- 2024-9-11
- 勉強のストレス解消法, 受験を突破するマインドセット, 受験生が陥る不安・焦りの対処法
こんにちは、中西です。
私が運営するコーチングプログラムのメンバーさんには、様々なライフハックや自己啓発系のテクニックを実践している方が多数おられます。
日記などのアウトプット系のライフハックを実践している人も多いのですが、
やはり何らかの形で「自分の内面にあるもの」を(特に活字で)アウトプットするのは、様々な効能があるのがよくわかります。
本日も、数週間前から毎朝あるアウトプット系のノウハウを実践しているメンバーさんが、興味深い話をしていました。
そのノウハウの名前は、
【 モーニングページ 】
というものです。簡単に言うと、
「頭に思い浮かんだことをひたすら書きまくる」
と言うシンプルなテクニックで、その名の通り朝に実践します。
そのメンバーさんに伺ったところ、アニメ・漫画評論のトップで以前「レコーディングダイエット」を大ヒットさせたこともある岡田斗司夫さんが紹介されていたとのこと。
私も少し調べてみましたが、岡田さん独自のノウハウということではなく、海外でも知られているノウハウのようで、それを岡田さんが紹介していたようです。
これを実践すると、どういうメリットがあるかと言うと、複数あるのですが、メンバーさんの実感としては、
①頭の中が整理される
②メンタルが強くなる
③悪い状況にも揺らぐことなく対応できる
④朝に行うことで1日の調子が良くなる
そんな感じのようでした。
特に何か嫌な出来事や調子が悪くなるような状態があったときに、これを朝にやることで、
今自分に必要なことがわかったり、何をやるべきかが見えてきたり、不安が解消されたりして、心身が整った状態で1日を過ごせるようです。
ちなみに、そのメンバーさんの実践時間は20分から長い時で40分位との事で、紙に手書きで書くのもポイントのもよう。
この「紙に手書き」というのも、他のアウトプット系のライフハックでも共通しています。
科学的な研究でも、デジタル入力より手書きの方が脳が活性化されることがわかっています。
現代は多くの人が毎日長時間デジタル機器を使っていると思いますが、あえて朝の脳がクリアな状態で、手書きで紙に思いついたことを、思いつくまま書きなぐる。
これは脳からすると、ある種の「非日常の体験」とも言えそうです。
別のメンバーさんにこの話をしたところ、「写経」とも通じる部分があるかも、ということでしたが、
確かに写経も「目の前の紙に手書きする行為に没頭する」と言う点では、共通しています。
やはりこういうアナログなことに没頭する経験が、現代人には(というより脳には)必要なのかもしれません。
写経との違いは、モーニングページだと書き出すことで、内側をアウトプットすることですね。
思いついたことを書き出すことによって、その文字情報が、視覚から再び脳に入ってきます。
このプロセスが、モーニングページ(を始めとするアウトプット系のライフハック)にはあるのですが、
実践している人は、皆さんメンタルに何らかの好影響が出ているとおっしゃっていて、長期的に実践していく習慣として、日々のルーチンに組み込んでおられます。
繰り返しますが、やり方は、朝起きたら紙に手書きで思いついたことを書きなぐるだけ。
この現代では非日常となる体験が、疲れた脳を元気にする可能性があります。
そのメンバーさんは20分以上ということでしたが、時間がない方は10分ぐらいでもいいと思います。
何かメンタル的に調子が下がり気味の時は、よかったら、モーニングページを試してみてください。