- 2024-4-22
- 第二領域の話
こんにちは、中西です。
昨年の5月から、実行できるかどうかが人生を大きく左右する「第二領域」のタスク、つまり
「緊急ではないけど重要なタスク」
を実行していくためのコーチングプログラムを運営してきました。
たとえば、運動、読書、語学、副業、投資、歯の定期検診、部屋の片付け・大掃除、転職・就職活動、人間関係や恋愛関係などなど、
「緊急性がない」と言う理由で、「重要なタスク」にいつまでも手をつけられず、後回しにしてしまうことで、
人生がいつまでたっても良くならないばかりか、むしろ時間の経過とともにどんどんやばい状況になっていく。
この大問題を解決するためのコーチングプログラムを昨年5月から運営してきました。
私自身は昔から、世の中にすでに存在するサービスや商品を販売しないことにしているので(というか性格的にできない)、
今回のプログラムも当然のごとく、リリース前の開発時はゼロベースで自分の頭で考えまくって、全体像をまず作りました。
それでも世の中に存在しないわけのわからないサービスを、読者さんに1から説明して、内容を理解してもらい、販売して、運営していくとなると、
数多くの課題が出てくるので、それらすべてを事前にシミュレーションして、一通り課題をクリアした上で
「これで行けるはず!」
という確信に近いレベルまで詰めて仕組みを作り、リリースしました。
それでも、実際にプログラムの運営をやってみると、新たに気づくことがたくさんあるわけです。
実際に運営を始めてから気づいたことの中で、特に大きかったことの1つが、
【 メンバーさんは、他のメンバーさんのTodoリスト・目標・目標達成までのプロセス・チャレンジなどに、大きく影響を受ける 】
ということでした。
もちろんメンバーさん同士が一定の影響を受け合う事は、普通に想定していた部分ではありました。
ただ、私が思っていた以上に、他のメンバーさんの状況に大きく刺激を受ける人が多かったということです。
また、特定のメンバーさんの事例を皆さんに紹介したときの評判も、想像以上に良かったのです。
プログラム内では、私とメンバーさんしか確認できない個別のダイレクトメッセージに加え、
参加しているメンバーさんなら、誰でも確認できるオープンなテーマ別のチャットも(プログラムの特典として)設置しています。
例えば、起床・就寝の目標を宣言して投稿するチャットや、Todoリストのチャットや、自分の目標を宣言するチャットや、雑談のチャット、成功事例を掲載するチャットなど。
こういったチャットは、よく使う人もいれば、時々使う人、使うことはほぼ無いけど必ず見ている人など、人によって距離感は様々です。
もともと任意での利用なので、このテーマ別のチャットとの距離感は人それぞれで良いのですが、
自分では使っていなくても、他の人の投稿をしっかり見ている人が意外に多くて驚きました。
私自身は管理者なので、チェックしたらほとんどスタンプを押しているのですが、メンバーさんは別にスタンプを押す義務はありませんので、
パッと見ではあまり他の人に見られてないように見える投稿もあるわけです。
ところが、実際は皆さんよく見ていて、他の人の投稿に大きく影響を受けたり、感動していたり、真似をしてみたと言ったことを、よく個別コーチングの時に話してくださいます。
私としてはそんなに感動したり、影響を受けたなら、それをコメント投稿してくれれば盛り上がるのでありがたいのですが、まぁそんなものは別に強要することでもありませんので笑
ただそういった形で、私が思っていた以上に、自分以外の他のメンバーさんの投稿・動向に、良い意味で刺激や影響を受ける人が少なくありませんでした。
この1年運営していたプログラムは、そのコンセプトや構造上、私と各メンバーさんの個別の深いやりとりはあっても、
メンバーさん同士の横の刺激の受け合いは、そこまで多くありませんでした。
毎週4時間行っているセッションでも、各メンバーさんがその4時間で何のタスクを実行するかは一緒に参加している人たちに宣言してもらうので、誰が何をしているかはわかるのですが、
そのタスクの内容は具体的にどういうものか、どういう目標の一環でそのタスクを実行しているのか、といった詳細は他のメンバーさんには、正確にはわからない仕様でした。
見方を変えると、数十人いるメンバーさんのそれぞれの目標や日々の取り組みやチャレンジなどは、
コーチで管理人の私1人が情報を独占している状況
とも言える感じでした。
これが単純に「もったいないな」と思ったのです。
毎週新しいことにチャレンジしている人もいれば、毎日ちょっとした新しい試みを実践している人もいれば、
膨大な数の目標を作って自分の限界を超えるように頑張っている人もいれば、
悪戦苦闘してもがきながら毎週のように様々な新しい工夫をして、少しずつどんどん良くなっている人もいれば、
しばらく調子が悪かったけど、ある時期から不死鳥のごとく蘇って、自分との戦いに日々努力している人もいれば、
自分が決めたたくさんのタスクを、淡々と華麗に実行している人もいれば、
人間関係や組織のしがらみに苦労しながら、様々な手法を駆使して、大量に情報をインプットしながら勉強している人もいれば、
幸せオーラ全開で日々楽しそうにタスクを実行している人もいれば、
今が人生の底だと認識して、這い上がるために頑張っている人もいれば…
・・・言い出したらキリがないので、この辺にしますが、
そんな感じで、1人として同じ状況・同じ環境の人はおらず、全員が、それぞれの状況で、自分の目標に向かって努力しておられます。
私なんかよりよほど努力している人もたくさんおられて、むしろ私が刺激を受けまくっている位です。
だからこそ、こんなに刺激的な情報を、クローズドにして私だけが独占しているのは、非常にもったいないと、ある時期から強く感じるようになりました。
プログラムのコンセプトである「緊急ではないけど、重要なタスク(第二領域のタスク)」をメンバーさん各自が実行する上で、
自分以外の他のメンバーさんの取り組みを知る必要性は、必ずしもありません。
必要性は無いのですが、他の人の状況もフルオープンになっていて、どういう人がどんなふうに日々頑張っているかがわかれば、
各メンバーさんが刺激を受け合うことになり、化学反応を起こして自分のやる気も高まり、
私の個別コーチングとの相乗効果が期待できるのではないか。
少なくとも1年間運営してきて、その可能性が非常に高いと判断できたので、
5月から一部リニューアルする第2期では、
【 情報をフルオープンにして、参加しているすべてのメンバーさんがお互いの情報を共有し、半ば強制的に刺激を受け合う仕組み 】
を導入することにしました。
もちろん、これまでの「コーチとの個別のやりとり(コーチング含む)」の部分は残しつつ、
ありとあらゆる様々な属性・業界・目標・年齢の皆さんのそれぞれの日々の取り組みを、
参加しているメンバーさんなら、いつでも互いに確認できる仕組みにする予定です。
より具体的な
【 メンバーさん同士で刺激と影響を大きく受け合う仕組み 】
の詳細については、近日改めてご紹介しますので、興味のある方はお楽しみに。
To Be Continued