- 2025-4-27
- ChatGPT
こんにちは、中西です。
ここ1週間ほど、
「AIによって今後数年でどのような時代になっていくか」
というテーマで、私の予想や考察を色々とお話ししています。
ポイントだけ簡単におさらいしますと、
▼生成AIがどういうものか理解している日本人は約半数しかいない。中国人は約7割。
▼AIやAI関連サービスが爆発的スピードで進化している理由は、AI自身とAI関連サービス・アプリの「開発スピード」が劇的に上がっているから。
それは今後「AIの自己改良」によってさらに爆速化していく。
▼ハーバード大学をはじめとするAIの専門家5人が執筆した「AI 2027」という論文が4月上旬に公開され、世界中に激震を走らせている。
内容は、今後2年でAIがAGI(人類と同レベル以上)に到達し、さらにASI(人類をはるかに凌駕する知能)に至るまであっという間に進むとされる。
ようはここから2年〜3年弱で世の中が激変する。
▼今後は2極化ではなく、AIを使いこなして仕事をする人とAIそのものだけが生き残る、一元化が進む。
▼AI時代に生き残れるかどうかは、自分が所属する企業・組織が従業員を「仲間」と捉えているか、「コスト」と捉えているか、つまりはトップの“従業員観”で決まる。
前者ならAI教育や研修が行われ、後者なら従業員は首を切られて終わる。
▼AIによって企業も個人も「成長スピード格差」が指数関数的に開いていく
ざっとこんな感じの話をしてきました。
また私の予想だけでなく、数回前にお話しした
「AI 2027」
という、世界中のAIの専門家を震撼させている論文の内容もベースにお伝えしております。
この予測の話は、5年後10年後といった先の話ではなく、これから2年から3年以内に起こる話ばかりです。
そして、全て妄想ではなくそれなりの根拠をもとにお話ししているので、相当高い確率で実現するだろうと思われます。
この流れで、今回も今後AIの時代に何が起こるかという予想の一つをお伝えします。
結論から言いますと、
【 今後AIによって1人ビジネスや副業がますます増えていく 】
と私は考えています。
理由はいくつかありますが、特に大きいのは、
単純作業や事務作業をAIにほとんど任せられる状況になっている
からです。
別の言い方をすると、ビジネスをやるハードルがかつてないほど下がっているという言い方もできると思います。
実際に収益を上げ続けられるかどうかはまた別の要素が必要ですが、
少なくともビジネスをスタートする、あるいは少し収益を上げるぐらいまでであれば、人類史上最高にハードルが下がっていると言っていいと思います。
AI以前は1人ビジネスにしろ副業にしろ、事業を作るということは、膨大な業務をこなしていかなければなりませんでした。
自分自身のスケジュール管理や自己管理は当然ながら、資料を作成したり、問い合わせに対応したり、コンテンツを制作したり、広告宣伝やマーケティングをしたりといった多くの雑務があったわけです。
これらの雑務を外注することも可能でしたが、当然外注費がかかるため、資金のない人にとっては全部自分でやっていくしかないというケースも多かったわけです。
ところがAIの登場によって、そういった雑務の大半をAIに任せることができるようになっています。
今現時点では、AIで対応できる雑務とできない雑務があると思いますが、
今後1~2年の間に、現時点で対応できない雑務もあっという間に大半が自動化される可能性が高いです。
これはChatGPTを開発したオープンAIのサム・アルトマンも、そのような発言をしていました。
普通に考えても、そうなるのは必然です。
これは「自分の得意なことに特化できる」ようになるという側面もあるわけです。
たとえ事務作業や雑務が苦手な人であっても、その弱みが事業上の弱みにならない時代に入ったということです。
これまでのAI登場以前であれば、そういった単純作業や雑務・事務作業ができないと回りませんでしたが、
今後はその必要性もなくなっていきます。
というより、今でも既にそうなってきています。
だからこそ、1人ビジネスや副業をスタートするハードルが、人類史上最高に下がっているのです。
ちょっとでもやりたいと思っている人は、学生でも未成年でも、高齢者でも、スタートして収益を上げることが容易になっていくわけです。
バブル時代のように、企業が終身雇用を保障し、政府が年金を保障してくれる時代であれば、わざわざ始める人も少なかったかもしれません。
しかし今は、自民党の腐敗しきった30年にも及ぶ緊縮財政によって、多くの人が自分の将来や老後に不安を抱えています。
本業以外の収入源を持ちたいと思う人が非常に多い、いや、大半に近いと言っても過言ではないでしょう。
そういった背景も踏まえると、今後ますます1人ビジネスや副業を始める人が増えるのは、火を見るよりも明らかだと思います。
AIをうまく駆使すれば、数十人の外注スタッフや何人もの秘書を雇っているのと変わらない体制を1人で作れます。
つまり、実質的にそこそこの企業並みに動けるようになっていくわけです。
仕事量も、AIを使うことによって、
どんなに少なく見積もってもこれまでの5倍から10倍のペースで、こなせるようになっています。
人によっては、数十倍・数百倍のパフォーマンスも普通にあり得ます。
しかもリスクなしで小さく始められるので、色々と試しながら、自分に合った仕事を深掘りしていくことも可能です。
ビジネスを見極めるうえで、小さく始められるというのは非常に重要なことだと思います。
もともとインターネットが登場した時点で、起業の初期費用は大きく下がりました。
しかしAIの登場によって、その初期費用はほぼゼロに近い状態になり、
さらに、これまでの5倍、10倍、数十倍という仕事量を一人でもこなせるようになってきたわけです。
たとえば、ChatGPTも月3000円程度で、これまで数十万・数百万円かけないと得られなかったような仕事をこなしてくれるようになっています。
つまり、単に初期費用が下がっただけでなく、想像もできないほどの生産性向上が可能になっており、
この傾向は今後ますます強まるのは確実です。
もちろん、AIの登場によって消えていく職業や企業、業界もたくさん出てくるでしょう。
しかし一方で、AIがなければ決してできなかったようなとんでもない仕事を、いくらでもやれる時代にもなっていきます。
気持ちさえ本気で何かに取り組みたい、真剣に自分の人生を充実させたいと思っている人であれば、
その夢を次々と叶えていける可能性が高いのです。
一方で、自分の人生に真剣に向き合っていない人、成長意欲のない人、受け身で仕事をしているような人たちは、
AIを使って自己実現をどんどん進める人たちと、とてつもない格差が開いていくでしょう。
この文章を読んでいるような人は間違いなく前者側だと思いますので、
AIのリスクよりも、メリットを享受できる可能性の方が高いと思います。
私が10代の頃、非常に大きな影響を受けた方に、元NHKアナウンサーで作家の鈴木健二さんという方がいます。
残念ながら昨年亡くなられましたが、鈴木さんがいろんな著書の中で、たびたび紹介していた言葉があります。
喜劇王チャップリンの、次の言葉です。
「人生に必要なのは、勇気と想像力と、ほんの少しのお金だ。」
100年も前の言葉ですが、AIの進化によってこの言葉の重みが、
ますますリアルに感じられる“面白い時代”になってきたように思います。


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