- 2026-3-6
- ChatGPT
こんにちは、中西です。
ChatGPTの解約が凄まじい勢いで進んでいます。
もはや世界的なChatGPTの解約運動と言っても過言ではないレベルですが、特にアメリカでは勢いがすごいようです。
背景になっているのは、ChatGPTを運営するOpenAI社と国防総省の契約です。
ご存知の通り、今、アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃が続いていますが、
このアメリカ政府によるイランへの攻撃を、アメリカ人の4割以上が支持していないようです。
アメリカの攻撃の根拠を見ても、理不尽か、まるで理由になってもいないような、
誰が見ても別の理由があって、口実としてでっち上げたような理由にしか見えない根拠を元に、イランに攻撃し民間人を虐殺しています。
こんな攻撃を支持できないと考える人が大勢いても当然で、昔の、大量破壊兵器を持っているという前提で、
疑惑だけで一方的に攻撃を仕掛けた、とんでもない虐殺のイラク戦争への攻撃を思い起こさせます。
アメリカは昔からこういうことを平気でやる国ですが、今回もアメリカ国民は少なくとも4割以上がイランへの攻撃を支持していない状況なのです。
OpenAIの国防総省との契約合意は、この戦争に直接的にすぐ加担するという契約ではないと思いますが、タイミング的に最悪でした。
結果的に、ChatGPTで収集された情報やそのシステムが戦争で使われると多くの人に判断され、爆発的な勢いで解約が激増しています。
そのあまりの解約のスピードに慌てたOpenAIのサム・アルトマンCEOは、国防総省との契約内容を改定すると発表しました。
さらに、OpenAIの製品が国内の監視活動や戦争のための情報収集活動に使用されることはないと断言しました。
現在、OpenAIは国防総省との契約内容を修正中のようです。
そもそも修正しなければならないような契約だったことが問題だと思いますが、
解約に慌てて修正をしたところで、落ちた信用はそう簡単には取り戻せないと思います。
ちなみに、ChatGPTを解約した人たちが新たに契約する先として、新規利用者が増えているのがClaude(クロード)です。
Claudeは最近どんどん存在感が増していて、私のコーチングのメンバーさんでも利用している人は多いですが、
今回のChatGPTの解約運動の中で最も勢いを伸ばしているのがこのClaudeになります。
ClaudeはもともとChatGPTのOpenAIにいた人物が、OpenAIの方針に疑問を感じて辞職し、自分の理想とするAIを作る目的で出来上がったAIです。
ChatGPTと比較しても、文章面など複数の面で優れているという声が多いです。
今はChatGPTの解約であまりにも利用者が激増しすぎてClaudeが重くなっているようですが、
それは一時的なものでしょうし、今後はますます利用者が増えていくのは間違いありません。
実は、このClaudeを運営するアンソロピックは、OpenAIと国防総省の契約の締結が発表される数時間前に、
AIの軍事利用に関するアンソロピックと国防総省の協議が決裂していたようです。
その理由は、このアンソロピックが国防総省との契約において、「超えてはならない一線」を具体的に設定していたことです。
その一線とは何かというと、「大規模な国内の監視と人間の監督なしに、殺傷能力を持つ自立型兵器に同社のシステムを利用することを禁止する条項」を契約に入れるということでした。
この自立型兵器というのは、人間の判断や操作を介さずに、AIやプログラムが自ら目標を設定して攻撃を実行できる兵器のことです。
戦争においてそういう兵器を作ることになった際に、アンソロピックは自社のシステムを利用するなということをはっきりと主張していたら、国防総省との契約が決裂したということです。
ということは、国防総省はAI企業と契約を結んで、そのような「完全自立型の兵器」を作ろうとしているということで間違いないでしょう。
逆に言うと、OpenAIが契約できたということは、そのような国防総省の要求を飲んだという可能性が非常に高いということになります。
その契約が、今回、世論の大きな反発を招いて、解約運動につながっているということです。
日本でも、すでに私が知るだけでも、インフルエンサーさんがChatGPTを解約すると表明していたり、実際に解約する人も増えているようです。
ということで、OpenAIはユーザーの不安や心理を理解できずに判断を誤ってしまい、世界的な解約運動に発展しています。
こういうのを見ていると、今後AI各社が生き残っていく上では、人間として当たり前の倫理観を持ち合わせて、
それをしっかりと実行できないAI企業は世間に見放されていくということになりそうです。
AIが人間を超越してしまう世界への不安も出てきているわけですが、今回のような状況を見ると、人間の善なる部分がAIに勝利したとも言えますし、
単に人間の生存本能として、安全を脅かすAIは使われないということでもありそうです。
ただ、AI企業のシステムが戦争にも利用されるのが当たり前になる時代に入ったとも言えるわけで、
核保有が抑止力になるという論理と同じように、「AIを駆使した兵器の保有が抑止力になる」という時代になっていくかもしれません。


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