- 2026-4-21
- 石油危機・イラン戦争
こんにちは、中西です。
今回の石油危機で私は、ホルムズ海峡が封鎖された2月28日以降、かなり早い段階で、これから起こる危機をさまざまな角度から予想しました。
その時の予想はほとんど間違っておらず、この1か月ほどでどんどん現実化していっております。
ただ、私の中で一つだけ甘く見ていたことがありました。
それは、「水道は大丈夫だろう」という予想です。
少し前からお話ししている通り、下水の処理が危機的状況になっています。
私は最初、下水などもまったく危機の予想に入っていなかったのですが、調べていくと、下水を処理するときに重油が使われるので、このままホルムズ海峡が封鎖されたままですと、確実に下水処理ができなくなります。
これがどれほど恐ろしいことを意味するかというのは、すでに何度か解説しましたので、わからない方はAIで聞いてみてください。
一瞬でゾッとする回答が出てくるはずです。
今回取り上げたいのは、上記の通り、水道が止まってしまうリスクです。
今回は石油の輸入が途絶える危機だから、水道水は大丈夫だろうと勝手に思ってしまっていたのですが、
実は下水だけでなく、上水の水道まで止まる、もしくは1日の中で限られた時間しか使えなくなる可能性が高まっています。
なぜかというと、水道水から水が出るためには消毒が必要で、その消毒に次亜塩素酸ナトリウムという消毒剤が使われるからです。
一般的に呼ばれている、いわゆる塩素のことになります。
この消毒剤がなければ、法律上も衛生上も、水道から水を流すことができなくなります。
しかもこの消毒剤は工場で作られているので、今回の石油危機では、工場を動かす電力が足りなくなったり、工場の機械を動かすための潤滑油がなくなって、工場を動かせなくなるリスクも高まっていますし、何より、消毒剤を入れる容器も石油由来ですので、消毒剤自体があっても、入れ物がなくなるわけです。
さらに、容器の問題をクリアしたとしても、それを運ぶトラックが軽油とアドブルーの枯渇により動かなくなりますので、消毒剤が上水場に入ってこなくなる可能性は相当あるわけです。
すると、水の消毒ができないので、水道に流せなくなり、断水の判断を自治体がする可能性は高いです。
とはいえ、水が止まったら生きていけないので、水道水は流れてくるけれど、飲料水や料理には絶対に水を使ってはいけないという強いお知らせが自治体から入ってきて、トイレの水を流したり、手を洗うときぐらいしか使えなくなる可能性は高くなります。
しかも手を洗った場合も、そのままだと不衛生なので、アルコールで消毒する必要も出てくるわけです。
水道からの水が汚くなっても、煮沸すれば飲める場合もありますが、その場合、電気やガスなどを使いますので、一人3リットル必要な1日の飲み水を、煮沸で作り出せるかは何とも言えません。
これから普通に節電や計画停電になっていくのは確定的なので、煮沸は微妙な気がします。
いずれにしろ前提として、一人1日3リットルの飲み水をできる限り用意しておく必要があります。
今ならまだ普通の価格でペットボトルの水も手に入りますので、なるべく可能な限り備蓄しておいた方がいいですね。
さらに、アウトドア用の携帯浄水器も意外と安くありますので、そういうものも一つ置いておくと安心だと思います。
食料が手に入らなくなるだけでなく、水まで飲めなくなるなんて、子供の頃に見た北斗の拳の世界みたいですが、冗談抜きで北斗の拳の世界がこのままだと間もなく現実化します。
正常性バイアスが最大の敵ですので、ぜひ、水についての対策も進めておくことを強くお勧めします。


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