- 2025-6-22
- 経済の話
こんにちは、中西です。
少し前まで日曜日だけ政治経済ネタを配信していましたが、半年くらい?ご無沙汰していました。
メルマガでは、もうあまり政治経済系のネタを配信する気はなかったのですが、
あと1ヵ月で日本の運命を決める非常に重要な参議院選がありますし、
本日も参議院選の結果を占う都議選(東京都議会議員選挙)があったので、久々に少しお話ししようと思います。
今回の都議選にしろ、来月の参議院選挙にしろ、絶対に間違いないのは
「自民党政権を終わらせなければならない」
という点です。
それ以外の、どの政党や候補者に投票するかについては意見が分かれるところでしょうし、議論の余地もあると思います。
しかし、全国民が共通認識として絶対に持たなければならないのは、
「売国政党であり国民の敵でしかない自民党を叩き潰すこと」
で、ここに議論の余地は一切ありません。
これは、この国の現状を理解しているか否かの違いです。
もし自民党に投票する人がいるとすれば、それは今の日本の状況を全く理解していないということになります。
そういえば先日ネットで
「わしは自民党に入れる。野党にまともな政党がないから。それに野党には政権を運用する能力はない」
という見解の人がいたのですが、まだこんなこと言ってる人がいるのかと腰を抜かすほど驚きました。
10年前ならまだしも、今の野党にはまともなところは複数ありますし、与党ではないのだから政権運用能力など無くて当たり前。
そもそも日本を30年衰退させ、貧困層だらけで外資・外国にあらゆるものが買収されまくり先進国から脱落させたのは自民党であり、
これだけ日本を破壊しまくった連中に「政権運用能力」など1ミリもありません。
繰り返しますが、自民党を政権与党の座から引きずり下ろし、それだけでなく、自民党に寄生している政治家たちを一人残らず日本の政治の世界から駆逐していく。
これは本来なら全国民が当然の共通認識として持つべきことなのです。
しかし、政治について情報収集が不足している人や、マスコミに洗脳されている人(テレビ全く見てないけど進次郎をヒーロー扱いしてるとか(゚o゚;))、
あるいはそもそも政治に無関心な層が半数もいるため、こうした人たちが今なお自民党に投票してしまうことが普通にあります。
実際にこの原稿を執筆している本日、都議選の結果を見ると、
自民党は議席数を落としたものの、都民ファーストと拮抗して結局まだ2トップに立っているようです。
もちろん、自民党に対する国民の怒りはとっくに沸点を超えており、議席数は減ったようですが、
それ以前に投票率が今回も50%前後になるという情報があり、結局、いまだに半数の人が投票に行かないという絶望的な状況です。
来月の参議院選挙では、もう少し投票率が上がるはずですが、
それでもこれほどまでに自民党による売国政策が進められ、日本が乗っ取られているにもかかわらず、まだその状況を理解すらできず、投票にも行かない人が半数もいる。
そして、投票に行った半数のうち、さらにまだ自民党に投票してしまう人が多数いるという、まさに絶望的で地獄のような状況です。
そんな中でも、いくつかの希望も見えました。
参政党や国民民主が都議選で初めて議席を獲得したようです。
参政党は4人が出て3人が当選したようで、神谷代表も手ごたえを感じたとのこと。
個人的には世田谷区の望月氏を少し応援していたので、彼が当選したのは良かったなと。
参政党も国民民主も、全体の割合からすればわずかですが、国政でも存在感を発揮している野党が都議選で議席を獲得したというのは、非常に重要な意味を持つと思います。
一方で、都民ファーストが過半数を超えて自民党に代わって都議会の第一党になりそうです。
しかし、都民ファーストは元々自民党とつながりがあり、実質的に自民党と大して変わらない部分も大きい。
さらに、都民ファーストは現都知事の小池百合子の政党ですが、彼女は完全なる本物の売国政治家であるという証拠も揃っており、ここには議論の余地がありません。
それでも都民ファーストに投票している人たちは、こうした基本的な認識すら持っていないのだと思います。
結果として、自民党と都民ファーストの2党が都議選でツートップになるというのは、やはり都民の判断力が非常に乏しいということになります。
これが今後、参議院選挙にどれほど影響を与えるかが気になります。
個人的に良かったと思ったのは、千代田区から出馬していた公認会計士の佐藤沙織里さんがトップ当選を果たしたことです。
佐藤さんはYouTubeでも情報発信しており、この界隈では非常に有名な方です。
政治・経済系の情報をネットで集めている人であれば、知らない人はいないくらいでしょう。
その佐藤沙織里さんが千代田区でトップ当選したということは、日本が変わる可能性すら、わずかではありますが出てきているのかもしれません。
千代田区民の方々には判断力があったということでしょう。
ちなみに、佐藤さんは無所属です。
もちろん、投票理由は人それぞれですが、政策ではなく彼女が若くて見た目もいいから、という理由で入れた人も一定数いる気がします。
千代田区の対抗馬の候補者を見ると、ろくな政党がありませんし、正直見た目も佐藤さんが圧勝に見えます<(_ _)>
見た目判断の割合が多すぎて、たまたま受かったということがないよう願うばかりです。
彼女に失礼な話で申し訳ないですが、それくらい疑った方がいいほど、都民・国民の政治に対する判断能力は非常に低いと私は強く感じるからです。
偉そうに言ってますが、私が政治に無知だったころに投票に行った時は、そういう見た目判断をするしかなかった経験もあるので、同じような人がいることがわかるのです。
千代田区民の方々の多くが、正しい認識に基づいて佐藤さんに投票したと信じたいと思います。
なお、佐藤さんは減税を主張されていますが、残念ながら私が10年以上前からこのメルマガで主張している「正しい財政認識」は持っていません。以前、その点は確認済み。
とはいえ、減税という方向性は正しいので、大きな問題ではありません。
これは百田尚樹さんの日本保守党と同程度の財政認識だということです。
佐藤さんも日本保守党も、「この国を何とかしたい」という強い思いと行動力には感銘を受けます。
ただ、日本保守党に関しては、マクロ経済や財政に関する認識があまりに低すぎることは、党の立ち上げ当初から本メルマガで何度も指摘してきました。
佐藤さんについても、公認会計士という実務家だからか、やはり「税は財源ではない」という本質的な認識にはまだ至っていません。
「税は財源ではない」「日本は絶対に財政破綻しない」「国債発行=通貨発行」「そもそも日本に財源問題など存在しない」
という客観的事実に、早く到達してほしいと強く願っています。
同じ公認会計士でも森井じゅんさんは正しい財政認識を持っておられます。(京都大学藤井聡教授と対談本も出されています)。
また最近では、私がこのメルマガでもよく「四毒抜き」の食生活で紹介している、
医師の吉野敏明先生が「日本誠真会」という政治団体を立ち上げ、政治家を目指されています。(残念ながら奥様の吉野じゅんこ氏は都議選で落選されたようですが)
吉野先生も最近になって、「税は財源ではない」と主張し始めました。
つまり、真実は時間の経過とともに広まっていくということです。
かつて参政党も「松田プラン」という元財務官僚の松田学氏の(財政破綻論ベースの)アイデアを採用していましたが、
今ではどの政治家よりも早くから「正しい財政認識」を持つ安藤裕先生を迎え入れています。
また、同じく正しい財政認識を広めてきた三橋貴明さんのアシスタントを務めていた歌手のさやさんも、参政党から立候補しました。
こういった動きを見ると、参政党の財政認識は、今や国内トップレベルに到達しているはずです。
その流れで、佐藤さんや日本保守党も、いずれ自分たちの財政認識が不十分だったことに気づくはずです。
いずれにしても、日本保守党も佐藤さんも、主張している「減税」という方向性は間違いなく正しいため、非常に応援したい政治家・政党です。
細かい話をすればキリがありませんが、今回の都議選の結果を見る限り、希望と絶望が入り混じっている印象でした。
絶望の要因は、相変わらず投票率が低すぎること。
そして、投票している人ですら、いまだに自民党に投票している人が少なくないこと。自民以外でも都民ファーストが過半数超えで第一党になりそうなこと。
選挙区によっては、やむを得ず消去法で投票した人もいるかもしれませんが、それでもまだ投票に行く半数の人すら、自民に入れる人がいると。
希望の要因は、参政党や国民民主が初議席を獲得したこと。これは来月の参院選の自民崩壊につながる可能性があります。
そして、佐藤さん・望月さんのような30代半ばで今後が期待できる人物がトップ当選を果たしたことです。
あ、あと論外すぎて忘れてましたが、石丸伸二の政党「再生の道」は42人の候補者を出して全滅したそうな。
石丸伸二は絶対に政治家にさせてはいけない人間だと本メルマガで昨年何度も書きました。
理由は多数ありますが、最大のポイントは緊縮思想で新自由主義者だからです。この2つは日本を30年衰退させた根本思想そのもの。
あと彼は財務省問題も知らず、少子化問題の解決策どころか原因すら理解してないことを確認済み。完全にバカ政治家(候補)で論外。
政策もなく、私利私欲の承認欲求で政治活動をしてるだけです。あまりにも分かりやすいニセモノですが、こんなのに未だに騙される若者もいるので一応書きました。
今回はあくまで東京都の選挙ですが、正直、希望もあったものの、参議院選挙がこのレベルの結果に終われば、日本は崩壊へとまっしぐらだと断言できます。
参議院選では、投票率がもっと上がる必要がありますし、自民党が過半数を割って政権交代に向かう展開が求められます。
1ヵ月後の参院選は日本の命運を分ける可能性が高く、それはつまり我々と子孫の未来を大きく変える可能性があるということです。
私も本業が忙しいことを言い訳にせず、一人の国民として自分にできる最大限のことをしていきたいと思います。


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