- 2012-3-30
- 1ヶ月100記事企画, その他・雑談, 人間関係・友人関係
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
私はこれまで、かなりの数の受験に関する質問を受けてきました。
それで今でも頻繁に感じるのですが、こんな言い方をして申し訳けないのですけど、
質問の仕方がヘタな人が多すぎる(*_*)
ということをいつも感じます。
これは単なるグチを言いたいのではなく、該当者の方の今後のためを思ってあえて書きますが、
「質問の仕方がヘタ」だと、ものすごく損をするのです。
「質問の仕方」というジャンルのノウハウ本がたくさん売っているくらいですから、実は奥が深いです。
そもそも「質問の仕方がヘタ」というのはどういうことかといいますと、質問された相手が「どう答えていいのかわからん(;`O´)」と感じてしまう質問を投げることです。
いろんなパターンがありますが、一番多いのが「質問が漠然としている」パターン。
質問の内容が
「はじめまして。私は数学の成績が悪いです。今後私はどうすればいいのでしょうか?」
だけだったり。「いや、知らんがな(*_*)」という言葉が頭をよぎってもさすがに言いませんが、
もうちょっと具体的な情報がないと、何も回答できないです。あるいはまともに回答したら本1冊分くらいになります。
この手の質問をしてしまう原因は3つ考えられます。
1、質問する相手に対し「この人は、ちょっとだけ情報を言えば何もかもすべて推測し、すべて的確に答えられるだろう」と、相手を万能な人間だと思っている。
2、細かい情報を言うのがめんどくさい。ちょっとだけ状況言うから、あとは全部答えてね、という丸投げのスタンスになっている。
3、1・2の両方。
一番多いのが1ですね。「1を聞けば10を即答できる万能人間」だと思われてることがあります(-_-)
ただ、すべてに共通するのが、「その質問だと相手は非常に答えづらいことに気づいていない」ということです。
他人から質問を受けたことがないなら当然かもしれませんが、質問には答えづらい質問と、答えやすい質問があります。
それは「内容が答えづらい」ということではなく、「質問が漠然としすぎていて、どう答えていいのかわからない」ということです。
先生に質問に行くときも同じで、「先生、この問題がわからないんですが・・・」とだけ言われても、先生は何から答えていいかわかりません。
先生はその場で、50分授業バリにあなたに1から解説をしないといけないのでしょうか?
そうではなくて、「どこまではわかっていて、どの部分がわからないのか」を質問しないといけないです。
「全部わからないんです(ノд-。)」ということであれば、そもそもそんな状態で質問に行ってはいけないのです。まず自分でやれるところまでやらないと。
そして質問をするなら、とにかく具体的に、とにかく絞り込んで質問することです。そうすれば、的確で具体的な回答が得られます。
質問ベタを直す最大のコツは、質問される相手の立場になって「どんな形で質問すれば、相手から望む回答が得られるか」を事前に考えることです。
これは別に難しいことではないです。ほんの少しだけ想像力を働かせれば予測できるかと。
「ヘタな質問からは、ヘタな回答しか得られない」という言葉がありますが、これは真理です。
質問するときは、相手から的確な回答を得るためにも、
事前に「どんな形で質問すれば、相手から望む回答が得られるか」をしっかり考えた上で、質問するようにしてほしいと思います。
P.S
ちなみに本文とは関係ない話ですが、質問の良し悪しに関係なく、中西へ質問をした場合は回答が返ってくる確率は低いです。
申し訳ないのですが、これはブログ開設当初からのスタンスで、有料サービスで質問をしている人がいるのに対し、
無料で何でもかんでも質問に答えていては、有料のサービス利用者に対して失礼に当たるからです(あくまで私の見解です)。
また、中西の時間の都合上も回答・返答に割ける時間は極めて少ないため、物理的にすべての質問へ回答はできません。
頂いたメッセージ・メールにはすべて目を通しておりますし、返答・回答もできる限りはしていますが、
いただく質問・メッセージの数自体が非常に多いため、中西へ質問した場合の返答率は低い旨、あらかじめご了承下さい。
この点は以前からブログに何度も書いているのですが、最近はあまり伝えておりませんでしたので、
質問が返ってこなくて不快な思いをされた方が、もしいらっしゃったらすいません。
上記のような事情なので、申し訳ないのですが中西への質問・メッセージについては「運が良ければ回答があるかも」くらいにお考えください。
このブログは開設当初からそのようなスタンスで運営しておりますので、大変恐縮ですがご理解頂ければ幸いです。