- 2023-11-18
- 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは、中西です。
大リーグで活躍中の大谷翔平選手が、今シーズン最も活躍した選手に送られるMVPを受賞しました。
30人の記者が投票して決めるそうですが、2021年に続いて、30人の記者全員が1位に選ぶ満票での受賞。
満票で2回MVPを受賞したのは、大リーグ史上初だそうです。
今年はホームランを44本も打って、アジア人としては史上初のホームラン王になりました。
ピッチャーとしても活躍し、10勝をあげて大リーグ史上初となる2年連続の
「2ケタ勝利、2ケタホームラン」
を達成。
二刀流で、満票で、2回目のMVP
という前人未到の大快挙を成し遂げました。
イチローも2001年にMVPを受賞していますが、二刀流で満票で2回目と言う点では、イチローを超えたとも言えそうです。
ちなみに、年収は87億円だそうで、私の年収よりは若干多いようです。(本当は私の来来来世分以上(-。-;)
これほどとんでもない結果を出した大谷翔平選手ですが、やはり個人的に思い出さずにはいられないのは、彼の睡眠時間です。
彼の睡眠時間は、1日10時間以上、多い時で12時間だそうです。
日本人の平均睡眠時間が6時間強だったと思いますが、大谷選手はその約2倍も寝ていることになります。
誰よりも寝ている大谷選手が、誰よりも結果を出している。
これは果たして偶然でしょうか?私にはそうは思えません。
もちろん睡眠をたくさんとれば、それだけで結果が出せるわけではありませんが、
大谷選手が結果を出した重要な要因の1つとして、彼の十二分な睡眠時間があるのは間違いないと思います。
先日、私のコーチングプログラムのメンバーさんで、9時間睡眠をとって絶好調になった人の話を紹介しました。
そのメンバーさんは、それはそれは驚くほど興奮しながら、9時間睡眠を取ったときの自分のパフォーマンスの高さを私に話してくれました。
よっぽど9時間睡眠の効果がすごかったんだろうなと笑
また、こんな実験結果もあります。
毎日7時間半ほど寝ていて、自分は十分に眠れていると自覚している若者たちに、ベッドにずっと横になって、好きなだけ寝るように指示しました。
初日は10時間以上寝ていたのですが、これは一晩徹夜したあとの睡眠時間と大体同じ。
この好きなだけ寝ていい条件で毎日過ごしてもらったところ、初日こそ10時間以上だったものの、2日目からはだんだん睡眠時間が減り、
4日から5日ほど経過すると、睡眠時間が8時間半で固定されました。
その後はずっと睡眠が8時間半でした。
つまり、この若者たちは、本来8時間半睡眠が必要だったのです。
ところが、実際はそれより1時間短い睡眠で満足していた。
ここから何がわかるかと言うと、睡眠負債が蓄積していても、なかなか自覚症状が出にくいということです。特にそれなりに寝ている場合。
そうすると、実際はベストな状態ではなく軽く睡眠不足なのに、それが普通の状態か、十分寝ている状態だと思い込んでしまう。
しかし、本当に十分に寝る体験をすると、これまで十分だと思っていた睡眠時間は、実は足りてなかった事に気づくということです。
前述の9時間睡眠で絶好調になり興奮していたメンバーさんも、実はその9時間睡眠の絶好調が、本来の通常の状態なのかもしれません。
実はほとんどの人が、様々な都合で十分な睡眠が取れないことが当たり前になりすぎて、
軽い睡眠不足の状態&実はそこまで調子が良くない状態が、自分の「普通の状態」だと知らない間に思い込んで行く。
こんなことが世界中で起こっているのではないかと思いますね。
私もたまに8時間半ぐらい寝て、その調子の良さにびっくりすることがあるのですが、それが本来の自分なのでしょう。
「本来の自分」
の感覚を忘れている人は、一度、週末などに思い切って8時間・ 9時間の睡眠をとってみるといいかもしれませんね。
大谷選手の10時間睡眠も、彼にとっては必要以上に惰眠をむさぼっているのではなく、想像以上に難しい
【 誰よりも寝る 】
こと自体が、彼なりの「超一流の仕事」なのかもしれません。