- 2013-7-25
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
まもなく8月がスタートするわけですが、8月は大学受験生はもちろんのこと、資格試験の方も夏休みをとる方が多いと思います。(某国の首相は11日間も夏休みをとるとのことですが。。)
もし受験生のあなたが、この夏休みに勝負をかけているのであれば、計画を立てるのは当然として、もう一つやっておくと効果がある「裏ワザ」があります。
「裏ワザ」と表現する理由は、この方法はもう本当に正攻法の勉強法のようなものとは違うからです。でも、効果は高いです。
前置きはこのへんにして、さっそくその方法をお伝えしてしまいますと、それは
【 夏休み前に、「夏休みを終えた感想」を書く 】
というものです。・・・いえ、表記ミスではありません。文字どおり「夏休み前」に「夏休みが終わった感想」を書くのです。はい、まだ意味がわかりませんね。
どういうことかと言いますと、ようは夏休みが終わった日をリアルにイメージして、「その最終日にこういう感想を書けたら最高!」という自分にとっての理想の最終日の感想を「先に」書いてしまうということです。
むかしバラエティ番組で「日記に書かれた通りに行動しなければならない」というルールで「未来日記」という企画があったのですが、
そういう感じで、「これから自分がこういう日々をすごしたい」という理想の日々をイメージして、あたかも「本当にそういう日々をすごした」かのごとく、先に日記のように書いてしまうわけです。
今のあなたで言えば、「夏休みが終わったときに、こんな感想を書けたら最高!」という感想を、今先に書いてしまうのです。
もちろん、まだその出来事は起こっていないわけですが、「あたかも本当に起こった出来事のように」先に書いてしまうことで、
そこに書かれた行動が潜在意識に強烈にインプットされ、自然にその行動を起こすようになります。行動を起こさないと、脳の中でつじつまが合わなくなるからです。
これは詳しい方ならピンと来ると思いますが、ようするにアファメーション(自己暗示)の一つの形態なのです。未来の出来事を先に書いてしまうことで、自分に暗示をかけるわけですね。
本当は、ここであまり具体的な例文は書かない方がいいのですが、(その例文に思考がとらわれてしまうリスクがあるため)、あくまで一例として書いてみますと
「今日で夏休みがとうとう終わった。この夏休みは、本当に素晴らしい○日間だった。間違いなく、今までで一番充実した最高の夏休みになった。
とくに○○の問題集と△△の参考書を全部終わらせることができたのは、今の自分にとっては大きな前進だ。さらに、ずっと苦手分野だった○○も何度も復習したことで、ついに克服することができた。もう○○の問題が出てきても全く怖くない。これは本当に自信になった!
それに、以前から自分の中で治したかったあの○○の癖も改善できたし、○○を習慣化することもできた。1日の勉強時間も○時間が当たり前のようになった。・・・」
イメージできない人のために、あくまで一例として書きましたが、こんな感じです。まあ↑にとらわれず、自由に好きなように書いてかまいません。ポイントは、
1、リアルに書くこと
2、そのときの「感情」も書くこと
は、当然プラスの感情のことです。上の例でいうなら「本当に良かった」「自信がついた」「最高の~」「素晴らしい~」といった箇所ですね。
未来の「プラスの感情」(=快感)を先に書いてしまうことで、脳がその快感を追い求める形で計画を処理していくことができるようになります。
そこに書いた快感が、モチベーションのエンジンのような役割を果たすと言うことですね。
これを書いて、1日数回読むようにします。
そうすると、そこに書かれた「理想の最終日」のイメージを実現させようと、脳が働き出すわけです。
それは限りなく快感に満たされたイメージなので、そこに向かうプロセスや試行錯誤そのものまでが楽しくなってきます。いわゆる「ワクワクする」というやつです。このように
【 夏休み前に、「夏休みを終えた感想」を書く 】
ことで、非常に充実した夏休みを送れる可能性が一気に高まります。そもそも書いて失うものは何もありませんから。
ちなみに、夏休み終了後に「本当の感想」も書くようにしてください。
そう決めておくことで、「最終日に、実際の感想と、事前に書いた感想を比べることになる」というのが前提になるので、
「『事前の感想』と『実際の感想』が同じになるように頑張らないと!」という形で、ここでもまた、勉強に向かう動機付けができます。
というわけで、これから「受験の天王山」である夏休みが本格化しますが、
今のうちに「夏休みを終えた感想」を書いてしまって、脳のイメージパワーをフル活用する夏休みを送ってほしいと思います。