- 2021-1-5
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こんにちは、中西です。
2021年になって今年の目標を作成しようとしている人も多いと思います。
そこで今回は目標設定のコツの1つをお話しします。
それは何かと言うと
「自分でコントロールできないことを目標にしない」
と言うことです。
目標には「自分でコントロールできる目標」と、「自分ではコントロールできない目標」と言うものがあります。
ところが両者には明確な線引きをされているわけではないので、その違いが分かりにくくなっていて、
つい間違って「自分でコントロールできない目標」を設定していることがあるのです。
この場合最初から「自分でコントロールできることとは別の要因」で目標が達成するかが決まっているので、目標設定の時点で間違っているわけです。
例えば受験生で言えば、「次の模試でA判定をとる!」という目標は一見素晴らしい目標に見えますが、
模試でA判定を取れるかどうかは、その時の模試の難易度や参加者のレベルなど、自分のこれからの努力とは無関係の要因にも大きく左右されます。
それを目標にしたところで、達成できるかどうかは運の要素もあり、自分の努力でコントロールできる範囲外の要因で決まります。
したがって「次の模試でA判定を取る!」というのは目標としてあまり賢いやり方ではないと言うことです。
それよりも例えば
「次の模試までにこの問題集を2回繰り返す!」
と言う目標であれば、その目標を達成できるかどうかは自分でコントロールできる範囲内にあるので、
自分なりに工夫して努力していくことで達成することが可能です。
結果としてA判定にも近づくでしょう。
仮に達成できなかったとしても、どの程度達成できなかったかも一目瞭然なので、振り返りや改善もしやすく、その後の勉強に生かしていくこともできます。
個人的な経験で言うと、ビジネスで「売り上げ」を目標にするのも、
「自分でコントロールできない目標」なので、作るだけ無駄と言う経験則があります。
私の場合売り上げと言うのは「ざっくりした希望」を3パターンぐらい用意しておくくらいです。
例えば、1ヵ月ほど前に動画編集者の養成講座MPA (ミリオンプロアカデミー)と言う教材(価格約5万円弱)をプロデュースしましたが、
例えば、1ヵ月ほど前に動画編集者の養成講座MPA (ミリオンプロアカデミー)と言う教材(価格約5万円弱)をプロデュースしましたが、
先行予約キャンペーンのリリース前に考えていたのは、購入件数が
30件は最低行きたい。
50件なら御の字。
70件なら成功。
…と言うざっくりした希望位でした。これは目標でも何でもなく、単なる自分の中の本当にざっくりした予想・目安です。
こういった目安を全く何も作っていないと、その新商品がうまくいったかどうか、今後販売していく可能性がどの程度あるか、などが見えてこないからです。
過去の経験上、ここで「売り上げ目標」なんか作ったところで何の意味もありません。リリースしてみないとどれぐらい売れるか(何人が購入するか)なんて、さっぱりわからないからです。
結果は150人ほどの方にご購入いただき、「成功」と定義していた件数の2倍以上の方に購入いただきました。
その数字を事前に予想することはできないので、最初の段階で売り上げや販売件数を目標にしたところで、ほとんど意味がなかったわけです。
つまりそれは「自分ではコントロールできない目標」になるので、この場合に売り上げの金額や販売件数を目標にする必要はない、ということになります(あくまで私の今回の場合)。
模試の判定や売り上げはあくまで一例ですし(売り上げ目標を設定している事業者もいるので)、
それが自分でコントロールできる範囲の目標なら問題ありませんが、
大体これは何でもあてはまり、勉強・仕事・スポーツ・習い事・プライベートの習慣化などでも同じです。
と言うわけで、いろいろと目標を設定しようとしている人も多いと思いますが、
自分の目標が「自分ではコントロールできない目標」になっていないか注意しておいてください。
うまくいかなかった時に、「自分の努力が足りない」のではなく
「単に目標設定の仕方が間違っていた」
という場合もあり、その場合無駄に挫折することになりかねないので。
「自分でコントロールできる範囲の目標」
を設定するのが圧倒的におすすめですね。
それではまた。