- 2023-12-25
- 受験を突破する健康管理術
こんにちは、中西です。
今回は、非常に身近な病気で、誰でもなるリスクがある「糖尿病」がテーマです。
私も糖尿病のリスクを考えない日は1日もないほど、常に注意しています。
では、本編をどーぞ!
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【今日のFocus】
「世界では過去30年で、
糖尿病の患者が大幅に増えている」
【解説】
イランのケルマーン医科大学が世界189カ国の1990〜2019年における糖尿病の発生率・死亡率を調査する研究を実施しました。
その結果、世界のすべての地域で、糖尿病の発生率が大幅に上昇していることがわかりました。
一方で、平均死亡率は2005年までは上昇傾向だったものの、それ以降は低下傾向が見られることがわかりました。
つまり、糖尿病はこの30年で大幅に増えているが、死亡率は低下しているということです。
研究者によると、糖尿病の発生率が大幅に増えた原因として、肥満や運動不足、不健康な食習慣のほか、高齢化や診断機会の増加・診断技術の向上が考えられるようです。
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<編集後記(雑談)>
私が常に意識しているのは、糖尿病は非常に身近な病気であり、かつ非常に厄介な病気だと言うことです。
これを頭から忘れる日は1日もないと思います。
糖尿病予備軍は国内で1100万人いるそうですから、糖尿病患者1000万人と合わせると合計約2000万人。
ざっくり日本人の約6人に1人が糖尿病、もしくは糖尿病予備軍と言うことになります。いつ自分がなってもおかしくないと考えるべきでしょう。
糖尿病には、1型と2型があり、食事等の生活習慣に影響を受けているのは2型の方です。
食事療法で相当なところまで改善させることはできますが、1度なってしまうと治らないので、基本的には生涯付き合っていく必要があります。
私の母が在宅介護の仕事をしているのですが、昔から母によく言われたきたのが、
「若い人でも糖尿病になって足を切断している人もよくいて介護してるから、あんたも注意しときや」
と言う忠告でした。
30代・ 40代でも糖尿病から障害者になり、介護が必要になっている人も少なくないようです。最近のニュースで20代の糖尿病患者が増えていると言う話もありました。
実際母の仕事は基本的に老人介護ですが、糖尿病の患者さんの場合は時々若い年齢の人も介護していました。
また私の祖母が糖尿病だったので、糖尿病は遺伝の要素も大きいため、よりリスクが高いので注意しなさいということだったようです。
ある調査では、先進国では年収の低い貧困層になるほど、痩せるより肥満になる傾向があり、糖尿病になる確率も上がることがわかっています。
年収が少ないと低価格のジャンクフードを手にする確率が上がり、そういう食べ物ほど低価格の原料で作られていることが多く、炭水化物などの糖質を取りやすくなるから、という内容でした。
私自身は、食事で血糖値をかなり意識しているつもりで、あとは日ごろから運動を欠かさなければ何とかなるだろうぐらいに考えていますが、
年齢が上がるにつれて油断していたら簡単に糖尿病になりそうで、糖尿病についてはいつも頭の片隅にあって注意しています。
糖尿病になると他の病気との合併症もありますし、寿命も短くなりやすいことがわかっていますから、身近な病気のわりに健康リスクは非常に高いです。
この30年で死亡率が低下しているとは言え、発生率は大幅に高まっていて、かつ一度なってしまうと厄介なので、これはもう生涯ずっと注意し続ける必要がありそうですね。
【参照】
世界の糖尿病30年で大幅増、死亡率は低下へ|最新医療ニュース(時事メディカル)