- 2016-7-21
- 勉強計画の立て方, 夏休み・冬休み・春休みの勉強法
こんにちは、中西です。
ここ数日で夏休みに突入した人も多いと
思いますが、夏休みの最初にやっておく
べきこととして、前回は「大掃除」の重要性
の話をしました。
そしてもう一つ、夏休みの初めにやって
おくべき作業が、言うまでもなく
「勉強計画」の作成です。
この作業無しに、その日その日のノリだけで
「受験の天王山」を制覇する(最大限有効
に使い切る)ことはありえないと思ってください。
手順としては、まずは夏休みの終わりまで
に達成させたい目標を設定します。
ここでいう「目標」というのは、あくまで
「具体的にどのテキストをどこまでやるか
(何回やるか、何章までやるか)」
という“数字で計測できる目標”であること
がポイント。
「夏休みの終わりの模試でA判定をとる!」
「夏休み後のテストで学年20位に入る!」
みたいな目標ではありません。そういう
目標も重要ですが、今回の目標とは別に
してください。そうではなく
「やったのか、やれなかったのか。
途中までなら、どこまではやれたのか。
夏休みの終わりにハッキリ計測できる目標」
をまず作ります。
その目標を夏休みの終わりまでに達成
するためには、何日までに、どのあたり
まで進んでいる必要があるかを決めます。
お盆などもありますのでそれらも踏まえつつ、
基本的に1週間単位でわりふるのが
わかりやすいです。
なお、計画は遅れることが多いので、
なるべく前倒しぎみに、前半で飛ばす
ぐらいの計画がおすすめ。
また、目標は基本的にすべて達成すること
を当然目指しますが、自分の中で
「とくに絶対に達成させなければならい目標」
を1個~少数決めておくのもポイントです。
するとより重要な目標を常に意識できるので、
勉強にメリハリもつきやすくなります。
この勉強計画の作成は、夏休みにおいては
かなり大事な作業になりますので、朝から
晩まで頭をフル回転させて、丸1日使って
考えてもいいくらいです。
もちろんそんなにかからないなら無理に
時間をかける必要はありませんが、
計画作成の時間は目安として
「トータル時間の5%」
ぐらいまでなら使っても大丈夫です。
40日の夏休みの計画作成なら
「最大2日」くらいかけて
もいいということになります。
まあ実際はそんなにかからないでしょうけど、
目安はそんな感じです。
軽々しくさらっと流して作った勉強計画より、
多少時間をかけてでも、真剣に考え抜いて
作った勉強計画のほうが、その計画内容が
潜在意識に入りやすくなりますからね。
すると、夏休み中その計画を強く意識し
続けられる可能性が高まることになり、
つまりは目標の達成率も高くなっていくわけです。
なので「じっくり真剣に計画を考える」のは、
こういうタイミングではとくに重要になります。
このタイミングで作る「夏の勉強計画」は
受験全体を通してもかなり重要な鍵を
握っていますので、
ぜひあらためて時間をとって、じっくり
この夏の計画を考えてみてほしいと思いますね。
それではまた。
「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、
計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。
故に、夢なき者に成功なし。」吉田松陰