタートするとしても1年近くあります。
これはもうあきらかに「長期戦」ですね。
陸上競技でいえば、定期テストの勉強が100メートル走、
受験本番までの勉強はフルマラソン、といったところでしょうか。
(まあ浪人したら、愛は地球を救う24時間マラソンになるかもしれませんが(´д`))
そんな長期戦ですので、ところどころで休憩が必要です。
勉強の合間の休憩レベルではなく、ちょっと思い切った半日から1日レベルのリフレッシュディ。
こういった休憩の仕方がうまいか下手かで、受験勉強から受けるストレスの大きさがずいぶんと変わってきますからね。
まだGWくらいのこの時期には、そこまでせっぱつまった感じの人って少ないんですけど、
これが夏・秋となるにつれて、不安・焦りが増大して、心理的にも不安定になってくる人が多くなります。まあ夏までにそんな心理状態になる人もいるでしょうけど。
とにかく受験生のハートはナイーブで、ガラスのハート状態が延々と1年近く続くわけです(>_<)
なのでうまく自分のマインドの部分や、肉体的なストレスをコントロールするコツを知っておいた方がいいのです。
で、話を戻すと、勉強の合間のコーヒータイムのレベルでなくて、
ときどきは思い切った半日~1日単位のリフレッシュデイが必要ですよという話。
リフレッシュ方法はいろいろとありますが、基本あなたの好きなことすればいいんですけど、
オススメは、「外に出ること」ですね。
「外に出る」といっても、ただ外出して、喫茶店でエレガントにクラシック聴きながらお紅茶片手に太宰を読むとかよりは、
自然に触れる系
がよろしいのではないかと。
なぜかというと、勉強自体が延々と「建物の中」でやるものですから、それと似たようなこと(建物の中でくつろぐとか)よりは、
外の自然のいい空気を吸うような、勉強とはかけ離れた感じのリフレッシュの仕方のほうが、ガラッと心身ともに気分転換できやすいからです。
私が、外に出て思い切った気分転換をする重要性を学んだ、あるエピソードがあります。
以前、某IT系企業のやり手社長さんを取材させてもらったときに、会社の創業期に一度倒産しかけた話をしてくださいました。
とにかくいろんな面で行き詰まったと。もう倒産寸前。アイデアも出ない。自分の顔を鏡で見たら死にそうな顔(こんな→(゚Д゚))。
で、どうしたかというと、いきなりハワイに行ってホノルルマラソンに参加したそうなんです。
「とにかく、こんな事務所でじっとしてても何も変わらん!」
という直感だったとか。そしてハワイに行ってホノルルマラソンをみごと完走。
いい汗かきまくっただけでなく、そのマラソンの参加者にいろんな社長さんが参加してたそうで、ワイワイガヤガヤしゃべくりまくったと。
会社はやばい状態なのは変わらないけど、ハワイに行ってホノルルマラソン完走したことで、社長自身の心身の悪い膿(うみ)を出し切った感じがあったそうです。
そこで、心身ともにリフレッシュして、ズバーン!と起死回生のアイデアが浮かび、また完全リフレッシュもできたから猛烈に仕事をすることができて、不死鳥のごとく復活したとか。
「ハワイに行ってなかったら、今頃どうなってたか」
とおっしゃってました。
人間というのは、行き詰まるときには、行動パターンが同じところをぐるぐるとループしている場合が多いです。
すると、心身ともに疲れ、元気がなくなり、後ろ向きな思考になりやすい。
受験という長期戦を、心身ともにベストな状態で「戦い続ける」のであれば、
そのような心身の悪循環にはまってしまう「前の段階」で、常にガス抜きをしておくべきです。この「前の段階で」というのがポイント。
そしてガス抜き方法としては、例のIT社長さんではありませんが、外に出て
「自然にふれる系」
のことを、最低でも月に1回程度(週1位でもいいです)はやっておいた方がいいでしょう。
やることはスポーツでも釣りでもなんでもいいです。必ずしも丸1日とる必要もありません。長めの散歩程度でも全然違いますから。
「毎月1日と15日は自然に触れる日」みたいに適当に指定日を最初に決めて、カレンダーに初めから入れておくのもいいですね。
そんなわけで、今日で4月が終わりますが、まだまだ本番まで長い戦いが続きますから、
くれぐれも心身に負荷をかけすぎないように、うまくリフレッシュしながら、いい顔で受験勉強を進めて行ってほしいと思います。