- 2014-4-25
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
ここ数回、受験勉強を本格的にスタートする人に向けたお話をしております。
受験勉強の準備というのは、細かいことを言い出したらやることは無数にあるのですが、そういうときほど「ポイントを把握しておく」ことが重要ですからね。
ポイントを把握していないと、細かい枝葉の作業に心を奪われ、何が今大事なのかわからなくなって、頭がゴチャゴチャしてしまい、無駄の多い動きをしてしまうことになります。
大学受験の勉強でいうと、ポイントになるのは多くの人にとって以下の要素↓。前回までに既出ですが、あらためて再掲載しておきます。
<受験勉強を本格的にスタートする前までにやるべきこと(順不同)>
1、志望校の決定
2、「勉強法」の勉強
3、利用する参考書・問題集のリサーチ・決定
4、1年の大まかな勉強計画
5、合格体験記のまとめ読み
この1~5までやっておけば、受験勉強をスタートさせる準備としては最低限クリアできたといえます。
5は絶対必須とまでは言えませんが、少なくとも1~4については、これらを済ませないでスタートさせるのはとても危ないです。
今の時期における最初の準備段階においては、ポイントを抑えた行動をとらないと、膨大な時間を無駄にした上に、あとで大きな軌道修正をする必要が出てくる場合もありますから。
ここ数回にわたって1~3までの話をしてきましたが、今回は4の「1年の大まかな勉強計画」について簡単に解説しておきます。
これは勉強に限った話ではありませんが、何をやるにしても「計画」を立てることが必須です。
こんなの当たり前すぎなんですが、定期テストの感覚で受験をスタートさせると痛い目に合いますよ(笑)
中間テスト・期末テストくらいであれば、先生から指定された範囲の勉強を試験日までに終わらせるというだけですから、
とくに計画などなくても行き当たりばったりのテンションでも乗り越えられる部分があります。が、受験という長期スパンの学習においてはそういうノリだけではうまく行きません。
ある程度以上、大きい目標を達成するときは何でもそう。
文化祭・体育祭などのイベントをはじめ、何らかの企画・プロジェクトでも、絶対に「計画」というのは必要になるわけです。それを期限内にしっかりと完了させるためには。
ようするに、何かそれなりの大きな目標を確実に期限内に達成(実現)したいと思ったならば、最初に「計画を立てる」という作業は不可欠なのです。
受験勉強においてもそれはまったく同じで、もし受験勉強に「期限」(=受験当日までという期限)が無く、大学側から
「いつでもあなたの好きなタイミングで、自分で実力がついたと思う適当な頃合いで、うちの入試を受けに来ていいよ~」
なんて話であれば、計画を立てる必要性は必ずしも無いわけです。期限が無いなら、計画なんていらないわけ。
が、実際の受験には明確な「期限」があって、その期限内に確実に自分の実力を合格ラインまで高める必要があるわけですから、計画も作らず、いきあたりばったりで勉強するのはありえないわけです。
ただ現時点では、あまり細かい計画でなくてもいいです。「1年の大まかな計画」と書きましたが、受験までにやる参考書なり問題集が決まったならば、それをたとえば
「何月末までに終わらせる」
「何月からはこちらのテキストをやる」
「何月までに最低3周する」
「夏休みに入るまでに、このテーマを完璧に終わらせる」
などといった形で、テキストごと、テーマごとに月単位~数ヶ月単位のスパンで考え、その完了させたいテキストや終わらせたいテーマの「締め切り」をざくっと決めておくということです。
コツは、少し厳しい目に「締め切り日」を設定しておくことですね。計画というのはたいがい遅れるものですから。
ある程度は「遅れる場合もある」といことを想定しておかないと、最初から「これ以上遅れたら受験に間に合わなくなる」というギリギリの締め切り日にしていた場合、その期日を遅れたらジ・エンド。そんなあぶない計画は作っちゃだめです。
というわけで、受験勉強をスタートするときは、必ずある程度でも「1年の大まかな計画」を作ってスタートさせてください。
行き当たりばったりで動くのは、恋愛くらいにしておきましょうヽ(;´Д`)ノ
まあ、私の場合は恋愛ですら計画的に動きますが、そんなことはどうでもいいのであります(-_-)