- 2014-4-24
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中), 受験勉強のスタート準備
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
4月になって大学受験生として、「本格的に勉強をスタートさせよう!ヽ(。´▽`。)ノ」という意気込みにあふれている人も多いと思います。
受験勉強を本格的にスタートさせる前に、考えておかないといけないことはいくつもありますが、その中でもかなり重要なポイントの1つが、
【 参考書・問題集は何を使うか 】
というテーマですね。これはとくに最初のうちは、ある程度時間をかけて、じっくり調べておいてください。
受験勉強をしながら、「本当にこの参考書でいいのだろうか?」「もっといい参考書があるのでは?」などと迷い続けることほど、効率の悪いものもありませんからね。
最初にこの点はしっかり調べておく必要があるのです。ここを適当にして、数ヶ月してから、
「あ、やっぱりあの参考書の方がよかったんだ・゚・(ノД`;)・゚・」
などと気づいて、あとから参考書を変更するのは本当に時間が無駄です。でも、実際にそういう人も少なくないですからご注意を。
途中で変更してしまう理由は、ほとんどの場合、最初のリサーチ不足です。
受験生活の途中でいい参考書が新発売されることもありますが、それをやらないことが受験の失敗要因になることはまずありません。だから、新しいものに目移りするのは、確率的にあまり得策ではないのです。
受験勉強がスタートする段階で、しっかりと納得のいく参考書・問題集を見つけて、「これでいい!これで行くんだ!」と確信をもって勉強をスタートさせるのが重要です。
この最初の参考書選びのコツを1つ言っておきますと、
【 ロングセラー・ベストセラーから探す 】
ということです。この基準で探せば、大きく失敗することはまずなくなります。
大学受験においては、とてもたくさんの参考書・問題集が存在していて、純粋に内容だけ見ても、どれがいいんだか、さっぱりわからないことも多いと思います。
ただ、毎年人気のある参考書というのは、そんなに変わりません。つまり、昔から売れているロングセラーや、多くの受験生が使ってるベストセラーには、それなりに「売れ続ける理由」があるから売れるわけです。
そこを天の邪鬼になって、「オレは人とは違う参考書を使って、人より抜きんでてやる!」みたいな発想をすると失敗します。
社会に出てからならそういう発想をする人のほうが成功しやすいわけですが、こと受験においては、すでに毎年毎年多くの受験生が突破していて、「戦い方のルール」はもう決まっているのです。
だから、人より抜きんでたい!というのであれば、それは「人とは違う、変わった参考書を使うこと」で抜きんでるのではなく、
「人と同じ参考書を使って、人より効率的に、かつ、人より徹底的にやり込むこと」によって、抜きんでる
ことを考えるべきなのです。
まあ、そんなに抜きんでることばかり考えていなかったとしても、あまり知られていないものより、すでに何年にもわたって評価を受けているロングセラー・ベストセラーの参考書を使えば、参考書選びで失敗するリスクを限りなく減らせるのは自明の理ですからね。
繰り返しますが、受験というゲームのルールはもうすでに出来上がっているのです。あとは、その戦い方・攻略法を学んで、それを実行するだけです。
よって人と違ったこと、周りとは一風変わったことなど考えるありません。人と違うことをしたいなら、やるべきは「人以上の勉強量」だけです。
もちろん、あなたの志望校や状況によっては、ロングセラー・ベストセラー以外のものを選ぶ必要性がある場合もありますが、まず最初に検討すべきなのは、ロングセラー・ベストセラーからになります。
最初の参考書選びでは、このルールを忘れないでください。