こんにちは、中西です。
ここ1週間ほど、私が思うAIについての考察をシリーズでお届けしています。
ポイントだけ簡単におさらいしますと、
▼生成AIがどういうものか理解している日本人は約半数しかいない。中国人は約7割。
▼AIが爆発的スピードで進化している理由は、AI自身とAI関連サービス・アプリの開発スピードが劇的に上がっているから。
▼ハーバード大学をはじめとするAIの専門家5人が執筆した「AI 2027」という論文が4月上旬に公開され、世界中に激震を走らせている。
内容は、今後2年でAIがAGI(人類と同レベル以上)に到達し、さらにASI(人類をはるかに凌駕する知能)に至るまであっという間に進むとされる。
簡単に言うと、ここから2年〜3年弱で世の中が激変する。
▼今後は2極化ではなく、AIを使いこなして仕事をする人とAIそのものだけが生き残る、一元化が進む。
▼AI時代に生き残れるかどうかは、自分が所属する企業・組織が従業員を「仲間」と捉えているか、「コスト」と捉えているか、つまりはトップの従業員観で決まる。
前者ならAI教育や研修が行われ、後者なら従業員は首を切られて終わる。
ざっとこんな内容でした。
先日もお話しした通り、AIそのものの開発スピードも、AI関連サービスの開発スピードも、AIによって劇的に早まっています。
新しいAIや新しいサービスが登場するまでの期間も、著しく短くなっています。
そして、新しいAIやサービスが次の新たなサービスやAIを生み出すきっかけとなり、そのサイクル自体がどんどん短くなっています。
よって、今後の2年間というのは、これまでの2年間とはまったく違うスピードで進展していく可能性が高いです。
グラフで例えると、単なる右肩上がりではなく、二次曲線的な急上昇を描くイメージです。
そして、それが社会変化として現れてくるということです。
これも「AI 2027」で予測されていました。
そうなると、もう一つ容易に予想できることがあります。
AIを使いこなせる企業や個人と、使いこなせない企業や個人の間で、
【 成長スピードの格差 】
が間違いなく発生するということです。
これは私のような素人でも絶対に起こると断言できます。
AIを使わない企業や個人は、これまで通りの成長スピードに留まる一方で、AIを駆使している企業
や個人は加速度的に成長していきます。
つまり、日々AIを使いこなしている企業や個人と、そうでない企業や個人との間に、凄まじい勢いで格差が開いていくのです。
その格差が今後激しく開く前の現時点で、既に
「成長スピードの格差」
が起こっていると言うこと。
AIは、その人のレベルに合わせてしか使いこなせません。
例えば、小学1年生がAIを使えば小学1年生なりにしか使えませんが、東大生が使えば東大生レベルで使いこなします。
つまり、AIは万人に平等に開放されているにもかかわらず、使う本人のレベルに応じて成果が大きく変わってくるということです。
そして、AIを使って成長している企業や個人は、そのレベル自体も加速度的に上がっていきます。
つまり、AIを使うということは、自分の成長スピードを爆発的に加速させる装置を手に入れるということです。
最初からレベルの高い人は、AIでさらに異次元の成長スピードで加速していきます。
普通のレベルの人でも、AIをうまく使いこなせば、加速度的に成長し、上のレベルの人に追いつき、追い越すことも可能です。
一方、AIを使わない人や、浅くしか使わない人は、成長スピードを加速できずに置いていかれます。
つまり、もともとのレベルにAI活用スキルが掛け合わさることで、成長スピードにとてつもない差が生まれるわけです。
一言で「AIを使っている」と言っても、Google検索レベルでちょっと調べる程度の人もいれば、
ここでは書けないような高度な使い方をしている企業や個人も爆発的に増えています。
この格差は、まさに「成長スピードの格差」です。
そして、成長スピードの格差は、時間の経過とともにとんでもない差になっていきます。
私自身、日々AIを使いながら、そして周りやコーチングプログラムのメンバーさんたちの利用状況も聞きながら、その実感を強く持っています。
今の時点でも、すでに相当な成長スピードの格差が開いていると私は確信しています。
ただ、本当にAIで成果を上げている人たちは、わざわざそのことを公には言いません。
私自身も、AIを使って生み出したすごい使い方が山ほどありますが、よほど親しい人にしか話しませんし、無料で公には絶対に言いません。
もちろん、無料で情報公開している人もいますが、単なる善意ではなく、自分のビジネスにつなげるために公開している場合が多いです。
つまり、本当に価値の高い情報は有料になる可能性が高いということです。
(ただ、私がこのメルマガでChatGPTが登場した当時にすぐ予測したように「AIで稼げます詐欺」が急速に増えているようですのでご注意を)
それでも、無料レベルの情報だけでも、何も使わない人に比べれば圧倒的な差をつけることは可能です。
希望があるとすれば、まだ全然間に合うということです。
ただし、「AI 2027」の予測を見る限り、これから2027年末までの約3年間で、AIの進化はとんでもないことになります。
(本当の大激変は2026年とこの論文では予測されているので、実質あと1年ほどです)
ここから2027年まで、何もスキルを身につけずにぼーっとしていた企業や個人は、3年後にはもう全く取り返しがつかないほどの格差が開いている可能性が非常に高いです。
だから、どんなに遅くとも今年中には、AIについてそれなりに学び、それなりに使いこなして、自分自身の成長を加速できているフェーズに入っていないと危ないと思います。
ということで、今後3年以内の間に、AIを使いこなす人・組織と、使いこなさない人・組織の
成長スピードの格差
は、指数関数的に広がっていくのは間違いないと断言できます。
ぜひ、取り残されて路頭に迷わないように、AIの進化をチェックしながら、日々実際に使うようにしていくしかありませんね。


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