- 2013-8-19
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
受験勉強には、「早めにやってしまわないといけないこと」という種類の勉強や作業が発生することがあります。
まあ、そもそもすべての勉強が、どれも「早めにやってしまわないといけないこと」ではあるのですが、
その中でもとくに「これ、早めにやっておいたほうがいいよな」と思われる勉強・作業があるわけです。
たとえば、今の時期でいえば、「夏期講習の復習を終わらせる」とか「夏休みに受けた模試の復習を完了させる」とか、
「○月○日の模試の申し込みをする」とか、もっと細かい作業でいえば「数学で次にやる問題集を本屋に探しに行く」などなど。
こういった「早めにやってしまわないといけない」と自分の中で思っている勉強や作業というのは、
できる限りあと回しにしないで、無理矢理に時間をとってでも、さっさと終わらせてしまったほうがいいです。
というのは、こういう「早めにやるべき」と思われる勉強・作業というのは、あと回しにしてしまった場合、
【 放置した時間に比例して、心の中でモンスター化していく 】
という法則があるからです。
「モンスター」というのはもちろん例えですが、つまり心の中でその「早くやらなければならない」勉強や作業が、その「放置した時間に比例」して、どんどん重いイメージに肥大化して行くということです。
これはもうOCPメンバーの各種報告からも、私自身のこれまで数々のことを放置してきた経験からも(←自慢にならん)明らかなのです。
上の例でいえば、「数学の夏期講習が終わったら、すぐに復習を終わらせて、次の勉強に進もう」と心の中では思っていたのに、
他の勉強にかこつけて、つい何日間もそれを放置してしまう。
それが4日、5日、1週間と経つにつれて、不思議な話ですが、その「数学の夏期講習の復習」という勉強のイメージが、
どんどん自分の中で巨大化して大きくなっていくわけですね。
まるでモンスターが育っていくかのように、時間とともにどんどん大きくなっていきます。
別の言い方で表現するなら、その勉強のイメージが「重くなる」ということです。
この悪いイメージは、上記のとおり「育つ」(゚д゚;)ものなので、放っておいた時間が長くなればなるほど、
自分の中で手に負えなくなるほどの「重いイメージ」に育ってしまうのです。
1~2ヶ月くらい放置してしまった日には、到底自分一人ではやっつけられない怪物のように思えてきます。知らぬ間に怪物に育っているのです。
しかし、それはあくまで「心の中のイメージ」の話ですので、実際にやってみたら、
「あんなにドデカい怪物だったのに、拍子抜けするほどあっさりやっつけちゃった。。」
みたいなオチになることが非常に多いわけです。
もともとはモンスターでも何でもなく、ただイメージが大きく育っただけですから当たり前といえば当たり前。これが私が大発見した(?)
【 放置した時間に比例して、心の中でモンスター化していく 】
という法則です。
心理学で「人は接触した回数に比例して、その対象に好感を持つ」というザイオンス効果というものがありますが、
今回の心理法則は、まさにその真逆。「放置した日数に比例して、その対象に嫌悪感を持つ」ということですから(笑)。
まあ、たぶんこれは「真逆」の2つの法則というよりは、「同じ」1つの心理法則なのかもしれませんね。
いずれにしろ、こういう心理法則が存在するのであれば、一番損なパターンは「早めにやるべきことを、何日間も放置し続ける」という行為です。
これが一番損。ムダに対象のイメージが大きくなって、取りかかるのが重くなっていくだけです。
ほとんどの作業は、実際にやってみれば「あれ?意外にあっさり終わっちゃったよ・・・(@_@)」と思うことが大半ですからね。
放置すればするほど、どんどんあなたの中にモンスターが育っていきます。
「これは早めにやっておいたほうがいいな」と思う勉強や作業は、少し無理して時間をとってでも、
モンスターが大きく育ってしまう前に、早め早めにやっつけてしまってください。