こんにちは、中西です。
今年の4月から第3期目に入った、私が運営している第二領域コーチングプログラムでは、第3期から
「内省」
を実行するサポートをしています。
大きく分けると2つあって、内省のやり方のサポートと、実行のサポートです。
やり方については、私が独自に開発した「内省法」というのがあり、そのやり方をメンバーさん全員にレクチャーしています。
このやり方は、誰でも簡単に、楽しく、半分ゲームみたいに、没頭しながら遊んでいる感覚で内省がどんどん進んでいくというものです。
ただ、これはあくまで私独自の、いわば「中西式内省」のやり方なので、必ずしもこのやり方を採用する必要はありません。
要は内省が進めばいいわけですから。ただ、中西式内省をやったメンバーさんからは大絶賛されてますd=(´▽`)=b ♪
そして内省の実行サポートについては、第二領域(=緊急ではないけど重要なタスク)を実行するためのセッションの中で、
予定として宣言し強制的に実行してもらう形で行っています。
そんな感じで、今では内省の支援を仕事の一部にしているので、内省の効果やその重要性をよく理解していますが、
以前は内省のことを、実はちょっとバカにしている節がありました<(_ _)>
というのは、内省というものを完全に勘違いしていて、自分の心を見つめるだけの作業のように思い込んでいたからです。
おそらく「内省」という単語のイメージから、勝手に間違った解釈をしていたのかもしれません。
「反省」という言葉もありますが、これも言葉としては内省に似ています。
反省は、まだその先の改善につなげようと思えばつなげられるわけですが、内省というのは、単にその字面のとおり「自分の心の内を顧みるだけの作業」だと思っていたのです。
それで何か心が整理されたり、心の平安が訪れたところで、別に問題が解決するわけではないし、「意味ないやん」と思っていました。
今思えば完全に無知でした。
おそらく私がイメージしていたのは「内観」に近い内容です。
内観と内省はまったく違うものです。
内観というのは、自分の行動が他者に与えた影響や、周囲からの恩恵を理解して、自己理解を深め、人間関係の改善や精神的な平穏を得るようなものになります。
これも別に悪くないと思いますが、私自身は「問題を解決しなければ意味がないだろう」と思ってしまう方で、
「問題が具体的に解決できていないのに、現実逃避のようなことをして心の平安を手に入れても仕方ないやろ」
などと思っておりました。
しかし、そうやって自分の心の内側を見つめて心の安定を目指す、というのは「内観」の方で、内省はそれとはまったく別だったのです。
内省というのは、内側を見つめるという点では内観と同じですが、内観は心の平安を目指すのに対して、
内省は「問題の解決」を目指すものです。
別の言い方をすると、「問題解決のツール」とも言えます。
何か問題や課題を抱えていて、それを解決するために内省を行うということです。
なぜこの内省が効果があるかというと、理由は簡単で、
【 問題や課題を抱えているときに、その原因が自分の心の内側にあることが非常に多いから 】
です。
ところが、自分ではそれが原因だと認識できていないこともとても多いのです。
そこで、その自分の心や考え方や感情が問題を引き起こしている根本原因だったと突き止めて、状況を改善していくのが内省です。
だから、私が「問題を解決できなければ意味がない」と思っていた、まさにその問題を解決してくれるツールが内省だったのです。
単に心の平安を求めて静かに内側を見つめるだけの「内観」とは、全く別次元のものでした(内観は内観で必要な状況もあると思いますが、私が求めているものではなかった)。
「反省」や「内観」と名前が似ているので、なんとなくその辺がごちゃ混ぜになって、内省というものに勝手なイメージを持ってしまっていました。
これが間違いだったわけです。
自分でやってみてもそれは実感できましたが、第二領域コーチングのプログラム内で、メンバーの皆さんにこの4月から内省をしてもらうようになってから、
内省がいかに問題解決ツールとして効果的なのかが、ますますはっきりと見えてきました。
まだ始めて2ヶ月ですが、内省をされた皆さんから感想をたくさんいただいているので、はっきりわかるのですが、
【 内省は自分が抱えている問題や課題を解決し、人生をよくしていくための必須ツール 】
と言い切れますね。
例えば、ちょうど今日、メンバーさんから届いた内省の感想にもこんなものがありました。
女性で個人事業をされている方ですが、ある作業をするのに、一般的な平均時間が15分〜30分程度なのに対して、そのメンバーさんは1時間もかかってしまっていて、
「どうやったら平均レベルまで短縮できるのか?」
ということで悩んでおられました。
なぜ自分は他の人より時間がかかってしまうのか?どうすれば短くできるのか?
この部分を改善しないと、彼女の月商目標には到達できないので、内省をして問題解決の糸口を探っていたとのことです。
その結果、自分の作業に取り組むときのある考え方や、その作業が終わった後に起こりうるある恐怖心が原因で、時間がかかっていたことに気づきました。
具体的な内容はメンバーさん向けの音声で紹介予定なので省略しますが、
そうすると、その彼女自身の考え方や恐怖心が、必要以上に時間がかかってしまっていた最大の原因だったわけです。
ですから、その考え方や恐怖心を取り除くことをしなければ、問題は解決しないということ。
彼女は内省をしてそれに気づいたわけですが、この根本原因はいくらネットを検索したところで気づくことはできません。
自分の外に答えを求めるのではなく、自分の内側に答えがあるわけですから、
自分の内側をしっかりと深掘りして、一定の時間をとって突き詰めていく作業が必要になるわけです。
この作業のことを内省と言います。
自分が抱えている問題や課題を解決するために、自分の心の内側を深掘りしていって、本当の原因を突き止めて問題を解決していく。
「時間を短縮する」というと、つい多くの人が自分の外側の「時間管理」のノウハウとかライフハックに、問題解決の糸口を探そうとしがちです。もちろんそれで解決することもあります。
しかし、今回のメンバーさんのように、自分の心の内側を深掘りしていかないと、
永久に問題は解決できない、あるいは問題の原因にすら気づけないということが非常に多いわけです。
ただそれは、突き詰めて深掘りして原因がわかったから言えることで、
内省をしたからといって本当に確実に原因を突き止められる保証があるわけではありません。
だからこそ、経験値が浅い人は、内省を後回しにしがちです。
しかしこれを後回しにしている限り、いつまでたっても問題や課題が解決しないまま放置されていったり、
本当の原因が解決されないまま、自分の外側のライフハックなどに解決策を求めて時間を無駄にしてしまう、ということが発生してしまいます。
それは結局のところ、内省が「緊急ではないけど重要な第二領域」だからであり、
そうであるなら、まさに私がこれまで運営してきた第二領域コーチングのプログラム内で強制的にやってもらうべきだと考えました。
それで今年の4月から内省をやってもらう仕組みを導入し、スタートして2ヶ月経過しましたが、
皆さんからの感想を見る限り、この「内省という問題解決ツール」を導入したことが大正解だったと、もうすでに確信できるまでになりました。
それくらい、この2ヵ月でメンバーの皆さんの根深い悩みや問題・課題を次々と解決して、内省が皆さんの人生を変えているのがわかります。
(この第二領域コーチングのプログラムの追加メンバーを間もなく募集しますので、興味のある方は見逃さないようにしておいてください。)
というわけで、内省は「反省」や「内観」といった言葉と似ていますが、厳密には全然違っていて、
自分の心や思考、感情などを冷静に振り返って深掘りしていくことで、「問題の本当の原因」を突き止め、解決に導く強力なツールです。
内省の習慣がなかった人は、ぜひ自分が抱えている課題や問題について、定期的に時間を取って内省してみてほしいと思います。


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