- 2023-1-19
- 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは、中西です。
昨日は、私が「原因不明の寒気」に襲われた話をしました。
幸い、その後しっかり睡眠をとったら、とりあえず寒気は治まりました。いやー、体温が普通って最高ですね笑
それにしても、「悪寒戦慄」とやらではなくてよかったです。名前の響きが怖すぎるんですよホント。。ホラー映画のタイトルじゃあるまいし。
全く想定していなかったのですが、読者さんにご心配をかけてしまったようで、様々な情報を複数の読者さんからいただきました。
情報をご提供下さった皆様、本当にありがとうございますm(_ _)m おかげさまで現在は回復いたしました。
睡眠をとったら改善したので、睡眠不足が原因(の1つ)だった可能性が高そうです。
よく考えたら、その寒気が襲った前日は、20時から人とアポイントが入っておりました。
にもかかわらず、(おそらくさらにその前日の睡眠不足で)夕方ぐらいから猛烈な眠気が襲ってきたので、そのアポイントの前に仮眠を取ろうと思っていたのですが、仕事が押して仮眠を取れず。
結局そのまま時間が来てしまい、20時から23時半ぐらいまで、3時間半もぶっ通しで会話していました。
その間、アポ直前までの眠気は完全に消えていたのです。
そのアポはミーティングに加え、相談に乗りながらコーチングをしてるような内容で、まぁ楽しい時間だったのですが、相当脳を使っていたのは間違いありません。
で、その日の夜は夜更かしは全くしてませんが、次の日の起床時間を考えると睡眠時間は少なめだったのです。
ところが、「眠気」はありませんでした。
この「眠気がない」というのが1番厄介で、実は睡眠負債は「眠気」と言う形で現れるとは必ずしも限らないのです。
結局、私はその日の夕方ごろに寒気に襲われたわけですが、原因が睡眠不足だったとしたら、アポの直前の強い眠気からつながっていて、前日分の睡眠不足だけでなく、最低でも
「直近数日分の睡眠負債」
が原因だったのではないか、と自己判断しています。
睡眠負債というのは、一般的に思われている以上に簡単に蓄積されるので、自分では睡眠時間から考えて、睡眠をとっているつもりでも、実は睡眠負債が蓄積されていることがあります。
研究では、6時間だと睡眠が足りていない可能性は非常に高く、意外に思われるかもしれませんが、7時間でも足りていない事は少なくありません。
それがはっきり分かる実験もありまして、その実験では、健康な被験者10人を、14時間も無理矢理ベッドに入れて調査を行いました。
実験前の10人の平均睡眠時間は7.5時間。
そして、この10人には好きなだけ眠ってもらいます。そうしたら1日目も2日目も皆13時間ほど眠ったんですね。
しかし、その後は徐々に睡眠時間が短くなって、ベッドの中で5時間も6時間も起きている状態が続きました。
最終的に3週間後に、平均睡眠時間が8.2時間に固定されて、その後はずっと8.2時間。
この意味わかります?
つまりですね、この10人にとって、理想の睡眠時間は8.2時間だったと言うことです。
問題は、本当の理想の睡眠時間は8.2時間なのに、実際の平均睡眠時間は7.5時間だったので、この差の0.7時間≒約40分だけ、睡眠負債が蓄積されていたと言うことです。
そして、何より怖いのは、この1日あたりたった40分の睡眠負債ですら、それを取り戻すのに「3週間」もかかっていると言うことです。
この実験結果からわかるのは、睡眠時間的に自分では充分寝ているつもりでも、実際はそうでないことが少なくなく、
さらに睡眠負債は一度蓄積されると、取り戻すのに何週間もかかる、と言うことになります。
1日2日しっかり寝たからもう回復!とはならないわけです。
つまり、私は昨日の寒気から一晩しっかり寝て、寒気自体は消えましたが、私の睡眠負債もまだ解消できていない可能性がかなり高い!(正直なところそんな感覚はあります(-。-;)
というわけで、睡眠負債が蓄積されていくのはわりと有名な話ですが、それを
「取り戻す」
のは(数週間という単位で)とてつもなく時間がかかるので
「週末に眠ればいいや」
といった形で、後で1日2日でまとめて寝て取り返そうとするのは危険なのでご注意ください。
日ごろから極力、睡眠負債がたまらないようにすることが、非常に重要と言えますね。
この場合、私が言うと説得力があるんでしょうか、ないんでしょうか笑
それではまた。