- 2019-5-7
- 勉強の習慣化
こんにちは、中西です。
ここしばらくは「新しい習慣のはじめ方」「継続のコツ」といったテーマでお話ししています。今回もこの流れで。
「1日あたりわずかずつでも継続すると膨大な量になる」といった話はよく聞きますが、ピンとこない人は具体的な数字で計算してみると分かりやすいです。
例えば「1日15分」だけ何かに取り組むとします。 どんなに忙しい人でも15分なら取れると思います。
これを1ヶ月続けるとどうなるかと言うと、
15分×30日=450分=7時間半
になります。 7時間半と言うと、社会人で言えばちょうど平均的な1日の労働時間です。
つまりたった1日15分しかやっていなかったとしても、それを1ヶ月続けると、
「丸1日労働したのと同じ時間を費やしたことになる」
ということです。あるいは、
「1日15分だけ残業(補習)したら、1か月後には丸1日休みが取れるヽ(´∀`*)ノ」
というちょっとひねった表現をしても、大筋では間違ってないかと。
例えばアルバイトで、
「1日15分だけ余分に働けば、1ヶ月後に丸1日“有給休暇”の休みをあげるよ」
(有給休暇=休んでいるのに給料は1日分もらえる休暇のこと)
・・・と言われたら、結構多くの人が15分余分に残業するんじゃないでしょうか(笑)
あくまでイメージですが、「1日15分だけ続ける」というのは、1ヶ月後にそれぐらいの積み重ねになるということです。
しかもこれはわずか1日15分だけ・1か月だけのシミュレーションの話ですからね。
1日20分、30分、45分、1時間・・・と増えるほど当然差は開きますし、2ヶ月・3ヶ月・半年・・・と継続期間が長くなるほど、 とんでもない差になっていきます。
というわけで、継続することのパワーがいまいちピンとこない人は、こんな感じで具体的に数字にしてみるとわかりやすくなることは多いです。
今回は一か月でシミュレーションしましたが、たとえ1日15分でも、もし高校三年間ずっと続けたとか、大学四年間ずっと毎日続けたら「すごいことになる」のは十分分かるかと思います。
さらに社会人で本当にすごい人は、3年・4年どころか、10年・20年・30年以上続けていますからね。
「自分には才能がない」という人は多いですが、継続する人は多少の才能の無さなんて吹っ飛ぶぐらいに圧倒的なスキル・知識を身につけられます。
地味な話なので面白くない話なのは私も分かってるのですが(笑)、こういうもっと本質的なことのウケが悪いということ自体が、「世の中には継続できる人が少ない」ことを物語っているとも言えるわけです。
「1日わずかずつ積み重ねる」ことの偉大なパワーをぜひ理解して、人生にうまく利用して行ってほしいと思いますね。
それではまた。