- 2012-1-5
- センター試験対策, 受験を突破するマインドセット, 未分類
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
早いもので、2011年も残りあと4日となりました。
プレッシャーをかけるつもりはありませんが(笑)、
センター試験まで残り2週間ちょっとです(*_*)
そこで今回は、センターを受ける、受けないに関わらず、
こういう本番直前の時期にもっとも必要となる
マインドセットの話をします。
最近私がブログでマインド否定の文章をいくつか書いたので
マインド肯定の話をするのは
ちょっと矛盾するように思うかもしれませんが、
実はまったく矛盾はないんですね。
「マインド」にはいくつか意味があって、
私が否定しているマインドというのは、
「意志の強さ」のことなんです。
「意志の強さ」に頼った集中力・勉強の生産性アップというのは、
まあ見事にうまく行きません。
今回お伝えするマインドは、いわば「心構え」のほう。
「心構え」や「考え方」といった意味でのマインドは、
受験勉強の生産性に直結する場合が少なくありません。
私が今回あなたにお伝えしたい、この直前期にあたって
極めて重要なマインドセットというのが、
【 寸暇(すんか)を惜しむ 】
というマインドセット。わかりやすく言えば
「ちょっとした時間も無駄にしないぞ!」
という覚悟を持っているかどうかですね。
1つ参考になる例があります。
私が運営しているOCP(受験勉強オンラインコーチング・プログラム)にはいろんな受験生
(高1、高2、資格試験受験生も含む)がいますが、
その中でも、とくにテンションの高いメンバーが数人います。
OCPは活字メインのやりとりなんですが、
にもかかわらず、超ハイテンションで勉強しているのが
ヒシヒシと伝わってくる受験生というのが数人いて、
彼ら彼女らは、周りのメンバーに
とてつもない元気を与えてくれているんですね。
発する一言一言がとても熱くて、
まるでスポーツでもやってるみたいに受験勉強をしてるんです。
そのハイテンションメンバーの一人に
Aさんという高3の女の子がいます。
このAさん、今年の夏前まで運動部で部活ばっかりやっていて、
夏からようやく本格的に受験勉強を始めて、
8月からOCPに参加してくれています。
彼女の言葉はとても熱くて、
私はもう「Aさん語録」という
彼女の熱い言葉をまとめた
電子書籍を出版しようかと思うほどのレベル(笑)
で、このAさんが最近OCPでこんなことを言ってました。
「5秒あれば1単語できる!!」
この一言だけでも、彼女のテンションの高さ伝わるのではないでしょうか(^^)
今の時期、こういうマインドセットが入っているかどうかが重要なんですね。
実のところ、彼女の成績は、
志望校に合格できる「余裕」といったものはほとんどありません。
それどころか、先生からも友達からも、
志望校の合格を信じてもらえてないという環境で戦っています。
まさに崖っぷち!
ここで人は2通りに分かれます。
「こんな成績だし、もう本番まで時間もないし、
多少寸暇を惜しんでも何も変わらない。」
と考える人。それとは逆に
「1分1秒を無駄にしないで、本番ギリギリまであきらめないぞ!」
と考える人。
さて、あなたが合格の女神様なら、
どちらに合格をプレゼントしたくなるでしょうか?
もちろん後者のタイプですね。Aさんもそのタイプの一人。
なぜ後者のタイプが合格の女神様に微笑んでもらえる可能性が高いかというと、
先日ブログでも書きましたが、この2週間~3週間弱というのは、
それまでの数ヶ月分にも匹敵させることが可能だからです。
(詳しい解説は12月26日の記事をご覧ください)
「2週間ちょっとしかないから、寸暇を惜しんでも無駄」
と考えるのか、
「この2週間を完璧に過ごせば、まだまだ可能性はある」
と考えるのか、
結局勝負を決めるのは、
この考え方(マインド)次第だということです。
「5秒あれば1単語できる!」というのは、
大げさでも何でもなく事実です。
あなたは5秒あいた時に、
さっと単語をチェックできる準備をしていますか?
洗面所やトイレに暗記物の紙を貼っていますか?
歯磨きをする数分を「鏡を見てるだけ」なんて無駄なことをしてませんか?
トイレでぼーっと用をたしてませんか(笑)
玄関のドアに貼っておけば、
家を出るとき必ずチェックすることもできますよ。
枕元に暗記する物を置いておけば、
寝る前に1~2分でもチェックできますよ。
「寸暇を惜しむ!」というマインドセットが本当に入ったなら、
工夫はいくらでもできるのです。時間はいくらでも生まれるのです。
ただし、勘違いしてはいけませんんが、
睡眠や休憩はしっかりとって下さいね。
これを削ってまでやろうとするのは、本末転倒。
「寸暇を惜しむ」というのは、睡眠や休憩を削ることではなく、
それら必要な休息をしっかり取った上で、
残りの時間で「寸暇を惜しむ」
ということなのです。
考え方を変えれば、見える世界が変わります。
「センターまで、もう2週間ちょっとしかない」ではなく
「センターまで、まだ2週間ちょっとある」と考えられるかどうか。
現実とは、自分の心が決めるのです。
「残り2週間と少し」という時間が秘めている可能性を、
くれぐれも勝手に矮小(わいしょう)化しないようにして下さいね。
現実も、可能性も、結局は自分自身が決めていることなのですから。