- 2015-1-2
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こんにちは、中西です。
つくづく思うのですが、
人間の記憶というのは
本当に当てにならないものです。
たとえば、あなたはこの2日間に何を食べたかを
今すぐ、スラスラと、言えるでしょうか。
たぶんほとんどの人がすぐに
スラスラ言うのは無理でしょう。
2日くらいならまだ大丈夫だとしても
1週間となるともうお手上げのはず(笑)
この1週間の食事内容をよどみなくスラスラ
言える人は個人的にはちょっと怖いです。。
このあたりの食事の記憶へのあいまいさが
現状認識を甘くして肥満を招いているとして、
それを克服しようとしたのが
すべてを記録するレコーディングダイエットでした。
食事に限らず、記憶というのは
どんどん忘れていきますし、
なぜか都合のいい記憶だけが
残りやすかったり、時には思い出が
都合よく書き換わることすらあります。
この脳の記憶のあいまいさに焦点を当てた
映画・ドラマ・漫画なども多いですね。
実のところ、受験勉強というのも結局は
どんどん忘れていく&あいまいな
「記憶との戦い」
という側面が強いわけです。
そしてここからが重要なのですが
これほどまでに記憶というのは
あいまいなものだからこそ
【 記憶に頼らない 】
という考え方が、あらゆる点において
重要になってきます。
記憶に頼らないとしたら、
では何に頼るのか?
言うまでもなく
【 「記録」に頼る 】
ということです。
よくスポーツ選手などが
「『記録』ではなく『記憶』に残る試合をしたい」
などと言う事がありますが、
実はそう言っている人でも
試合にのぞむ前の練習においては
記憶よりも「記録」を超重視しています。
練習メニューや時間管理、
自分の体力、食事など
あらゆることを記録して、
正確に自分の過去~現状を認識しながら
技能を向上させているのです。
受験勉強もまったく同じで、
試合(=試験)にのぞむまでの間、
あいまいな記憶はなるべく信用せずに
可能な限り、記録に頼っていく方が賢いです。
▼試験までの目標を書き出す
▼Todoリストを作成する
▼Todoリストの達成率を出す
▼勉強時間をメモする
▼今日の目標・意気込みを書く
▼一日の振り返りを書く
▼弱点ノートをまとめる
▼大事なアイデアをノートに記録する
▼カードにまとめる
▼模試ノートを作成する
▼何かうまく行かなかったら
原因をメモしておく
▼成功したときに成功要因をメモしておく
・・・などなど、あらゆるケースにおいて
記憶には頼らずに「記録」を重視したほうが
長期的にはうまく行くケースがほとんどです。
当然ですが、センター試験まで残り2週間ほど
であっても同じです。むしろ、そういう時期ほど
より「記録に頼る」ことの重要性が強くなります。
だからこそ、センター試験ラストスパート合宿も
こんな年始からわざわざ開催しています。
2週間の目標設定も勉強計画も、日々のTodoリストも作らず
フィーリングで感覚的に勉強を進めてしまうと
天才でもない限り、ラスト2週間を無駄にすごしかねません。
つまるところ、記憶とは非常にあいまいなことが多く
自分に都合のいいことしか覚えておらず
時に嘘もつく・・・・ってなんだかまるで
浮気を繰り返す悪い男みたいですが(笑)
そんな自分の脳内の“悪い男”にだまされない様に
記憶より「記録を重視する」という考え方を
最後まで、常に頭の真ん中に入れておいてください。