- 2024-4-18
- 第二領域の話
こんにちは、中西です。
私が運営しているコーチングプログラムは、
「緊急ではないけど、重要なこと」
を、強制力を働かして実行していく、というコンセプトで作っています。
多くの人は、緊急性のあるタスクには取り組みやすいのですが(期限が迫っているため)、
緊急性が全然ないけど「重要なタスク」は、
「まあ、今すぐやる必要はないし、やるのも面倒だし、まだ後でいいかな(´ー`*)」
などと考えてしまって、「取りかかる」ことすら、なかなかできないことが少なくありません。
例えば、「副業を始めなきゃ」と思ってるのに、本業の収入もあるし、緊急性がないから、全く何も始めていない。情報収集すらまともにできていない。
部屋の片付けを一気にしたいのに、緊急性がないから、いつまでたってもできない。
家に人が来ることになってから(緊急性が高まってから)、大慌てで片付けをする。
歯医者の定期検診に行ったほうがいいと思ってるのに、別に痛みもないし、行くのも予約取るのも面倒なので、長期間ずっと検診に行っていない。
筋トレやジョギングを始めたいと思っているのに、別に今すぐ始めないと誰かに怒られるわけでも、誰かに迷惑をかけるわけでも、急に病気になるわけでもないので、ずっと「始める」事すらできていない。
・・・事例を言い出したら無限にあるので、この辺にしますが、要はこういった
「緊急ではないけど、重要なこと」
を、いかに実行していくことができるかどうかで、人生が大きく変わっていくということです。
緊急性の高いことばかりやっていたら、いつまでたっても仕事もプライベートも充実した、満足のいくものにならないんですね。
緊急性の高いタスクばかりやっているということは、お尻に火がついたような(あるいはそれに近い)状況になっていて、
その「目の前のやばい状況に対応しているだけ」だからです。
もちろん緊急性の高いタスクもやっていく必要があるのですが、それをやりながらも、いかに時間を確保して
「緊急では無いけど、重要なタスク」
を実行していくか。
ここに人生の勝負がかかっていると言っても過言ではありません。
そういう問題意識から、それらのタスクを実行するためのコーチングプログラムを作り、昨年5月からスタートさせました。
そして、先日お話ししたように、このコーチングプログラムは、
「強制では無いけど、強制力を働かせる」
という形で仕組みを作っていて、その柱となっているのが、
①週間目標の共有(個別コーチング)
②毎週1日×4時間のグループセッション
の2つの仕組みでした。
①についてもう少し詳しく話しますと、
週に1回、コーチの私に次の1週間の目標と、前の週に設定した週間目標の結果を報告してもらっています。
まず、これが全員必須のマストの報告ですが、
必要な場合は、週に1回だけでなく、
「1週間の真ん中で中間報告」
「毎日の報告」
をしてもらっています。
全員では無いですが、かなりのメンバーさんが、上記の「1週間の途中の報告」もしています。
「中間報告の義務」
があることで、週間目標に設定した複数のタスクの途中の進捗状況を、自分で振り返って把握することができます。
設定した目標ごとに進捗状況を報告する必要があるので、その時に
「あ、この目標は進捗が遅れている!残り3日だから、少しペースを上げて取り組まないと間に合わない!」
ということに自然と気づけるわけです。
また、人によっては週間目標として
「毎日必ずやるノルマ」
を設定している場合もあります。
事例を挙げたらキリがないですが、受験生なら勉強のノルマ、社会人の方なら本業のノルマ、
プライベートの有酸素運動・筋トレのノルマ、
読書や語学などのインプットのノルマ、
毎日瞑想や体操やアファメーションをしている人もいますし、
毎日日記を書いている人も、ブログなどのアウトプットをしている人もいます。
絵や音楽などの芸術関係をノルマにしている人もいます。
で、そういった
「毎日必ずやるノルマ」
については、毎日できたかどうかをチェックして、1週間分まとめて結果を報告してもらうパターンと、
そのノルマを実行できたかどうかを毎日報告してもらうパターンがあります。
毎日報告してもらう場合は、報告の「締め切り時刻」を設定してもらうことも多いです。
もちろん、その人にとって都合の良い「毎日の報告の締め切り時刻」を自分自身で設定してもらうのですが、
その時刻は千差万別で、午前9時の人もいれば、午前11時の人もいれば、18時半の人もいれば、23時の人もいれば、24時の人もいれば、26時の人もいれば、31時の人もいます笑
(31時=朝の7時。一般的には「翌日」に当たりますが、人によっては諸事情でまだ「前日の遅い時間」にあたります。ネタではありません笑)
私とのダイレクトメッセージは、LINEやメールのように「送信(受診)した時刻」が表示されますので、
「締め切り時刻に報告が間に合ったかどうか」
は、はっきりと明確にわかります。
この特質を利用して、時刻に間に合わなかった場合は、何らかのペナルティを課している人もいます。
もちろん、毎日の報告も、締め切り時刻の設定も、その時刻をいつにするかも、ペナルティーを課すかどうかも、
全部自分で判断してもらって、自分で決めてもらっています。
話の流れで私が提案する事はありますが(「毎日報告しますか?」「締め切り時刻は設定しますか?」など)、
本人がやりたくない・やる必要がないと言う場合はやりません(「じゃあ、やめときましょうか」みたいになる)。
いずれにしろ、報告をどれぐらいの頻度でやるか、どういう形で報告するか、締め切り時刻を設定するかどうかなど、
報告のやり方は、最終的に全てメンバーさん本人に決めてもらっています。
繰り返しますが、私から提案することや考え方のヒントを伝えることはあっても、強制することは一切ありません。
大体いい大人が、自分が納得しないことを無理矢理やらされて、うまくいくはずがありませんからね笑
(そもそもオンラインでつながっている関係性で、「強制力を働かせる」ことはあっても、
本当の意味で「無理やり強制する」ことは、物理的にもたぶん無理だと思います。)
そういうやり方をとっているので、
「週間目標の報告」「中間報告」「毎日の報告」
という形で、
「コーチに報告する」
(内容によっては他の全メンバーさんが見ているところで報告する)
という義務が課されるのが、ある意味このプログラムのキモといえます。
この「報告義務」により、自分1人ではいつまでたってもなかなか実行できない
「緊急ではないけど、重要なこと」
を、無理やりではなく、自然に第三者に後押しされる形で、実行できるようになるわけです。
それをメンバーの皆さんはよく
「いい意味で強制力が働いています」
「いいプレッシャーがあるので、どんどん実行できて楽しいです」
と言ってくださいます。
まあ私の言葉だけでは信用してもらえない可能性もありますので、近日中にメンバーの皆さんの感想をご紹介したいと思います。
ついでに言うと、個別コーチングの内容の話を文章だけでしていても、
「実際にどんな雰囲気でやっているか」
「実際のコーチングでは、どんなやりとりを行っているか」
といったリアルな部分は全く伝わらないと思うので、
普段の個別コーチングの収録音声も、近日一挙大公開しようと思います。
もともと品質向上のために許可を取って、個別コーチングの音声はほぼ常時録音してるので、膨大な量の音声があります。
その中からいくつか公開できそうな音声を選んで(もちろんメルマガで公開する事は本人に伝えて再度許可を取ります)、期間限定で公開予定です。
文章でくどくど説明するより、実際の個別コーチングの音声を聞いてもらったら、一発でどんな感じかわかってもらえると思います。
「百聞は一見にしかず」といいますが、この場合は、「百文は一聴にしかず」という感じですね。
このプログラムや個別コーチングがどんな感じか興味がある方は、楽しみにしておいてください。
(と言ってもただのコーチングのやりとりなので、あまり期待されすぎても困りますが笑)