- 2013-7-20
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
受験勉強の効率アップを考えるときに、知っておくといいテクニックの一つに
【 自分なりの記号をつくる 】
という方法があります。
「記号」というのは、勉強の中で「頻繁に出てくる用語」を一文字であらわしたものです。その用語の「頭文字」を使うとわかりやすいです。
たとえば受験勉強でなくても、ふだん「平成25年」と書くところを、「H25」と表記することがありますが、そういう感じの略式記号ですね。
勉強をしていてノートに書いたり、カードを作ったり、参考書に書き込んだりするときに、「頻繁に使う言葉」というものがたいがい何個かあるものです。
たとえば日本史で江戸時代を勉強しているときに、「徳川○代将軍△△」という言葉を書くことがしょっちゅうあるようなら、「T3家光」などとして、
自分の中で「徳川○代将軍」は「T○」と表記を決めてしまう。「徳川3代将軍」なら「T3」。ターミネーターみたいな表記ですが、あまり気にしないでそれを徳川○代将軍の表記と決めてしまう。
「江戸時代」「戦国時代」「平安時代」などと、「時代」という言葉もしょっちゅう書くようなら、「時代」=「J」と決めて、「戦国J」という表記にしてしまう。
戦史の勉強をしていて、日清戦争、日露戦争、戊辰戦争などと、「戦争」と書くことが多いなら、「戦争」は「war」ですから、「日清w」「戊辰w」「第一次w」などと「w」を「戦争」の表記として自分の中で統一してしまう。
あくまで一例ですが、長い受験生活においては、こういった「頻繁に使う単語の記号化」というのはバカにできない時短になります。
1つ1つは大した時短でもないですが、多くの部分でこうした記号化を図っておくと、積もり積もって受験の最終局面ではかなりの違いが出てくるのです。
このような形で、勉強をしていて「頻繁に出てくる用語」については、ぜひそれを「記号」にしてしまえないか考える習慣をつけておくことをおススメします。
ただし、ちょっとだけ注意が必要なのは、「書いて覚えるべき単語」は記号で略さないことです。
科目によっても違いますが、上の例でいうなら、「○代将軍」「戦争」といった言葉ぐらいなら、記号化してしまっても覚えられますが、
1、あきらかに受験に出てくる重要単語で、
2、まだその単語をしっかり覚えているわけでもなく、
3、それが実際の受験本番で書く可能性がある
という3条件がそろっているようなワードは、覚えていないのに記号化するわけですから、本番で忘れてしまうリスクを負うことになります。
あくまで記号にする単語は、当たり前のように覚えていて、頻繁に出てくる単語に限ったほうが無難です。
また、私の経験では、自分で作った記号は数ヶ月たっても忘れることはほとんどありませんが、もし心配なら
ノートの表紙裏あたりに、<略式記号一覧>と書いて、新しい記号を作るたびに「略すことにした単語」と「その記号」をメモしておけば問題ないです。
新しい記号を作った最初のうちは、ちょっと違和感を感じる場合もあるかもしれませんが、何回か使っているうちにすぐに慣れます。
単に慣れの問題なので、慣れたらまったく問題なくなります。
その後は、その記号を使うたびに「こんなめんどくさい単語、記号にしておいて良かった」としょっちゅう思うようになるはずです。
頻繁に出る単語は、できるだけ自分流の「記号」にしてしまえないか考えてみてください。