- 2019-12-5
- 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは、中西です。
ここ何回かは、集中力を高める上で欠かせない「睡眠」に関する話をしています。
ここまでお話ししたテーマは、
「厚生労働省の睡眠12箇条」
「ショートスリーパーを目指すのは超無駄」
「目覚ましのスヌーズ機能はダメ」
…と言う話、さらにスタンフォード大学医学部の西野精治教授の著書
より「睡眠に課せられた5つのミッション」のとして
「脳と体に休息を与える」
「記憶を整理して定着させる」
というお話をしました。
今回もこの流れで、睡眠のミッションについて。三つ目の今回は
「ホルモンバランスを調整する」
という機能になります。
実は睡眠中にも多くのホルモンが働いていて、脳はそのバランスを制御しています。
簡単に言うと健康をコントロールしていて、良質な眠りを取ることができれば、生活習慣病の改善にも繋がることが分かっています。
逆に睡眠を制限したりすると、脂肪細胞から分泌される「食欲を抑制するレプチン」が減少し、胃から分泌される「食欲を増すグレリン」が増えてしまいます。
つまり食欲を抑制しにくくなり、食欲が増してしまうので、平たく言えば
「睡眠不足になると太りやすくなる」
ということです。これは経験的にもわかる人は少なくないんじゃないでしょうかね(ノ_-。)
睡眠中に分泌されるホルモンで特に重要なのはグロースホルモン(成長ホルモン)です。
大人の場合は、この成長ホルモンのおかげで代謝が正常化されたり、細胞が修復したり、筋肉や骨が強くなったりします。
その名の通り、成長期の子供が多く分泌するホルモンですが、大人になっても睡眠をとると分泌されるわけです。
「熟睡できた翌朝は肌がツヤツヤしているヽ(´∀`*)ノ」みたいな経験がある人も多いと思いますが、これもまさに成長ホルモンのおかげ。
「肌のツヤ」というのは要は「皮膚の保水量」が多いということですが、この皮膚の保水量は睡眠で上がります。
肌の水分量というのは成長ホルモン(や性ホルモン)の影響を受けるので、成長ホルモンが分泌される睡眠の後は肌の水分が増えて、ツヤツヤしているわけですね(ノ∀`*)ノ
肌がツヤツヤしているのは自分でも鏡を見たりしてわかるので、健康的な睡眠がとれていると言う自信にもつながり、気持ちも前向きになりやすいです。
なお、成長ホルモンは入眠してから90分の間に最も多く分泌されます。
なので最初の90分にしっかり眠れるかどうかがかなり重要になるのですが、例えば寝る前にアルコールやカフェイン系の飲み物を飲んでしまった場合、
最も大事な最初の90分の眠りが浅くなり、成長ホルモンが十分に分泌されないリスクが高まります。
したがって就寝前にそういったものを口にしないことも重要ですね。
というわけで睡眠にはホルモンバランスを整える効果がありますので、睡眠不足を続けるとこのバランスが崩れて不健康になっていくので、この観点でも十分注意しておきましょう。
それではまた。