- 2019-9-26
- 勉強のストレス解消法
こんにちは、中西です。
前回はドライアイの話でした。
簡単にポイントだけ復習すると、目を覆う涙が減るドライアイを放置すると、集中力低下どころか目の病気になるリスクもある。
そこでセルフチェックとして
【 12秒以上瞬きができなかったら、ドライアイの可能性が高い 】
ので、眼科医院で診察した方がいい、という話。
今回はこの流れで、涙と集中力の関係について。
悲しい映画を見たり、何か大変なことがあって涙を流している人をみると、なんとなくとても辛そうに見えますが、
実際のところ、涙を流すことで「ストレス解消」になることが判明しています。
東邦大学名誉教授で脳生理学が専門の有田秀穂医師の実験で、「フランダースの犬」や「火垂るの墓」のビデオを成人に見せて、脳の血流量を測定しました。いかにもな映画です(笑)
その結果、ビデオを見た20人のうち9割が涙を流しました。
泣き始める1~2分前に大脳にある「前頭前野」の血流量がゆるやかに増え、泣く直前の10~20秒前には急増したようです。
同時に心拍数や血圧も上がり、興奮状態になりましたが、泣いた後は血流量も低下し、元に戻りました。
「前頭前野」は前頭葉にある部位で、人間らしさを司っている非常に高度な働きを持っている場所です。
そこが反応したということは、人間独自の「悲しくて涙する」と言う感情が動いたといえるわけですね。
さらにその後心理テストをしたところ、泣いた人は緊張・不安・混乱・怒りなどの度合が小さくなっていて、「すっきりした」という感想が目立ちました。
ロート製薬が2012年12月に社員を対象に行った調査でも、泣いた後は「気が晴れた」「より楽しくなった」など、気持ちが前向きに変わったという回答が65%に達しています。
涙を流すと副交感神経が優位になって、リラックスしてストレスが減り、夜に眠るときのような状態に近づくようです。
悲しい映画をみたり、実際に悲しい体験をしても、涙を流せば人間の脳はスッキリするわけですね。逆説的ですが、たぶん人間の脳の防衛機能かなと思ってます。
だから最近ストレスがたまってとか、スッキリしてない気がする人は、あえて泣ける映画をみて涙を流すのも1つの手ですね。
その後の集中力も高まること間違いないでしょう。
個人的には、あえて「泣きマネ」するのもいいかなと思ってます。私が2時間の動画の冒頭でやったみたいなやつです(笑)。
形から入って俳優になったつもりでやってみると、感情がそのようになるので、「泣きマネ」もやれそうな人はストレス解消がてらやってみてください(つД<)・゚。くれぐれも一人のときに!
私も1分ほどやってみたのですが、想像以上にすっきりして驚きました。ポイントは感情を込めることです。悲しい涙でも嬉しい涙でもいいです。
いやーまさか「ウソ泣き」がストレス解消につながるとは思いませんでした(笑)今後けっこう使えそうです。゚ヽ(゚´Д`)ノ゚。
それではまた。