- 2023-2-17
- ChatGPT
こんにちは、中西です。
世界中に激震を走らせているChatGPTですが、早くも日本でChatGPTを使って、弁護士なみの
「法律相談」
を行うサービスが、今春から開始されます。もう2〜3ヶ月後にはスタート。
▼「ChatGPT」で法律相談 弁護士ドットコム、今春開始へ
https://www.asahi.com/sp/articles/ASR2F5RHLR2FULFA00V.html
しかも、弁護士法では弁護士や弁護士法人以外が報酬目的で、法律事務を扱うことが禁止されているため、当面このサービスは「無料」で行われるそうです。
つまり、法律が現実のスピードに追いついていないと言うことでしょう。
とは言え、弁護士ドットコムのChatGPTを活用するスピード感は凄いと思います。(これ自体が宣伝になっているのかもしれませんが)
サイバー大学客員教授で弁護士の荘司雅彦氏によると、弁護士ドットコムは会員の弁護士が会費を払ってQ&Aに掲載されているようです。
つまり、弁護士さんにとっては弁護士ドットコムにお金を払い、自分の回答を掲載してもらうことで、それが宣伝代わりになっていたもよう。
にもかかわらず、その自分たちの回答をベースにしたAIが無償で回答しだしたら、自分たちの宣伝にならなくなる…と言う問題がはらんでいるようです。
ただ、それは弁護士さん側の事情で、それを利用する一般のユーザーには関係ありませんからね。求めている回答が問題なく得られるなら、どっちでもいい、という部分は大きいです。
ということは、今回は弁護士さんの話でしたが、これはどの「士業」「専門家」の人たちにも当てはまると言えるわけです。
ほんの1〜2年前まで、
「いずれ知識提供型の専門家の仕事が、AIに奪われる」
という話が、「将来的な話」としてよく話題に上がっていましたが、世の中のほとんどの人が考えていたよりもずっと早く、その「将来」が来てしまいました。ChatGPTがそれを実現させてしまいそうです。
ただ、私はChatGPTが持つ「かなり致命的な欠点」に気づきました。
昨日お話しした「未完成な部分」「不正確な部分」があると言う点ではありません。そこはどんどん改善されているので、思っているより早く問題ではなくなる可能性もあります。
それより、もっと本質的なChatGPTの「欠点」と言える部分があるのです。
そして、その欠点こそ、「専門家が人工知能に勝てる部分」ではないかと言う気がしています。
そのChatGPTの本質的な「かなり致命的な欠点」については、次回か、あるいは午前中にお届けするプチメルマガの方でお伝えします。
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