- 2012-1-1
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早稲田集中力研究会の中西です。
新年あけましておめでとうございます!
今年も残りあと365日となりましたね!
(↑一度言ってみたかっただけ(-_-;)。すいません)
さて、世間ではお正月ということになっておりますが、
受験生の方にとっては、お正月をゆっくり味わう
どころではないのは、もはや言うまでもないかと思います。
よりによってテレビの誘惑も一年でMAXの時ですので、
くれぐれもこの甘い誘惑に負けないようにしてほしいと思います。
ちなみに、こういった誘惑に負けないようにするためには、
「我慢してテレビやマンガを見ないようにするぞ!」
などと、「我慢する」ことに意識を向けないほうがいいです。
「我慢」なんてものは、短時間なら可能かもしれませんが、
まる1日とか、正月3日間とか、冬休みの間とか
長期間にわたって我慢することは、多くの場合挫折する結果になります。
「我慢する」ということは、イメージとしては、
数分ごとに襲ってくる甘い誘惑にその都度
「いや、ならん!それはならんぞ!(>_<)」
などと、イチイチ自分の弱さと戦わなければならないということです。
たしかに「我慢」すればその誘惑にも、何回かは勝てるでしょう。
でも、誘惑の襲ってくる頻度は、1回2回で終わりじゃないわけです。
毎日何十回、何百回と襲ってきて、その都度
「いや、ならぬのじゃ!(*_*)」
などと対応せねばなりません。
で、我慢して20回くらいは耐えられても、21回目の誘惑あたりで
「いや、ならぬ・・・のじゃぞ・・・」
となり、22回目には、
「いや、だから、ならぬといっておろうが・・・」
となり、23回目には
「仕方ない、今回は休憩がてら、ちょっとだけじゃぞ(-_-)」
などと「休憩がてら」といった都合のいい言い訳が浮かび、
24回目には
「今日はもう仕方ない、例外の日としようぞ」
などと、なんか知らぬ間に突然その日が休日になり、
翌日には、何を我慢してたかすら記憶にない状態・・・
みたいなことが起こるわけです。
なぜこうなるかというと、「我慢しよう!」としたから。
「我慢」しようとしたら、ほとんどの場合どこかの段階で負けます。
で、自己嫌悪ワールドへ。
ではどうすればいいかというと、「我慢する」ではなく
「環境を変える」ということが重要なのです。
「環境を変える」というのは、さらに言えば
「物理的に誘惑を断ち切る」
ということです。
一番わかりやすい例は、自習室ですよね。
自習室に行けば、もうテレビもマンガもありません。勉強しかしようがない。
そういう環境に行けば、「誘惑を我慢する」という発想自体が
もう頭からほとんど消えます。
なにも我慢する要素がないのですから、
心理的に辛くない状態で、勉強にも集中できるわけですね。
私たち人間は、想像以上に視覚から影響を受けています。
視界にチラチラTVやマンガが映ってしまうような環境では、
いくら我慢を続けても、
20回に1回、30回に1回は、負けてしまう可能性が高い。
よって、「意志を強く持つぞ!」とか言って我慢するのではなく、
【「我慢は必ずどこかで挫折する」という前提で、勉強方法を考える】
方が、圧倒的に確実で、しかも心理的にも楽なのです。
この前提となる考え方が間違っていると失敗します。
「誘惑を我慢する」という考え方はやめましょう。
「我慢は必ず挫折する」のです。
少なくとも、そういう前提に立って考える。
そう考えると、「物理的にそもそも誘惑のない環境」で
勉強をするのが一番確実。
ただ今は年末年始ですから、
よほど生徒の立場を考えいる塾や学校でない限り、
ふつうは自習室も学校の図書館も閉まっているかと思います。
私が運営しているOCPの受験生には、
遠くに住んでるおばあちゃんの家や親戚の家に行って、
完全にふだんとは環境を変えて勉強している人が数人います。
おばあちゃんの家には何もないようなので(笑)、
それであれば勉強する環境として適しています。
「マックなら年末年始に開いているからそこで勉強します」
という人もいました。
ファミレスも営業しているところは多いようで、
そこで勉強してる人もいます。
どうしても家でやるしかないなら、
テレビやマンガのある自分の勉強部屋ではなくリビングでやる。
リビングにテレビがある家なら、
逆に自分の部屋にこもって、
「一人合宿だ!」とか言って、
部屋から出ないことを家族に宣言する。
両方にテレビがあるのなら、勉強部屋からテレビを出してしまう。
コンセントを抜くくらいでは甘いです。
「休憩がてら5分だけ♪」の誘惑に負けて、
ついコンセントをつけてしまいますから(N西さんの体験談)。
もうテレビ自体を部屋から追い出すのです。
さらに、テレビが視界に映るとアウトなので、
可能ならご家族の方にお願いして、
勉強部屋に食事を持ってきてもらう。
「大事な時期だから、どうしてもお正月の誘惑に負けたくないからお願い!」
と説明すれば、きっとわかってくれるはずです。
ポイントは、「視界に誘惑が映らない環境」に行く(or作る)こと。
「我慢する」のではなく、そういう
「視界に誘惑が映らない環境に行く(or作る)」
ことを考えましょう。
そうすれば、誘惑を我慢して、
いちいち心がグラグラゆれてしまう無駄な時間は消え、
「我慢しながら勉強する」というストレスもなくなり、
落ち着いて目の前の勉強に、集中できるようになります。
では、今回は以上です。
センター試験も間近ですが、ぜひ後悔のない
納得できる冬休みをすごしてくださいね。
2012年も何卒よろしくお願いいたします<(_ _)>