- 2014-2-11
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
大学受験生で国公立大学を受ける人、一部の私立大学を受験する人は、今はまさに最後の大詰め、受験生活の総まとめ学習に入っている時期だと思います。
前回の記事では、この2月のラストスパート期というのは、「締め切り効果×二次曲線効果」と「併願の受験による実践力アップ」で過去もっとも成長できるというお話をしました。
なのですが・・・
が!!! Σ(゚д゚;)
がー!!!
実は、このうち「二次曲線効果」をしっかりと得るには、一つだけ条件があるのです。その条件を満たせない人は、この最後の希望を得られなくなります。
その条件をお伝えするまえに、まずこの「二次曲線効果」というものを頭の中でイメージできているでしょうか?その確認をまずしておきます。
いちばんわかりやすいイメージとしては、参考書を繰り返しやっていったときの終盤戦のような状態ですね。
かりに英単語を「ターゲット」を使って勉強しているとします。当然それを完璧にするために、何度も繰り返すはずです。
ターゲットを1周するのに必要な時間も、1回目、2回目、3回目・・・と繰り返すにつれてどんどん早くなります。
最初の1回目は一通りやるのに何ヶ月もかかったのに、7回目ぐらいになれば2日もかからず、10回目には、もう1時間ほどで1周できてしまうヾ(´▽`)ノ
あくまでイメージの話ですが、「二次曲線効果」というのは、ようするにこういうものですね。後半になるにつれて、曲線を描くように急激に学習スピードが上がっていく=実力が上がっていく、ということです。
で、話を戻しますが、この効果をバッチリ得るには1つだけ“条件”があるのです。それはどういった条件かというと、
【 「中途半端な部分」を徹底的に潰していく 】
ということです。これが絶対に必須の条件。当たり前ですが、もう一回よく認識しておいてください。
これができないと、二次曲線効果は得られません。あるいはその効果が半減以下となるでしょう。
この時期は過去問をやるのも当然ながら超重要なのですが、と同時に、これまで手をつけてきた勉強で「中途半端なままの部分」を、完璧に潰していく必要があるわけです。
くどいですがわかりきった話とはいえ、ラストスパートにおいては超重要なことなのであらためて認識しておいてください。
「この分野はもう9割くらいまでやった(覚えた)から、この分野をやるより、もっと違う勉強をしよう」
といった「ほぼやったからOK」的な感覚が一番あぶない、というより“もったいない”のです。ジャパニーズMOTTAINAIであります。
過去問や問題演習で実践力をつけながらも、「そこそこ終わった」というようなあと一押しで終わる部分を、絶対にそのままにせずに、徹底的に潰していく。
英単語帳も9回目、10回目はごく短時間で終わるわけです。そのごく短時間で終わる「最後の一押し」だけ手を抜いたばかりに、二次曲線効果を得られないとしたら、くどいですが、
これほどMOTTAINAIことはないんやで!!!
というわけです。
あなたにとって「中途半端なままの部分」「あと一押しで終わる部分」は、どこにありますか?
それを探し出して、モグラたたきのように叩きつぶして行ってください。
何事も“詰めの甘さ”は命取りになります。受験も同じです。
ここまで頑張ってきたのですから、今までの頑張りに“最後の一押し”を加えることに、くれぐれも手を抜かないようにしましょう。
この“一押し”を忘れたばかりに、二次曲線効果が得られないで、これまでの8~9割の努力が水の泡になる人も少なくないのです。
これはとても重要な部分なので、ぜひラストスパートにおける“最後の一押し”だけは、絶対に忘れないでおいてほしいと思います。