- 2013-5-25
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
このブログの読者さんは、ざくっと分けますと、大学受験生と資格試験の受験生が半々くらいなのですが、
資格試験受験生にはあまりない傾向なのに、大学受験生にはやたら多い傾向というものがあります。
その「傾向」というのは、あまりよろしくない傾向でして、「そんなことではダメですよ!」という趣旨のことをこれから↓に書くわけですが、
それは何だかわかりますでしょうか。大学受験生にはわりとよくあって、資格試験受験生にはあまり見られない「悪い傾向」です。
その答えとは
・・・この続きはCMのあとで!
とやってみたいところですが、怒られそうなので書きますと、
【 本心から望んでいない目標を設定してしまう 】
という傾向です。
「目標」というのは、大学受験生であれば「志望校」「志望学部」のことですね。
大学受験生の中には、なぜかそのように自分の本心ではたいして望んでいない「大学」「学部」を目標に設定してしまうことが少なくありません。
多くの場合、その理由というのは「周り(家族、先生、友人)の目を気にして」だったり、「世間的に評判がいい」という理由だったり、
ようするに自分の心が感じることを基準にしているのではなく、「他人の視線」を気にしてしまってそうなっていることが多いわけです。
私自身はこれまでの人生で「他人の視線」を気にして何か人生にかかわる重大な決心をした経験がほぼ皆無なのですが、一般的にはそういう部分を気にする人が多いです。
とくに親がそういったいわゆる「世間体」を必要以上に気にする人の場合、その影響を受けてしまうことも少なからずあります。
まあ逆に思いっきり反発する人もいますけど、多くの人は知らぬ間に親の影響を受けてしまうものです。
資格試験受験生の人は、もう親から独立している場合が多いのでそういう「たいして望んでいない目標」を設定する人は少ないのですが、
大学受験生にはそういう目標を設定してしまう人が少なくありません。
それが親の影響を受けた結果なのか、あるいはあなたの何らかの境遇のせいか、今生きている環境の影響なのか、
もしくは単に性格の問題なのかといった原因追究はさておいて、一つはっきりしているのは、
【 本心から望んでいない目標を設定すると、いざというとき全く踏ん張りがきかない 】
という事実があることです。
これは受験に限らず、ほとんどすべての目標達成のプロセスにおいてそうなのですが、
その目標を達成するまでには、必ずといっていいほど何らかの「山」が待ち受けています(山あり谷ありの山ね)。
その山が何個あるかは目標の内容にもよるし、自分の現在のレベルにもよるわけですが、
いずれにしろ山を何一つ乗り越えないで、ゴールに到達するなんてことはほとんどありえないわけです。
で、「本心から望んでいない目標を設定した人」というのは、平坦な道をゆっくりハイキングしてるうちはいいのですが、
山がドーンと目の前に立ちふさがったときには、その山を登り切るために必要となる強烈なエネルギーがわいてこないわけです。
だって、山の向こうに行く気があまり無いんですからね。「ハイキングならそこそこ楽しいし、まあいっか」とか思って歩いていても、
ちょっと山が出てきたとたんに、ふにゃふにゃっとなります(笑)
ようは踏ん張りが全然きかないんですね。だからちょっとしたことで、すぐボキっと心が折れて前に進めなくなるわけです。
ところが、「本心から望んでいる目標」を設定した人は違います。
山が目の前にたちはだかってきても「こんな山、登ってやらぁ!」(江戸っ子風)という感じで、山を乗り越えるためのエネルギーがわいてくるわけです。
なぜなら、心底山の向こうに行きたいと思っているから。
この心の状態の差が、結果に現れないわけがありません。
「本心から望んでいない目標」を設定してしまうと、プロセスも中途半端にダラダラ、結果もダメになるのです。簡単にいえば、何一ついいことがないということ(笑)
「他人の目」を気にして目標を設定するのは、もうやめましょう。それでもズルズルとハイキングくらいはできますが、山にはまったく登れません。
充実した人生を送るために、「他人の目」ではなく「自分の心」に正直になってほしいと思いますね。