- 2012-8-14
- 志望校・進路の決め方
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
どんな分野においても、
一流になれる人、成功する人というのはごく少数ですが、
実は1つのことを極めて、誰もが認める
“一角(ひとかど)の人物”
になるコツというのは、
実はそれほど難しいことではないと私は思っています。
(私はまだ一角の人物ではないですが)
そのコツとは、結局は何かの分野を極めたいなら、
【 10年間続けることができるかどうか 】
という点が、勝負の分かれ目になるということです。
もちろん死に物狂いで四六時中、集中して取り組めば
もっと短期間でマスターできる場合もあるでしょうし、
才能が大きく左右する分野において
生まれつき才能があれば、
10年どころか2~3年もしないうちに
世間から高く評価されることもあるでしょう。
ただ、そういう好運な例をのぞいて、
誰にでも、どの分野でも、
ある程度以上共通する一般法則として考えるなら
「10年間、継続し続ける」
というのは、その分野で一流になるための
普遍的な法則だと思うのです。
スポーツでトップに立っている人も
間違いなく10年は続けています。
1~2年しかやってなくて、その分野でトップに立ちましたヽ(´ー`)ノ
なんて話は聞いたことないです。
若い一流のスポーツ選手でも、
結局いつからそのスポーツをやり始めたのかを調べたら
幼少期~小学校の低学年ぐらいからで、
もう10年以上そのスポーツに取り組んでいたりします。
あのイチローですら、脚光を浴びるまでに10年以上かかっています。
どんなに若手の人気漫画家さんでも、最初のヒットが出るまでは
漫画(絵)を描きはじめてから
10年くらいは経っています。2~3年なんてありえないです。
あるいは芸能界で10年以上活躍しているタレントがいたら
間違いなくその分野では実力者です。
(もちろん「テレビで時々見るね」というくらいではダメでしょうけど)
何かの事業で起業した人たちも、
10年後には95%が消えてしまうことが調査でわかっています。
たとえ小規模な会社でも、ただ10年間存続しているだけで
周りがみんな勝手に消えて行って、実質のトップに立っているのです。
このあたりを鋭く指摘した有名な言葉があるのですが、
それを最後に1つご紹介して終わりましょう。
これは私の昔の同僚が教えてくれたのですが、
イエローハット創業者の鍵山秀三郎氏の言葉で、
「10年偉大なり、20年畏るべし、30年で歴史になる」
という言葉。
「継続は力なり」といいますが、
力どころか、30年やれば歴史にもなるということです。
30年・・・そう考えると、私なんてまだまだ本当に
ひよっ子も甚だしいのですが、
私がこの仕事を始めるときに、
上記の「10年間の法則」やこの鍵山さんの言葉が頭にあったので
「一生続けられるテーマは何か?」
という視点から入りました。
「今儲かるジャンルは何か?」なんて発想は
ありませんでした。
みんな「今儲かるジャンル」ばかり探して
途中で継続できなくなって
10年もしないうちに消えていくのを知っていたからです。
10年、20年、30年と継続するつもりでやっていると
仕事や進路で余計な迷いもなく、粛々と歩んでいくことができます。
みんな途中で消えていくので
辞めずに続けて行くだけで
10年もすれば、周りを見たら誰もいない。
勝手にトップ1%になっている。
それがわかっていると、すごく楽です。
「これを続けるかどうか」などと迷うこともありませんし、
「あっちの方が儲かるかも」と焦ることもありません。
ということで、大成できるかどうかは
「10年以上続けられるかどうか」が最大の秘訣であり、
実にシンプルな話なのです。
だから、何かを始めるなら、
「最低10年は続けられる分野」
を選べるかどうかが、カギを握ります。
あなたが10年以上続けられるテーマは何ですか?
細々とでも、曲がりなりにも、
10年間ずっと続けたら、
必ず誰もが認める一角の人物になれると思います。