- 2014-4-23
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
今回は、「受験生が最初にやっておくべきこと」シリーズ第2弾です。
前回は「志望校の決定」という話をしましたが、今回は「勉強法の勉強」というテーマでお話します。
ちなみに、今回のテーマと前回のテーマは、やる順番は前後してもかまいません。できれば「志望校の決定」のほうを先に終わらせる方が理想ですが、今の時期なら「勉強法の勉強」と同時に進めていってもいいでしょう。
「勉強法の勉強」とは何かというと、ようするに受験勉強をスタートさせる前に、「効率のいい勉強のやり方」を学んでおくということです。
それは別の言い方をすれば、受験勉強における「成功する戦い方」を知るということです。
なんでもそうですが、戦い方における「必勝法」のようなものが存在します。「戦い方のコツ」「効率的な戦い方」と言ってもいいかもしれません。
これはゲームと同じですね。最近のゲームは詳しく知りませんが、以前はドラクエなどのゲームが販売される際には、必ず一緒に「ドラクエ攻略本」のような本が販売されていました。
そういった本は、ゲームの正式な説明書とは別に、さらに一歩進んでより効率的にゲームをどう攻略していけばいいのかが解説されているわけです。
受験勉強も本質的にはほとんどゲームと同じです。というと、学校の真面目な先生に怒られそうですが(笑)、たとえばこんな共通点があるのです。
▼クリアすべき最後の敵(入学試験)がいる
▼すぐにはその敵を倒せないので、経験値(偏差値)を上げていく
▼最後の敵を倒すまでのプロセスを攻略する方法(勉強法)を学ぶ
▼途中で家来の敵(模試)も何回か出てきて戦う
▼武器(参考書・問題集)を買ってレベルアップ
▼自分を成長させるプロセス(成績・偏差値アップ)も楽しむ
ポイントだけピックアップしてみましたが、これだけ見ても受験勉強とゲームは共通点だらけです。
ゲーム好きな人は、ほとんどその感覚で受験勉強をやっていけばいいと思います。別にこんなものは不真面目でも何でもありませんからね。自分がどう解釈するかだけの問題です。
このゲームで勝ちたいなら、「攻略法」を学びましょう。それがつまり、「勉強法」ということです。
ちなみに、勉強法は「本」から学ぶのが一番コストパフォーマンスが高いです。
たかが「勉強法」を学ぶくらいのために、ネットで売っている何万円もするような教材を買う必要はないです。
近所の小さい本屋さんは品ぞろえが少ないことが多いので、選ぶなら大きな本屋まで電車にのってでも買いにいってください。
あるいは、アマゾンなどのネット書店で買うか、ブックオフやヤフオクで中古の勉強本を買ってもいいと思います。
「勉強法」なんて1年や2年ですたれるものではありませんから、数年前の中古本でもまったく問題なく使えますので。
ちなみに、勉強本はいろんな人がたくさん出していますので注意しておいてください。
数年前の大勉強本ブームのときは、ただ有名人だったり、有名企業の社長だったりするだけで、「勉強法」と名の付く本を出していた人もたくさんいました。
私が見た限り、そういう受験業界から離れている人が書いた勉強本は使えない本が多いです。大半が社長の自伝だった「勉強本」もありました(笑)
ほとんどブームに便乗しているだけですから、まあ当たり前といえば当たり前。まだそれなら有名大学の学生が出版した勉強本の方が使えることが多いです。
なので、勉強法を一番賢く、コストパフォーマンスよく見つけたいなら、ネットの教材ではなく「本」から選んで、かつ、受験業界に(できれば長年)身をおいている人が書いた本で、さらにその中で評判のいい本を選ぶのがコツですね。
それでもたくさんありますので、あとはどれがいいかは自分で調べてみてください。今やレビューブログでもアマゾンでも見れば、いくらでも本の評判はわかるはずです。
そこで見つけた勉強本を、できれば線も引きながらしっかり読み込んでください。それこそ、参考書を勉強するときのように、「勉強法を勉強本で勉強する」のです。早口言葉みたいですが(笑)
「勉強法の勉強」をすることは、受験の途中からは重要性は一気に低下しますが、この時期にはとてもとても大事な作業になります。
この1年の必勝ルールを学ぶためにも、しっかりと今のうちにやっておいてください。