- 2021-3-27
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こんにちは、中西です。
日中に集中するためには「十分な睡眠を取っておく」必要があるのは言うまでもありません。
睡眠効率を高めるための工夫の話はこれまでたくさんしてきましたが、就寝する時に寝つきが悪くて困っている人も少なくないと思います。
この解決策も複数あるのですが、今回は世間的にあまり知られていないシンプルかつ効果的な方法を一つご紹介します。それは、
【 翌日にやるべきことを Todoリストにして書き出す 】
ということです。
要するに「次の日のTodoリストを作る」だけの話なのですが、実はこれをやるだけで、寝つきが良くなることが分かっています。
アメリカの大学の研究で、18歳から30歳の健康な若者を2つのグループに分けました。
一方のグループには「翌日(or近日)中にやらなければならないこと」を書き出させ、
もう一方のグループには「過去数日の間にやったこと」を書き出させました。
その後被験者たちは、研究室で眠るように指示され、睡眠の状態を図るという実験です。
この実験の結果わかったのが、翌日のTodoリストを書き出したグループは、もう一方のグループに比べると、9分間入眠が早かったのです。
9分間と言うと短いように感じるかもしれませんが、睡眠薬を処方した時の寝つきの良さと同じレベルなので、薬を使った時と同じぐらいの効果があると言えます。
研究者によると
「 Todo リストを書き出すことで、脳が不安から解放された」
からではないか、とのことです。
ここでいう不安というのは、無意識に感じている
「明日何をやらなければならないんだろう?」
という不安です。
何も考えないで翌日に起床したら、その時になって初めて結構大変な1日と気づくかもしれません。
それが明確に分からないまま就寝しようとするせいで、脳が不安を感じてしまい、入眠が遅くなっている可能性がある(仮説)ということです。
有名な研究で、「不安なことを紙に書き出す」と不安が軽減されて、メンタルの状態が良くなる、というものがあります。
この効果は複数の研究で実証されていますが、それと同じような効果が働いたのではないかと。
要するに脳にはワーキングメモリーというものがあるので、処理できるスペースにはある程度限りがあるわけです。
そこで余計な不安を視覚ではっきりわかる形で外に書き出すことによって、 脳が解放されてリラックスして安心できるのではないかということです。
翌日何をやることになるのか明確にわからないままだと、その不安や不安を処理するために脳がエネルギーを使ってしまい、入眠も遅くなる可能性が考えられるわけです。
まあそもそも入眠の問題に関係なく、このメルマガでも何度もお伝えしていますが、
普通に翌日の生産性を高めるためにも「翌日の Todoリストを作っておく」のは大事ですからね。
もし寝つきがイマイチと感じる場合は、脳が無意識のうちに「翌日何をやらなければならないか」で不安になっている可能性がありますので、
翌日の ToDo リストを書き出してから布団に入るようにしてみてください。
入眠が良くなるだけでなく、翌日やることを書き出した安心感と自己肯定感も高まり、
気持ちよく眠れる上に、翌日も前向きに良いスタートを切れるはずです。
それではまた。
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