- 2014-4-27
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中), 受験勉強のスタート準備, 合格体験記の活用法
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
今回は、合格体験記を読むときのコツについて。
受験勉強をスタートさせるときに合格体験記を読んでおくことは、私は必須だと思っています。
その最大の理由は、学校や予備校では教えてもらえない、先輩の“生の情報”がふんだんに掲載されているからです。
で、この合格体験記を読むときに、ぜひ頭に入れておいてほしいポイントがありまして、そのポイントというのは、
【 複数の先輩の体験記を読んで、その「共通点」を見つける 】
ということです。
通常、合格体験記を読む場合は、一人分だけの体験記を読んで終わることはないかと思います。
とくに自分が志望する大学に合格した先輩の体験記であれば、複数人の体験記を読むことになるでしょう。というか、読んでおくべきなのです。
もちろん、その中には結果的にあまり自分には役に立ちそうにない情報も含まれてしまうはず。
しかし、全部で100ある内容のうち、自分にとって役立つ情報がたとえ2つ3つでも含まれているのであれば、
その2つ3つの有益な情報を見つけるために、のこりの97~98の既に知っている情報や、あまり自分とは関係ない情報を読んでしまってもいいのです。その2つ3つの有益な情報を見つけることが目的ですから。
これはあくまで受験スタート時の一時期の話ですので、生の情報は広い範囲ですくいとって、そこからとくに自分にとって使える情報を見つけていくという方法がいいのです。
その「とくに自分にとって使える情報」を見つけるコツというのが、複数の体験記の中から「共通点」を見つけるという読み方になります。
たとえば、前回の記事で、私が受験生になったとき、そのスタート当初にエール出版の早慶合格者の体験記本をまとめて読んだと書きましたが、
このときに複数の先輩がどんな参考書・問題集を使っていたのかを、全科目にわたってチェックしていきました。
すると、科目ごとに多くの先輩たちが共通して同じ参考書を使っていることがわかってきたりするのです。
他の参考書を使っている先輩ももちろんいるわけですが、科目や分野によっては、体験記の執筆者全体の6~7割が同じ参考書を使っていることもありました。
すると、あまり変わった参考書を使うよりは、その6~7割の先輩が使っていた参考書を自分も使ったほうが、うまく行く確率が高いと考えられるわけです。
この「共通点を見つける」という読み方は、参考書に限らず、受験生としての生活パターンや休日・夏休みの勉強の仕方、模試の受け方、過去問のやり方などなど、あらゆるジャンルで使える読み方です。
当然ですが、自分に合わない場合は、最終的に自分に合っているもの・方法だけを採用すればいいわけですが、
最初の段階では合格者の「共通点」を探しだし、その方法をまずは自分も試してみるのが、一番効率的で賢いやり方だと私は思います。
なにもこんなところで、天の邪鬼になってオリジナルな方法を編み出しても仕方がないのです(;´Д`)
というわけで、合格体験記を最初にまとめ読みするときは、その人たちの「共通点」を意識しながら読んでみるようにしてみてください。